第89回センバツ高校野球大会-第11日目- | Mの独り言

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高校野球好きなシンガーソングライター藤川麻理麻(ふじかわまりお)の日常生活のちょっとした出来事を綴っています。

  歴史的な大会となった今年のセンバツも残り2日となりました。
  早かった。
  準決勝は恒例の甲子園観戦。
  毎回来ているのに、何故かドキドキするんだよね。
  今回は三塁側アルプスから一塁側アルプスに移動という、去年の夏と全く同じ動きでした。
 
  春は写真をSNSにアップしてもいいらしい、という話を聞いたのでいっぱい載せちゃいます。選手の写真じゃなければいいんでしょ、とばかりにアルプスの様子を載せまくります(こっちの方が問題な気がする)。


  第1試合  履正社(大阪)×報徳学園(兵庫)
  先攻:履正社   後攻:報徳学園
  試合前は履正社有利かなと思っていました。履正社は投打に加えて守備もいいから隙はあるのだろうかと。
  どういう試合になるかは予想できませんでしたが接戦になりそうかなとは何となく思っていました。
  さて、私は三塁側アルプスで、今までで一番ブラバンに近い場所で見ました。こんなに近くていいのだろうか、今まで何故ここまで近くに行けなかったのか考えたら報徳学園にはチアガールがいませんでした。いつもはチアを挟みますものね。
  お陰でブラバンの音を楽しみながら観戦できました。一曲目で涙がこぼれそうになりました。←よくわからん感情
  ドラクエが好きでした。かっこよかった!
  試合はメモとかとっていないので記憶とネットのテキスト速報を元に振り返ります。
  履正社は先発投手が竹田投手じゃなかったので、終盤リードして竹田投手に継投、という展開にしたいんだろうな、と思いました。逆に報徳学園は竹田投手が出てくる前にリードを奪っておきたい、この試合のポイントはそこかなと思いました。
  1表、履正社安田の先制の本塁打がすごかったです。打った瞬間行った!!という音がしました。
  1ウラに報徳学園は反撃のチャンス。一番小園が安打で出塁。ところが二番の永山が犠打失敗しちゃうんです。この初回の流れの悪さは実は最後まで響いた可能性があります。
  2表にも履正社が追加点。
  やベーな、の空気の中、2ウラに報徳学園が1点返すのですが、これが履正社のこの大会初失策が絡んでくるわけで、初回の悪い流れもどこへやら。
  3表に履正社が一死満塁のチャンスを作りますが、こちらとしてはピンチです。西垣が前回の試合の時みたいにストライクが入らなくなったのかな?そこで登場するのが三塁手・池上。スーパーリリーフを見せます。この流れで3ウラに報徳学園が同点にします。
  3表の履正社の攻撃は一番からだったのですが、何度か一番からの攻撃があって、三番の安田は尽く出塁しているのです。そういう意味では完全に報徳学園が流れを掴んでいたわけではないのかなあ。
  4ウラ、履正社は竹田投手に継投、同点なので追加点はやらんぞと。
  6ウラ、報徳学園が逆転。この時流れていたのは「サンバ」という曲で掛け声が「アゲアゲホイホイ」?チャンステーマで勝ち越して、報徳にとってはいい流れ。打ったのは背番号17番の長尾選手。守っているのは左翼で、アルプスの目の前だったので、7表の守備の時、アルプスから大きな拍手が送られました。
  で、長尾選手、守備につく前に帽子を脱いで外野方向に一礼するのですね。
  秀岳館の田浦も右翼を守っていたときに似たような仕草をしていたので、外野手はみんなやっているのかしら?
  終盤に差し掛かり、あと3回を残すのみ。
  7・8と履正社を抑えて、さあ、残るところあと1イニングのみ!!
  勝利は目の前だ!!
  と思うと勝利はすり抜けていくのです。
  去年のセンバツの第1試合で龍谷大平安は1点リードの9回ウラに逆転サヨナラ負けをしたのです。最後まで何があるかわからないのです。特に勢いを持っている相手は、最後の最後に勝利を持っていってしまうのだから。
  9表履正社の代打白滝が二塁打で出塁、犠打で一死三塁を作って、ここで一番に回ってくるのですね。
  これは雲行きが怪しい。ここからは想像。一番の石田は四球だったのですが、多分、一番ではなく二番で勝負しよう、ということだったと思うわけですよ。併殺取ろう的な。わかんないけど。で、その二番の溝邉がスクイズ決めて同点にするのですね!アルプスはきゃー!!です。
  同点だったらまだわからない、だって次の回あるし、竹田投手もそこそこ打ててはいるから。しかも適時打の長尾からだし、走者が出れば今日当たっている小園にも回ってくるし、みたいな。
  池上から津高に継投も、三番安田を歩かせて満塁。四番の若林に適時打打たれて逆転。正直、ここで1点だけで良かったな、と思いました。ただ、それ以上に気になったのはアウトカウントがまだ1つだったこと。あれ?スクイズの時にアウト取れなかったんだ。ということに気づきました。
  そして、濱内の打球、上手く捕って、本封、一塁に送って併殺、スリーアウトチェンジ!・・・のはずが悪送球になって決定的な2点が履正社に入るのです。
  9ウラに報徳学園は小園の適時打で1点返したので、この2点の差が失策によるものだったのはすごくすごく辛い。
  悪送球の捕手・篠原くん、相当辛かったと思う。
  永田監督への思いとか考えるといたたまれなくなる。でも、報徳学園、すごくすごく好きだったよ。
  思いがチームを強くすることを体現してくれました。まだまだ夏もある。
  ちなみに、最後の打者は永山くんでした。永山くんはこのチームにとって色々ポイントになる選手だと私は勝手に思っています。
  アルプス情報としては、9ウラ、報徳学園は「サンバ」でした。掛け声は正直ちゃんとわかりませんでしたが「アゲアゲホイホイ」2回と「もっともっと」だと思います。
  関係者ではないけど関係者の如く、声を出して応援するのが私のスタイルです(時と場合による)。「カセカセ〇〇、カセカセ〇〇、オ~〇〇!」の掛け声だけは覚えたので全力で言っていましたが、最初「オ~」の部分が「かっとばせ」のパターンかと思って思いっきり「かっとばせ」って言って恥ずかしかった。アルプスによるけど、応援の掛け声も全部表記してくれる高校がたまにあって、あれはすごくありがたいと思いました。
  さて、永田監督は今大会で勇退しますが、報徳学園は夏も強くなって戻って来てほしいです。
  永田監督、お疲れ様でした。
  履正社6-4報徳学園。

場所的にはこんな感じ。
アゲアゲホイホイの盛り上がりを撮りたかったけど写真じゃ伝わらない。

履正社のアルプス。履正社も最後「アゲアゲホイホイ」で盛り上がっていた。



  一塁側アルプスに移動しての第2試合。


  第2試合  大阪桐蔭(大阪)×秀岳館(熊本)
  先攻:大阪桐蔭   後攻:秀岳館
  この試合も試合前、読めない試合でした。
  打撃戦になるのか、投手戦になるのか。どっちの可能性もありそうだと。
  あと、昨日負傷交代になった半情は先発出場でした。
  初回、どちらも走者を出します。大阪桐蔭は二死から。秀岳館は先頭の半情。半情が出れば盛り上がりますよね、当然。犠打も決めて得点圏に走者を置いたものの四番の廣部が三振。廣部はあまり打てている印象がなくて、廣部がこの試合打ったら勝てるかな、という予感はありました。
  5回まで無得点のまま試合が続きましたが、大阪桐蔭の方が押している印象。安打も秀岳館は半情の2本だけ。2本目の時は盗塁失敗しました。これも流れ的に良くなかったかなあ、結果論ですが。
  ただ、5表の大阪桐蔭を三者連続三振にした時は流れ来る!と思いました。ウラでは秀岳館が攻めていたのですがここでもあと1本がでない。
  秀岳館は徐々に流れを戻しつつあったかなあ、というところの6表、大阪桐蔭に先制を許します。一死三塁を二死三塁まで持っていったので、よしよし、となったところでの先制打。これは痛かった。
  7ウラに大阪桐蔭が珍しい失策があったのですが、秀岳館は得点できず、この流れから8表に大阪桐蔭に追加点を取られます。このタイミングで秀岳館は田浦から川端へ継投するのですが、二者連続三振で、川端は本当いい投球するわぁ。
  8ウラ、一死から半情に回ってきて半情安打で盗塁も決めます。前の盗塁失敗の汚名返上です。木本の適時打でようやく1点。でも、廣部が続かない。
  結局9回はどちらも得点なくこのまま試合終了となりました。
  秀岳館は3季連続ベスト4。昔、光星学院が3季連続準優勝というのがありましたが、それよりも悔しいかもしれない。
  最終日を残して甲子園を去らなければいけない辛さは計り知れない。
  この悔しさをまた夏にぶつけてほしいと思います。力はあるチームですから。
  とりあえず、主将で四番の廣部の打撃が戻ってこれば、得点力は上がるぞ。←生意気
  さて、アルプス情報。
  今日の秀岳館は明らかに人数が少なかった気がしました。人文字あった?大阪桐蔭の応援団が多くて、ブラバンの音量とか掛け声に圧倒されていました。
  でも、秀岳館のブラバンもかっこよかったです。上手いよね!曲では半情のテーマの「スピードスター」が好きです。あと「あまちゃん」。「あまちゃん」がチャンステーマなのですが、この時だけブラバンが左右に揺れるのです。やっぱり9ウラに演奏していましたね。チャンステーマを最終回に演奏するのは本当に泣けてくる。アルプスの思い。
  場所的にはチアガールの近くにいたので、ちょいちょいポンポンで選手が隠れたりしていて一塁側アルプスに慣れていないため、場所取りが下手だったのが反省。でも、チアガールの踊りは可愛かった。何かの曲で、ピョンピョン跳ねて手をクルクル回していました。鳥みたいでした。
  7ウラの攻撃の時、校歌はバッチリ歌ってきました。本当は勝って歌いたかったのだけどね。
  そういえば、去年、私は春は高松商、夏は北海と、秀岳館の対戦相手を応援していましたね。
  どちらも接戦になった記憶です。
  大阪桐蔭2-1秀岳館。

場所的にはこんな感じ。
「あまちゃん」の盛り上がり、写真じゃ伝わらない。
本日のお気に入り「マイヒーロー ふみまる」。
大阪桐蔭のアルプス人いっぱい。




  さて、この結果、私は準決勝を見に行くようになって初めての2連敗です(アルプス観戦のみ)。報徳学園と秀岳館にとっては疫病神となってしまったことをお詫び申し上げます。

  そして、決勝戦が大阪対決となりました。

  履正社×大阪桐蔭

  順当と言えば順当のような気がします。
  正直ベスト8が出揃った時点で私は履正社が優勝するだろうなと思いました。今日の勝ち方も優勝する高校の勝ち方です。履正社は「全部いい」ってやつですね。打っても守っても。今日、初めて失策しましたが、堅守には違いない。
  さて、大阪桐蔭というと、注目されている選手がたくさんいますね。ただ、私の中では完全なノーマーク。
  このノーマークの大阪桐蔭は恐ろしいの。
  過去2回、ノーマークだった大阪桐蔭が優勝したことがあって。90夏と96夏と。あ、2012年の春夏連覇の時はノーマークどころかずっと応援していました、ちなみに。
 
  今大会、面白いくらい予想外しているので、明日はとりあえず予想するというよりか、大人しく見守る感じでいこうと思います。

  89回センバツ高校野球大会、いよいよ、明日、決着!