第99回全国高校野球選手権大会ー休養日ー | Mの独り言

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高校野球好きなシンガーソングライター藤川麻理麻(ふじかわまりお)の日常生活のちょっとした出来事を綴っています。

  本日は休養日です。
  休養日はありがたいです。
  今年のセンバツは休養日がなくて、改めて休養日のありがたさを知る。

  さて、昨日は大会本塁打記録が更新されました。
  二度と更新されることはないと思っていただけに寂しさもありますが、何故今年は本塁打が多いのか、知り合いの野球詳しい方が解説をくださいました。

   "飛ぶボール疑惑がありますが、今年は元々全体的に打高投低気味ですし、各打者の意識の変化やトレーニングの進歩でパワーが付いた成果が出てるからだと思います。あと、今年は湿気が例年より少ないっていう説も聞いたことがあります。球が湿ると飛びにくくなりますので"

  なるほど、様々な要因が重なったことで今年は本塁打が多いのか。

 ということで、今回の休養日企画?
①今まで書いてきたことのおさらい
②通算本塁打記録更新記念~思い出の本塁打~


①今まで書いてきたことのおさらい
  今まで正直適当なこと書いているので忘れていますが、一つ訂正というか入れておきたいことがありました。
  6日目の記事で89夏の通算本塁打は最少と書いたのですが、これは不確かなので、訂正しました。
  24本はかなり少ない数字だと思いますが、高校野球になる前の記録を調べていなかったので、町田に帰ったら調べようと思います。

  さて、初日の記事で「順当にいけば大阪桐蔭」ということを書きましたが、大阪桐蔭は3回戦敗退。
  「順当にいかなかった」です。
  あと、もう一つ大阪桐蔭関しては優勝するなら一回死にかける試合があると思うと書きましたが、死にかけた試合はありませんでした。
  初戦は順調に、2回戦も苦しみはしましたが優位に進めていたし、3回戦では対戦相手の仙台育英が死にかけていました。
  順調にいくほど危ういみたいなのはありそうですね。
  正直私は野球に関してはド素人なので、センバツ優勝したし、予選も危ない試合潜り抜けてきたし、開幕が順延になったの大阪桐蔭が優勝した96夏以来だし、くらいの感覚でした。
  高校野球は意外とそういう出来事が多くて、今年のセンバツでも決勝戦が順延になったのは大阪桐蔭が優勝した84春以来だったみたいな話もあったのですね。
  他にも、それこそ10年前の佐賀北の優勝も伏線だらけでした。
  佐賀県勢初優勝の76夏の佐賀商は開幕試合に登場、決勝戦は満塁本塁打で決着。
  佐賀北も全く同じだったそうで。
  それに加えて、2回戦は引き分け再試合(宇治山田商戦)、3回戦がナイター(前橋商戦)、百崎監督が「あとはサヨナラだけだな~」と言ったあとの準々決勝の帝京戦で延長サヨナラとまあノリに乗った訳です。
  あとはご存じの通り、決勝戦で広陵に逆転満塁本塁打という劇的な勝利を挙げるのです。

  あれから10年ということもありまして、今年は公立校に期待をしておりました。
  開幕試合も公立校同士は10年前と一緒だし、伏線だー!と勝手にテンションも上がっていました。
  残念ながら準々決勝で全部姿を消したわけですが、いいチームが多かった印象です。
  三本松は強豪私学撃破ですし、四国の人間としては四国の高校が勝つとやっぱり嬉しいもので。

  公立校に限らず、レベルの差というのはほとんどないのかな、というのも感じたところであります。
  もちろん、強いところは強いです。
  強豪私学は圧倒的に強いわけですが、それでもボロ負けをするチームが減った気がするのです。
  以前は圧倒的大敗というのを目にしましたが、今年見る限り、圧倒的大敗はなかったと思います。
  大敗というのは点差ではなく内容で決まると思います。
  得点はあくまで結果ですから。
  点差上大敗でも、内容的にはそんなに負けていないというか、たまたま点が入らなかっただけ、みたいな。
  何というか、どのチームも食らいつくのですね。
  だから今年は終盤の得点が多いのだと思います。
  本当に最後まで何が起こるかわからない。
  高校野球に限らず、プロ野球でも何でも。
  特に今年は野球界では「あり得ない」試合がたくさんあるのです。
  9点差逆転とか10点差逆転とか、今大会では和智辯が興南戦で6点差逆転がありましたね。
  私が唯一今まで書いていて当たっているのは、
 
  "今のところ「セーフティリードなんてない」というのがテーマです。
 きっと、この夏の大会は点が多く入る試合が多くなる気がする。
   一筋縄ではいかない、終盤までもつれる試合とか、とにかく打ち合う試合とかそういう動く試合が多くなると見た!"(「第24回 藤川麻理麻の暴走注意報」)

  これだけは自信を持って当たっていたと言っても良さそうだ!

 
② 通算本塁打記録更新記念~思い出の本塁打~
  昨日、大会通算本塁打記録が更新されました!
  88夏の記録の前の最多記録というのが47本で当時記録は大幅に更新されました。
  その後は結構無頓着で(苦笑)、90夏が当時2番目の記録を作ったということまでは記憶していたのですが(49本)、94夏が56本だったというのは記憶の彼方に消えておりました(ダメじゃん)。
  94夏もだいぶいいところまで行っていたのか・・・。
 
  88夏というと私は大学生で暇人していたのでしっかり見ていた記憶があります。
  伝説の大会となった伝説の記録、という私の中での位置付けだったので、寂しいという感情になったのだと思います。
  でも、まあ、更新はすごいことだ!

  ということで、更新記念に思い出の本塁打を2つ。
 
  88夏の中澤竜也(コマトマ)の2本です!!
  あの2本は神がかっていました。

〈1〉3回戦(青森山田戦)
  これ、数日前に書いた気がするけど(苦笑)。
  序盤から劣勢のコマトマ、何とか同点にしたところで再び勝ち越される。残された攻撃は9ウラ。
  ほぼ負けを覚悟したところでの中澤竜也の起死回生の同点本塁打!!
  当時の青森山田の野田雄大投手は、「中澤は避けながら打った」と証言しております。
  本当にいろんな意味で奇跡の1発だったということです。
 
      青森山田   042  1 0 0 0 1 1   =9
      コマトマ   010  1 0 2 1 3 2   =10

〈2〉決勝再試合(早実戦)
   決勝戦(引き分けの方)は1-1の同点で、再試合は4-1とコマトマは3点リードを許す展開。
  このまま試合終了も見えた9表。走者を一人おいての1点差に迫る中澤の本塁打!
  この本塁打が60本目。
  1点差に迫ったし、「ここからここから」と言いたいところでしたが、何かね、私は「あー、終わったな・・・」と思っちゃったんですよね・・・。
  この時の斎藤佑樹は良すぎて打てそうにないというか、結果的に決勝戦2試合で、コマトマの得点は本塁打のみなのですよね。
  全然繋がらないというか。後に斎藤自身が「走者がいなくなってよかった」と言っていたのですが、本塁打によって1点差になったけど走者はいなくなることで気持ちの切り替えがしやすくなったんですね。
  でも、1点差というのがこの試合を伝説にしたというか、コマトマの意地というか、複雑な感情もあるけど、「やっぱりコマトマすげーよ!最高だよ!」って思わせる本塁打だったことは間違いないと思うわけで。
  この本塁打は記録と記憶に残る本塁打です。

  この夏は1試合最多本塁打記録とかチーム1試合最多本塁打記録とか作った大会で、通算記録は抜かれたけど、こっちの記録はまだ大丈夫であってほしい。
  すごく個人的な願いですが。



  さて、明日は準決勝です。
  ドキドキですね。

  第一試合 天理×広陵
  第二試合 花咲徳栄×東海大菅生


  見事な西同士、東同士です。
  今回は同地区対決がいくつかあったので、準決勝もそうなったか、という感じですね。

  天理はこの中で唯一夏の優勝経験があります。
  広陵は10年ぶりの決勝進出とあと一歩ですり抜けた優勝旗を目指すことになります。
  花咲徳栄は埼玉県勢初の優勝を目指し、東海大菅生も初優勝目指します。

  天理は準々決勝で危うくミラクル明豊にミラクル起こさせられかけましたが、基本的に投手力は安定していて、打撃もそこそこいいのかなと。
  2打席連続本塁打の神野選手もいますし、神戸国際大付との試合は1点差を守りきった。
  ベスト4の中では今回若干地味ではありますが(失礼)、着実に勝ってきている印象です。
 
  広陵は初戦から強豪校としか当たっていない。寧ろよくここまで全部当たったな、というくらいです。
  注目はやはり中村選手ということになるのですが、山本投手⑩を中心に投手力もいいですね。
  打線も繋がるし、特に代わった投手から打つのが得意みたいです。
  若干失策が気になる部分ではありますが、全体的にいいと思います。

  花咲徳栄は、私の周りの一番人気です。
  野球も応援も校歌も人気があります。安定した強さで勝ち上がっているイメージです。
  得点は1試合9点以上、失点は4点以内。綱脇と清水のリレーの形があります。
  で、今気づいたのですが、そういえば10年前の佐賀北も馬場-久保のリレーだったな。
  あ、今度久保さんが佐賀北の監督になるそうです。余談です。
  勝ちパターンがあるのは強味かな。

  東海大菅生は日大三、早実に勝って、しかも西東京大会は4年連続決勝進出で念願の出場に初優勝という完璧なストーリーを作り上げようとしています。
  ただ現実味は十分ある。
  投手力も安定していて打力もあって、守備までいいと来た。
  隙がなくなってきているというか、試合毎に強くなっていると感じます。
  こういうチームは一番怖い。
  流れ、勢い、応援。


  最初の方にも書きましたが、私は野球に関してはド素人なので間違っていることも多々あります、すみません。

  とりあえずはどこが優勝してもおかしくないですね。

  最多本塁打記録の行方と優勝の行方はいかに!

  残り2日、楽しみます!