空前の「アゲホイ」ブーム到来。
「アゲアゲホイホイ」というのを知ったのは今年の春で、それまでは「もっと、もっとー」という掛け声なんかいいなあ、と思っていただけでした。
ツイッターで応援マニアの方をフォローしたのがきっかけで知ったのですが、実は正しい「アゲアゲホイホイ」の掛け声がわからないという。
研究家さんの言葉を鵜呑みにして「ハイヤ、ハイヤ、アゲアゲホイホイ、もっともっと」と以前ブログでも書いたのですが、どうやら違うっぽい。
もしかしたら幾つか掛け声の種類があるのかもしれないけど、「エッサエッサ、アゲアゲホイホイ、もっともっと」説が今のところ有力。
誰か正しいアゲホイの掛け声を教えてください。
さて、そんなアゲホイですが、応援ファンからはびっくりするくらい不人気です。
アゲホイと言われていますが、「サンバ・デ・ジャネイロ」の曲に「アゲアゲホイホイ」という掛け声を掛けているだけなんだよね。
「サンバ・デ・ジャネイロ」は良いけど「アゲアゲホイホイ」はダメということらしい。
うーん、盛り上がるなら掛け声は何でもいい気がするなあ。
アゲホイ擁護派は珍しいかもしれないけど、今年の春、アゲホイを実際にやってみて、押せ押せムードになっていいと思ったよ。実際に得点入ったし。
アゲホイはチャンステーマの定番になるかもしれないし、一時的なものかもしれないし、今後の動向を楽しみにしたいです。
尚、今日は第一試合と第二試合は断片的にしか見ていません。
〇第一試合 滝川西×仙台育英
滝川西は堀田選手の選手宣誓が印象的でした。
この大会は堀田くんの選手宣誓から始まったのだ。
滝川西のユニフォームは青くて、滝西ブルーと言われているそうな。
先攻:仙台育英/後攻:滝川西
初回、2回と仙台育英が大会第18号本塁打の2点本塁打と第19号の3点本塁打で仙台育英がリードします。
滝川西は4回まで先頭打者を出すものの、犠打が併殺になったり、三振後にいい当たりの一直で走者もどれず併殺だったり、二封だったり、三振ゲッツーだったり、犠打が決まらなかったり、好機を広げることができず。仙台育英の守備が進塁を許さなかった感じです。
滝川西が点を挙げられずにいる内に、仙台育英が5表に2点、6回に3点、7回に2点と得点を重ねていきます。
いずれも失策が絡んできているのが滝川西にとって痛いところです。
ちなみに、6回には佐藤世那の弟の佐藤令央も代打で登場しました。伝令にも出ていました。
6ウラには三上の打席の時にハッピーバースデーが流れます。球場が拍手に包まれます。ファンはみんな優しいのだ。
滝川西反撃は7ウラ、代わった佐川(背番号8)が四球と死球で無死一二塁。
初めて二塁まで走者が進んだのですが、自分たちでチャンスを広げられなかったので相手がくれたチャンスはものにしたい。二死になってチャンス潰れかけたところで「アゲホイ」。
死球で二死満塁。全力で一塁に走る細矢にお客さんから拍手が起こったかと思うと、次の曲(タイトルなんだっけかなあ)で、お客さんの手拍子が起こります。画面越しからも伝わりました。
球場の手拍子が後押しになり、適時打が生まれ滝川西ようやく3点返します。去年の「東邦現象」を思い出す。応援の力はすごいんだ。
球場は一気に滝川西を応援するムードに入ります。
それでも攻撃の手を緩めない仙台育英。8表は滝川西が好返球で本塁に突っ込んだ走者を刺すというシーンもありましたが、野手の間落ちる適時打と満塁からの押し出し四球。
8ウラ二死から安打と連続四球で満塁チャンスを作る。ウィーウィールロックユーで場内再び手拍子に包まれるも遊飛に打ち取られる。
9表にも仙台育英は1点を挙げて15点目。
9ウラ、滝川西の応援に合わせて球場はまたまた盛り上がります。四球とボークで無死二塁。
手拍子が止まない、アウトになっても拍手が起こる。
右飛で二死三塁。最後は一邪飛でゲームセット。
両チームに惜しみ無い拍手が送られます。
攻め続けた仙台育英と序盤のチャンスで攻めきれなかった滝川西、ピンチで堅守を見せた仙台育英と序盤守備にほころびが出てしまった滝川西。
でも、無得点で終わらなかった。それがすごいこと。
今大会の特徴の一つと言えそうです。
仙台育英15-3滝川西。
解説の大矢さん取材の滝川西の佐野選手がグラブを2回キツネに盗まれる話はかわいかった。というか、試合中にその話をする大矢さんがかわいい。
滝川西の堀田主将のユニフォームは真っ黒でした。
〇第二試合 日本文理×鳴門渦潮
鳴門渦潮は鳴門一と鳴門工が2012年に統合してできた高校。
鳴門渦潮になってからは初めての出場。
2012年からはずっと鳴門が出場していたのですね。
第一も工業も出場経験があるので出場回数を合わせて今回が7回目ということ。
ユニフォームの「渦潮」の文字がいいね!
対する日本文理。
日本文理というとまず浮かぶのは2009年の準優勝。
新潟はそれまでなかなか上位進出がない県だったのですが、歴史を変えた高校ですね。
たぶん新潟勢で決勝進出は初だったのではないかな。
そして、その強い日本文理を築いた大井監督(76)がこの夏勇退を決めている。
先攻:日本文理/後攻:鳴門渦潮
鳴門渦潮の先発投手は河野投手。去年の徳島代表の鳴門の背番号1は河野投手。
河野姓が多いのかしら。
1表、この試合も第一試合同様に大会第20号となる2点本塁打から始まります。
2表、一死から日本文理は連続適時打と大会第21号の2点本塁打で日本文理が大きく7点リード。
ここで鳴門渦潮は背番号16の鈴江投手に継投。
3表、無死から三塁打で日本文理がまたもやチャンスを掴むも内野ゴロで3つのアウトを取る。
ピンチの後にチャンスあり。
3ウラ、先頭の鈴江が安打で出塁、四球を与えたところで日本文理は継投。犠打に捕球ミスが絡み鳴門渦潮が1点返し、三塁手が弾いたのを遊撃手がカバーした遊ゴロ間にもう1点。
4表、三塁打を打たれますが無得点に抑えます。
ウラ、四球で出た走者が牽制で刺されるという嫌な流れがありつつも、二死から安打と鈴江の適時打で一塁走者がよく走ってホームイン。暴投があり二死三塁。尚も四死球で二死満塁と攻めるも得点できず。一気に攻めたいところでしたが攻めきれず。
5、6、7回と両チーム走者を出したり出さなかったりして試合は進んでいきます。
8表、四球と犠打、犠打を処理したのが三塁手で三塁が空いたのを見逃さず走者が三塁まで進みます。隙をついた走塁は見事。適時打で1点。次の右翼への安打が走者が本塁を狙うも好返球でホームでタッチアウト。
鳴門渦潮は好プレーで流れを戻そうとするも、適時打でもう1点。
ウラ、鳴門渦潮も攻めます。安打、四球、安打で無死満塁。三ゴロが内野安打で1点。
ここでまた球場が手拍子を始める。
鈴江が投ゴロでホームゲッツー、遊ゴロでこの回1点止まり。
9表、鳴門渦潮は継投、試合を作った鈴江は降板。日本文理は一死から四球と犠打で二死二塁を作るも得点なし。
ウラ、鳴門渦潮の攻撃、一死から三塁打、二ゴロの間に1点返すも反撃はここまで。
序盤は日本文理のワンサイドゲームになるかと思ったけど、鳴門渦潮が少しずつ追い上げていきました。
今大会はこういう試合が本当に多い。
追い上げられるなか、8回に追加点を取ったことが日本文理にとっては大きかったと思う。
序盤の7点は痛かったけど、負けずに得点を重ねた鳴門渦潮、よう頑張った!
日本文理9-5鳴門渦潮。
試合後の大井監督のインタビューが印象的でした。
優しい語り口、選手思いの監督だなあというのが伝わってきました。
相手投手を褒めるのも忘れない、ステキだ。
あとはこの言葉。
「やっぱり野球は油断できないねえ」。
2009年は追い上げる立場、今日は追い上げられる立場。
どちらの経験もしてきたから、言葉に重みがある。
ここまでが1回戦。
1回戦を終えて、本塁打が21本のハイペース。
これは本塁打記録を持っている88夏の1回戦終了時上回るペースです。
10年前は24本なのであと3本で並びます。
本塁打記録更新なるかというところも気になりますが、1回戦の傾向としてはよく点が入る。
試合がとにかくよく動く。
完封が2試合だけ。
ワンサイドゲームになりそうな試合も終わってみるとそうでもなかったり、点差的には開いていても、開いているのを感じさせない粘りのチームが多いという印象です。
何かセンバツもそんな感じだったけど、センバツでは2回戦以降競った試合が多くなったので、夏はどうなるかな。
ベスト8予想(希望)が初めて敗れましたが、意外と今年は残っている、ていうか、まだ1回戦終わったばっかじゃし。
〇第三試合 北海×神戸国際大付
2回戦最初の試合。
北海は去年の夏の準優勝校。
神戸国際大付は兵庫大会で私の推しの報徳学園を準決勝で下しました。
神戸国際大付のセンバツでも投げた黒田投手は背番号10になっていました。ケガの影響ということですが、センバツの東海大福岡選で自責点0で敗戦とかじゃなかっただろうか(うろ覚え)。
神戸国際大付のユニフォームのロゴがかっこいい。
神戸国際大付の先発の岡野投手は投げるときの足の動きが独特で気になりました。
先攻:北海/後攻:神戸国際大付
初回、北海のアルプスからスキスキソングが流れてテンションが上がります(私の)。三者凡退。
ウラ、神戸国際大付は内野安打で出塁も、犠打が二封。大きい中飛で二死。遊撃手の横を抜ける安打と左翼手が処理にもたつく間に一塁走者が三塁まで進みます。一ゴロを阪口が懸命のベースカーバーでスリーアウト。
2表、先頭の佐藤が一二塁間を抜ける安打で出塁、暴投で無死二塁、犠打成功で一死三塁。井上の適時打で北海が先制。阪口投手のテーマは「紅」。去年「紅」は大西くんだった。阪口は左飛で二死。一塁走者が盗塁も守備妨害で打者アウト。
3表、鈴木聖矢がファウルかフェアか迷って走るのを躊躇してアウト、一番の鈴木大和がセーフティバントを成功させ、次の布施の三ゴロを一塁手が上手く捕球できずに一塁走者が三塁までいき、一死一三塁。
で、布施のテーマ曲が「がらがら蛇」。「たいせー打って~!」。
佐藤が死球で二死満塁。渡辺の適時打で1点追加。続く満塁のチャンスは得点なし。
ウラ、先頭が安打で出塁、スリーバント失敗、犠打で一死二塁、適時打で神戸国際大付が1点返す。
連打で二死一二塁。このピンチを中飛で抑えます。
4表、先頭の阪口は外野の前に落ちる安打。スリーバント成功で一死二塁。連続三振でスリーアウト。
ウラ、一死から連打、犠打がいいところに転がり処理できず、一死満塁。三振で二死をとったところで、北海は多間が登板。
多間は去年の決勝戦でも投げて、作新学院の今井をけっこう打っていた気がする。
遊ゴロに抑えます。
本日のアルプスリポート。
北海は昨夏の準優勝メンバー小野雄哉さん登場。一番の遊撃手。テーマ曲ががらがら蛇。去年の夏のアルプスでは「ゆーや、打って~!」を連発しました。
神戸国際大付からは応援のために生きているOBの堀さん?ステキです。ファンもできたということです。
5表、先頭の布施が三塁強襲の安打で出塁するも併殺、次打者はいい当たりの遊撃ゴロ。
6表、二死から多間が鋭い当たりの二塁打。打撃もいいんだよなあ。ここで黒田投手が登場する。黒田投手は二ゴロに抑えます。
動きそうにない試合を動かしたのは神戸国際大付。
6ウラ、先頭の谷口が大会第22号の本塁打で同点。
一死から安打も、盗塁を刺して二死。四球で二死一塁。更に一二塁間を抜ける安打で二死一三塁。しかし遊ゴロで逆転ならず。
7表、一死から鈴木大和が安打で出塁、布施の遊撃の当たりは一塁でアウトがとれず、走っていた鈴木大和が三塁まで行きます。そして遊ゴロで三塁走者がホームイン、悪送球が重なり一死一三塁となります。失策からセンバツ敗れた神戸国際大付、春の悪夢が蘇る。
更に遊ゴロで併殺崩れの間に4点目。最後も遊ゴロ。遊ゴロが多い。これは狙い通りなのかもしれない。
ウラ、先頭が二塁打。左飛で一死一塁。一二塁間を抜ける安打で一塁走者が三塁を回ったところで好返球が本塁に送られ三塁ストップ。一死一三塁。そして先程本塁打の谷口。
ここで大会第23号となる逆転3点本塁打!!
谷口は2打席連続の本塁打で神戸国際大付、この試合初めてのリードを奪う。
直前に点をとった北海に流れがあると思ったら、今年の野球は読めない。
神戸国際大付は継投、黒田投手から花村投手。
8表、三振で一死、多間が一二塁間の安打で出塁。三ゴロで二封。二死一塁。鈴木聖矢に代わって代打氏家。暴投2回で二死三塁。アゲホイが始まる。氏家は粘ったものの空振り三振。
ウラ、三振、中飛(野手3人集まって取る)、3つめのアウトは左翼手がフェンスギリギリで捕球する(邪飛)ファインプレー!
9表、一番からの攻撃、三振、中飛、三振で試合終了。
神戸国際大付は夏初勝利ということでおめでとうございます。
「セントマイケルハイスクール」が流れます。
去年の夏の優勝校、準優勝校は共に初戦敗退となりました。
この試合は序盤から動きそうにない試合だと思ったら、6回以降動きました。
今年のセンバツでも2回戦以降は点が入りにくい試合が多かったと思うので、そうなるかなあ、とか思ったらいやいや、本当にどこでどう流れが変わるか読めない。
神戸国際大付5-4北海。
今日も本塁打が試合を動かしました。
いいところで本塁打が出る。
今大会は本塁打の大会だ。←てきとー
明日の試合。
第一試合 大垣日大×天理
第二試合 三本松×下関国際
第三試合 明桜×二松学舎大付
第四試合 明豊×坂井
明日も四国勢登場です。
下関国際と坂井は初出場。
現時点で初出場の初戦突破は津田学園のみ。
明日はどうなるかな。
明豊の校歌も聴けるよ!