第99回全国高校野球選手権大会ー第3日目ー | Mの独り言

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高校野球好きなシンガーソングライター藤川麻理麻(ふじかわまりお)の日常生活のちょっとした出来事を綴っています。

  昨日の前橋育英の飯島選手は左手首の骨折なのだとか。
  去年も出場時、骨折していたということです。
  骨折で試合に出場というと、91夏の西川遥輝を思い出します。
  あの年西川も骨折していたと記憶している。そして片手一本で適時打を打った。
  骨折しながら本塁打とは・・・飯島選手すごい。
  でも、ムリはしないでほしいです。


〇第一試合 木更津総合×日本航空石川
  木更津総合のユニフォームが好きだという話はよくしていますが、日本航空石川の帽子とヘルメットが「航空」なのもなかなか好きです。
  木更津総合はユニフォームの他に得点の時に流れる狸さん(証誠寺の狸)がかっこよくて好き。
  木更津総合の二塁手の小池選手は去年の主将の弟さんだとか。
  航空石川は創立15年の若い高校らしいですが、チキンダンスという伝統的なダンスがあるということです。

  先攻:日本航空石川/後攻:木更津総合
  試合は初回に航空石川が1点先制。航空石川は初球安打だったらしい。初球安打とか好き。
  木更津総合が2回ウラに2点取って逆転。
  3回と4表は走者が出るものの、両チーム無得点。
  4ウラ、木更津総合は二死から適時打と大会第9号の2点本塁打で突き放します。
  その後、航空石川の左翼手の好捕(フェンスギリギリの邪飛)。
  5表、航空石川は走者を出すものの無得点。
  ウラ、木更津総合は初の三者凡退。
  6・7、航空石川は三者凡退、木更津総合は走者を出すも得点なし。
  8表、連打で航空石川が1点返して5-2。
  ウラ、木更津総合も一死二三塁のチャンスを作るも無得点。
  9表、航空石川は無死から連打で一三塁のチャンスを作ります。三振で一死。ここで投手に代打。ここで少なくとも同点にしないといけないので、勝負ですが、代打三振で二死。一番の安保に回って適時打で1点返します。
  更に三桝の当たりはゴロになりアウトかと思われましたが、内野安打。懸命のベースカバーも間一髪間に合わず。
  そこから連打で鮮やかな逆転!
  ウラ、投手に代打が送られたので投手交代です。
  何か88夏の和智辯×帝京を思い出すね。まあ、あの時の帝京みたいに投手使いきったとかじゃないから何とかなるだろうという感じです。9表ビハインドでの投手に代打というと93夏の八幡商×帝京もそうだったっけ。3点ビハインドで一人で投げてきた吉中投手に代打送って、その回に遠藤の満塁本塁打とかで5点取って逆転。それまで三塁も踏めない展開だったのに、帝京の松本剛(現日ハム)の失策があって。エンターテイナーが流れるなかの逆転劇。しびれたなあ(しみじみ)。9ウラは初めて投げる投手が抑えて八幡商が勝つんだよね。懐かしい。
  ウラの木更津総合の攻撃。杉本投手が2者連続三振。二死から連打で一三塁チャンスを作るも最後は三振で試合終了。
  航空石川は石川大会でも5点差逆転があったということです。
  元々粘り強いチームなんですね。

  日本航空石川6-5木更津総合。


〇第二試合 開星×花咲徳栄
  開星というと野々村前監督。野々村監督は21世紀枠に負けて「末代までの恥」発言でめっちゃ叩かれていましたが、生徒たちからの信頼も厚く、発言で退任した後に復帰の署名運動とか起こったと記憶していますが、違ったっけ?いかつい風貌(笑)の美術の先生。
  開星は出場チーム中体重が一番重いのだとか。
  開星の帽子のロゴって「開」に「☆」を組合せたようなマークです。

  先攻:花咲徳栄/後攻:開星
  1表、先頭打者が好走塁の二塁打、犠打、適時打で花咲徳栄が先制。
  1ウラ、開星も安打と盗塁と死球で一死一二塁のチャンスを作りますが併殺で無得点。
  2表、花咲徳栄は先頭が安打で出塁、犠打が二封となり、次の二ゴロが進塁打で二死二塁。安打で二死一三塁。千丸の適時打で二人返って2点追加。次打者も安打ですが、右翼手の好返球で本塁アウト。
  3回も花咲徳栄が安打と犠打でチャンスを作ります。遊ゴロが走者と重なったことで弾いてしまいオールセーフの一死一三塁。適時打で1点。
  4表、先頭のヒット性の当たりを右翼手の葉田が好捕。花咲徳栄初の三者凡退。
  ウラ、先頭は先程好捕の葉田は遊ゴロ、安打が出るものの併殺で無得点。
  開星は流れがなかなか来ない。
  5表、花咲徳栄は早くも10本目の安打と四球で走者を出しますが併殺で無得点。
  ウラ、開星は一死から走者を出しますがフェンスギリギリの当たりを左翼手が好捕で二死。再び左飛で無得点。
  花咲徳栄が押しぎみに試合を進めます。
  開星は走者を出すものの得点に結び付かないという展開。
  6表、花咲徳栄は一死から遊撃手の悪送球(ちょっとそれてタッチできず)で出塁。次打者の二ゴロは一塁走者がスタート切っていたのですが併殺。
  併殺多いな。
  ウラ、開星も一死から安打で出塁。次打者の大きな当たりを中堅手が取って二死。遊ゴロでスリーアウト。
  7表、千丸の三ゴロを三塁手が悪送球で無死二塁。三飛で一死。野村の適時打で久々に得点が入ったかと思うと、須永も適時打で6-0。
  ここで開星は継投。四番のところに投手が入るという。
  死球、四球で一死満塁。
  二ゴロで併殺崩れの間に1点、二死一三塁から三塁打で2点追加。
  この回、一挙5得点のビッグイニングで花咲徳栄が大きく突き放します。
  8表、花咲徳栄は一死から死球で走者を出すものの盗塁死。
  8ウラ、一死から森山の当たりは西川の好捕に阻まれ、安打も出るも得点ならず。
  9表、一死から連打も、次打者の三ゴロは三塁踏んで一塁送って併殺。
  9ウラ、表に綱脇に代打が送られたので、投手が代わります。エースナンバーの清水投手。
  一死から死球(頭)で一死一塁。臨時代走でちょっと時間がかかる。
  東洋大姫路の原樹理がかつて臨時代走に出て代走を送られて出場できなくなったことがあった。
  臨時代走の代走の場合は元の選手が交代することになります。
  昔山梨大会の決勝戦でも臨時代走の代走で揉めたことがあるそう。
  野球のルールは難しい。
  中飛、三振でゲームセット。

  ほとんどの回で走者が出ました。昨日も書いたけど、点差が開くからといって力の差があるわけではない。
  開星はあと一本が出なかった。いいところで花咲徳栄の守備が上回ったのだと思う。
  開星は島根大会ノーシードだったそう。よく頑張った!
 
  花咲徳栄9-0開星
  今大会初の完封。
  花咲徳栄の綱脇投手は昨年の夏に作新学院戦に先発したものの1回3分の2で5失点。
  悔しさを晴らすマウンドになりました。
  あと、花咲徳栄応援曲は50曲もあるのだとか。


〇第三試合 聖光学院×おかやま山陽
  11年連続出場の聖光学院。福島が前回聖光学院以外が出場したのは88夏です。光南でした。
  その前は2年連続で聖光学院が出場しています。
  私が高校2・3年の時です。
  86夏では本間裕之投手がいました。3回戦で東海大甲府にサヨナラ3点本塁打を打たれて負けました。
  87夏では舟田博紀投手が初戦で9回一死まで無安打投球していました。
  私は2回とも出場していた背番号14の安田竜司選手が好きでした。
  当時は強豪というイメージもなかったのですが、出場を重ねる毎に強豪への仲間入り。
  11年も出場しているから知名度もある。
  全く関係者ではないけど、チームの流れをちょっとだけ見てきたというのは何となくある。
  対するは初出場のおかやま山陽。
  これから歴史を作っていく高校ですね。
  おかやま山陽のアルプス満員、期待の現れかな。

  先攻:聖光学院/後攻:おかやま山陽
  1ウラ、おかやま山陽は先頭打者が記念すべき初安打(二塁打)。犠打で一死三塁。
  おかやま山陽はチャンスの時は横高のファンファーレからチャンス法政らしい。
  二者連続三振で攻守交代。
  2表、二塁ベースにあたる内野安打で先頭が出塁。仁平のフェンス直撃の三塁打で聖光学院が先制。続く打者も安打でもう1点追加。
  四球で二死一二塁。矢吹の安打で本塁を狙うも好返球で3点目は阻止。
  2ウラ、先頭が安打で出塁、犠打、死球で一死一二塁。三振、三ゴロでチャンス生かせず。
  3表、内野安打と悪送球で無死二塁。犠打で一死三塁。犠飛で追加点。
  3ウラ、二死からラッキーな二塁打で出塁。死球で二死一二塁も右飛で無得点。
  4表、一死から二塁打で一死二塁。次打者の中飛の時に中堅手と右翼手が交錯。中堅手が捕球した時に右翼手が滑り込む感じで顔に足が当たったように見えた。
  三塁打で聖光学院追加点。
  ここでおかやま山陽が投手交代及び守備変更。中飛に抑えます。
  5表、おかやま山陽の右翼手の森下は交代となります。後に脳震盪を起こした可能性で病院に向かったという情報が入ります。代わりに出場の小野は身長163センチということです。
  聖光学院の先頭は二塁打で出塁。一死後仁平の適時打で聖光学院5点目。仁平はこの時点であと本塁打でサイクル達成ということでした。
  聖光学院は2回から5回まで毎回得点。小刻みに点差を離していきます。
  4点差は満塁本塁打でも同点、5点差は相手は2回チャンスを作らないといけないので有利だ、という解説だったと思うけど(説明下手)、地方予選では5点差逆転を多く見た気がします。
  おかやま山陽も決勝で一度5点差を逆転していたような。
  今年の野球のテーマは「セーフティリードなんてない」となっております(超個人的なテーマ)。
  6表、聖光学院は四球で走者を出しますが、二死から走者が飛び出して一二塁間に挟まれタッチアウト。
  6ウラに四球と安打で一死一三塁のチャンスを作ります。しかし二者連続三振に倒れます。
  7表は聖光学院三者凡退。
  7ウラ、一死二塁とするも無得点。
  8表、一死から安打、盗塁で一死二塁、二死となって適時打で聖光学院が追加点。
  ウラ、おかやま山陽は三者凡退。
  9表、二死から安打も無得点。
  ウラ、おかやま山陽は二者連続三振で二死。片岡が二塁打で出塁。ここで一番に打順が巡ってきますが、なんと二塁走者が三盗失敗で試合終了。
  去年の夏の決勝戦と試合終了の仕方同じやん。

  おかやま山陽は無得点で終わりましたが、それも新たな歴史の一歩です。

  そういえば、聖光学院の仁平はサイクル達成とはならず。
  〇〇が出ればサイクル、というのはよく聞きますが、なかなかその安打は出ないものですよ。
  去年は東邦の藤嶋がほぼ達成できたのに、サイクル超えしちゃったので記録にはならないしねー。

  聖光学院6-0おかやま山陽。
  第二試合に続いて今大会2回目の完封試合。聖光学院の斎藤選手は12奪三振。
 
   
〇第四試合 早稲田佐賀×聖心ウルスラ
  早稲田佐賀が初出場、聖心ウルスラは12年ぶり2回目。
  九州勢の対戦。
  聖心ウルスラは自分が高校3年時以来の出場なのですが、もう12年経つのかあ(現実)。
  初戦でコマトマに敗れたと記憶しています。
  聖心ウルスラの帽子が「SUG」。「S(聖心)U(ウルスラ)G(学園)」ということか。
  早稲田佐賀の応援は早実っぽい。
  初っぱなから「紺碧の空」流れます。
  「勝たんと唐津に帰れんけん」が早稲田佐賀オリジナルの応援なのだとか。
  校歌も早稲田と同じかな?(未確認)
  コマトマと駒大岩見沢が駒大の学園歌的なのを歌っているのと同じかな。
 
  先攻:聖心ウルスラ/後攻:早稲田佐賀
  2表に聖心ウルスラが2連打で無死一二塁、犠打で一死二三塁とし、スクイズで1点先制。
  聖心ウルスラ初得点、そういえば87夏はコマトマ完封負けでした。
  聖心ウルスラは4表、四球と二塁打と適時打で2点を追加します。盗塁と悪送球で早稲田佐賀はここで投手が背番号11の安在から背番号1の森田への継投。二死三塁で、二塁への強襲安打でもう1点。更に安打で二死一三塁から捕逸で5点目。
  ここまで早稲田佐賀はなかなかチャンスらしいチャンスを作れませんでしたが、5ウラに一死からようやく初安打。2本目の安打で二死一二塁を作るものの、三振で無得点。
  7ウラ、再び早稲田佐賀、チャンスを作ります。
  3連打で1点返します。早稲田佐賀初得点。
  本塁への返球が逸れる間に走者進塁で二死二三塁。
  更に適時打で2点目。
  この回の早稲田佐賀のチャンステーマが素敵。
  点を返したあとの8表、聖心ウルスラの攻撃を三者凡退に抑えて、8ウラ、先頭が内野安打で出塁。
  早稲田佐賀の流れになるかというところで、聖心ウルスラが盗塁を刺します。
  早稲田佐賀の流れが切れた感じ。
  9表、一死から聖心ウルスラは二塁打で出塁も三塁狙ってアウト。
  聖心ウルスラもちょっと流れが悪い。
  9ウラ、早稲田佐賀の先頭が安打で出塁。しかし併殺で二死走者なし。最後は三振で試合終了。
  聖心ウルスラは初勝利、おめでとうございます。

  早稲田佐賀は5回に初安打で気づけば8安打。
  中盤から終盤にかけては早稲田佐賀の方が押していたような感じでしたが、聖心ウルスラが逃げ切りました。
  8ウラの盗塁を刺したところが一つ流れを切ったポイントかな。
  あの場面で盗塁成功すると早稲田佐賀が一気に盛り上がりそうな感じだったので、攻めた攻撃なのでいいと思います。
  勝負は紙一重なんですね。
  全ては結果論。

  聖心ウルスラの戸郷投手は140球、毎回奪三振ということです。
  よく粘りました!

  早稲田佐賀のオリジナルの応援も素敵だったので、また聴きたいです。
  初出場で初得点。
  歴史はここから始まります。

  聖心ウルスラ5-2早稲田佐賀。

 
  初出場で初戦突破したのは今のところ津田学園だけかな?
  まあ、津田学園は初出場同士の対戦だったのだけど。

  初出場で初戦を勝つのは難しいんだな。

  でも、第三試合と第四試合のところで書いたけど、初出場したということで歴史はここから始まるのだと思います。
  今回、聖心ウルスラも2度目の出場で初勝利を挙げています。
  一つ一つ歴史を積み上げていってほしいと思います。

  本日のテーマ「ここから歴史は始まる」。
 

 
  明日の試合。
  今大会一番の注目の日でしょう!!

  第一試合 広陵×中京大中京
  第二試合 横浜×秀岳館
  第三試合 興南×智辯和歌山
  第四試合 大阪桐蔭×米子松陰

  優勝経験のあるチームがずらり。
  秀岳館は優勝はないけど、3季連続ベスト4。
  大阪桐蔭は史上初の2度目の春夏連覇を狙います。
  大阪桐蔭だったらあり得るかもと思わせる強さはさすがだわ。

  注目カードは何と言っても第二試合。
  初戦でこことここ当たるかあ・・・という複雑な気持ちです。
  数少ない最初から応援しようと決めていたチーム同士の対戦は辛すぎる。
  一応、どっちを応援するか決めてはいますが、どちらが勝っても応援するスタンスです。

  今大会の鍵になるかもしれない明日の対戦は目が離せない!