第99回全国高校野球選手権大会ー第13日目・準決勝ー | Mの独り言

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高校野球好きなシンガーソングライター藤川麻理麻(ふじかわまりお)の日常生活のちょっとした出来事を綴っています。

   今日は第99回全国高校野球選手権大会、準決勝の日。
  恒例の甲子園に行く日です。

  秀岳館が3季連続ベスト4なら私は3季連続三塁側アルプスから一塁側アルプスとなりました。

  いつもは試合を見ながらこれ書いていますが、今日は応援に行っていたので試合終了後に書いています。

  この夏のベスト4がこちら。

【ベスト4】
花咲徳栄(関東・埼玉) →自分の周りの一番人気
東海大菅生(関東・西東京) →SUGAO MIX
天理(近畿・奈良) →ミラクル明豊にミラクルさせなかった
広陵(中国・広島) →中村くんが特にすごい

  今大会は特に得点力が高く、準決勝も点がよく入りました。
  記録も生まれた準決勝。
  何かもうすごいです。



〇第一試合 天理×広陵
  三塁側アルプスということで広陵の応援です。
  広陵はずっと強豪校としか当たっていません。
  2回戦の秀岳館との試合は秀岳館に気持ちを傾けながらも広陵じゃないかと思っていたということもあって、その後は広陵をずっと応援してきました。
  もちろんいつものように全力応援を決めていたのですが、誤算がありました。
  広陵の関係者席がめちゃくちゃ広くて普段私が座っている辺りは全て関係者席。
  いつもより上目の席に座り、掛け声とかわからなかったので主に手拍子、拍手での応援となりました。
  まあ、周りの方々も一般の高校野球ファンと言うより、広陵を応援しに来た感じの方が多かったようで、応援はしやすい環境でした。

  先制が広陵、中村の2点本塁打、今大会自身5本目で清原の記録に並びます。
  大会本塁打数も65本目。
  天理に同点にされてからの勝ち越したけども、逆転されるという流れの中で、やっぱりこの人が打つのです中村。
  新記録の大会自身6本目の本塁打で勝ち越し。大会通算本塁打も66本目。
  6づくしですよ。イニングは5回ですが。
  7回には安原(大会通算60本目)の2点本塁打は打たれたものの(大会通算67本目)、広陵ペースで試合は進み、9回にも丸山の本塁打(68号本塁打)で広陵がダメ押し。
  このまま試合終了も見えた感じでしたが、天理の反撃。
  これは天理と明豊の試合の再現かと思った。

  ところで、私は気になる選手の写真を撮っているので、今回は中村選手の全打席を撮っていました。
  何打席中かわかりませんが、2本塁打と1安打の瞬間に成功。
  成功というか、全部手ぶれが酷くて、2本目の本塁打に関しては足元しか写っていません。
  成功っつーか失敗やろ(苦笑)。
  で、気づいたのですが、中村選手ってあんまりバット振らない、振らないというより見極めるのです。
  振ったときはほぼ仕留める時。
  安打の確率が高いのでバット振った瞬間にシャッターを押せば大概安打の瞬間が撮れるようになっていました。
  さて、実はこの9ウラ、私は写真を撮りたいと思っていた人がいたのに撮ってないことを後悔していました。
  通算本塁打60本目の安原選手と61本で更新した山口選手。
  この二人の打席撮ってない、と気づいて、9表の守備の時に守備の写真を撮りました。
  ウラの天理の攻撃が三番からで二番の山口選手は回ってこないだろうと思い諦めました。安原選手は一人走者が出れば一応回ってくるけど、でも、広陵応援しているので、できれば抑えてほしいと思っておりました。
  でも、安原選手に回って来ちゃったんです。
  そりゃ撮りますよ。
  撮ったら適時打打ちました。ぎゃー。
  アウトを取れぬまま、もう1本適時打を浴びてリリーフの平元が降板となり、再び先発の山本が登板します。
  一死満塁で代打登場に準々決勝の明豊の9ウラの代打三好の史上初の代打満塁本塁打が頭を過ります。
  今大会だったらそいういうことあり得ちゃう、怖い怖い。
  で、私は気づくのです。
  これ、山口に回るんじゃないの?
  回ってきたら相当ピンチじゃないか、と。
  一番の宮崎が押し出し。
  あれ??
  ここで満塁本塁打が出たら、サヨナラじゃないの??
  ここまで来てサヨナラは勘弁だよ、と広陵を応援している立場として思うわけです。
  普通だったら考えられないことが今大会は起こっている。
  ヤバくない?
  でも、山口は記念に撮っておきたいというマニア心理?で手を震わせながらシャッターを切る私。
  スイングの瞬間だったら何か打たれそうなので打席に入っているところだけで、ここは気持ちを押さえて、あとは最後のアウトを取ることを祈る。
  そして、最後は空振り三振で試合終了!!

  ハラハラ、ドキドキでしたが、広陵は天理を下し、10年ぶりの決勝進出を決めました!!
 
  すごいですね、今大会は何故もこんなに見るのもしんどい試合ばかりなんだ。
 
  インタビューで中井監督は何と仰ったのだろう。
  「たまたまです」って仰ったかな?
  たまたまなんかじゃないです。
 
  ここまで来てたまたま残ったチームなんて一つもありません。
  って思います。
  まあ、中井監督は謙遜なのだろうけど。

  特に中村くんの存在がすごいです。
  本塁打とか打率はもちろんですが、今日も守備でスクイズ封じのダイブ?で併殺を取っています。
  確かに中村くんの存在が際立っていますが、中村くんを中心にしっかり回っているのが広陵の強さです。

  間違いなく優勝の鍵を握るのは中村くんです。
  10年前にあと一歩まで迫った優勝。
  優勝してほしいですね!

  広陵12-9天理。



〇第二試合 花咲徳栄×東海大菅生
  花咲徳栄は負ける要素が見つからない、隙のないチームのイメージ。
  東海大菅生は勢いを感じるチーム。

  第二試合はどこで見ようかなーってツイッターで呟いたら、花咲徳栄応援してという意見が2通ほど来たので、どちらかというと私も気持ちは花咲徳栄に傾いていたこともあり、花咲徳栄側にお邪魔しました。
  移動時間もあったので、既に応援団辺りは埋まっていて遠いところになってしまいました。
  でも、こちらも広陵同様に花咲徳栄を応援に来ている人がメインだったようです。

  初回得点ができなかったのは準々決勝でもそうだったと思ったのですが、先制されたのは初めてです。
  しかも得点のされ方がすごく悪くて、暴投や失策が絡んでだったので、らしくない点の取られ方。
  序盤は点の取り合いが続いて試合が何だか落ち着かない感じ。
  どっちが先に落ち着けるかな、というところで先に落ち着いたのは多分花咲徳栄。
  中盤は点が入らない展開でしたが、ようやく8回に花咲徳栄が勝ち越し。
  この回の先頭打者が東海大菅生の名手・田中の失策だったということもあり、完全に花咲徳栄が勝ったと思いました。
  そうしたら、またもや9ウラ。
  一体何回9ウラに動くんだろう、この大会。
  花咲徳栄の岩瀬君だったか、後ろに逸らすような形(記録は安打)で走者を出して、追いつかれて、まさかまさかの延長。
  最終的に延長11回に花咲徳栄が得点を挙げて勝ったのですが(具体的に覚えていない(汗))、気がついたら花咲徳栄は9得点。
  全試合で9点以上を挙げている。
  すごい!!
 
  チーム力的には花咲徳栄、勢い的には東海大菅生と思っていましたが、花咲徳栄が勝利となりました。

  らしくない中で勝利をもぎ取った花咲徳栄は強い。

  あと、この両チームは応援も人気です。
  花咲徳栄はレパートリーが豊富でいろいろ聴けて楽しかったです。
  東海大菅生はやっぱり「SUGAO MIX」。
  反対側のアルプスの盛り上がりはよく見えるもので、SUGAO MIXの時は青と白のメガホン?が揺れに揺れて左右だけじゃなく上下の動きもあって、とてもきれいでした。
  思わず動画に撮ってしまうほど。
  急に撮ろうと思ってしまったので、タブレットで撮ったのですが、野球観戦にはカメラだけじゃなくビデオカメラも必要かもしれない。荷物が増える・・・。
  脅威を感じる踊るアルプスも久しぶりな気がしました。

  あと、花咲徳栄の太刀岡くんのユニフォームが真っ黒で、全身泥だらけ。
  懸命なプレーの証拠で感動したので、写真撮らせていただきました。
 
  花咲徳栄は埼玉県勢初の夏の優勝が手に届くところに来た感じです。




 
  明日の決勝。

  広陵×花咲徳栄

  チーム力は花咲徳栄の方が上のような気がする。
  特に投手力に関して言うと花咲徳栄は安定している。
  広陵打線は綱脇・清水の両投手を如何に打ち崩すか、当然ながらポイントは中村くんになりますが、中村くんの前に走者は出していきたいですよね。
  広陵投手陣が全試合で9点以上取ってきた花咲徳栄を抑えられるかもポイント。

 
  でも一番のポイントはどちらも先攻が好きなチームというところなんじゃないかと思う。
  広陵は好きですよね、花咲徳栄も多分好きなはず。
  どちらも全試合で先攻を取っていることを考えると、先攻を取れた方が若干有利な気がする。
  でも、逆に9ウラに動く試合が多いことを考えるとウラもありなのかも。
  どちらが先攻を取るか、まずは注目したいと思います。


  もちろん、私は広陵応援しているのですが、花咲徳栄も好きになったので、どちらが優勝しても受け入れる心の準備はあります。

  いよいよ、明日が最後の戦い、悔いのないように頑張ってほしいです。
  頑張れ!広陵!
  頑張れ!花咲徳栄!