「いつもどうりにお願いします」
・・・・いやいやいや、
それ違うでしょ!!
いつもどうりではなく
いつもどおりです!!
とまあ、大人でも間違えることのある長音の表記。
実は、1年生の学習内容です。
でも、子どもに聞かれたときに迷ってしまうことはありませんか?
日本語の表記には、一定のルールがあります。
その基準となるのが、こちらです。
5 長音
- (1) ア列の長音
ア列の仮名に「あ」を添える。
例 おかあさん おばあさん- (2) イ列の長音
イ列の仮名に「い」を添える。
例 にいさん おじいさん- (3) ウ列の長音
ウ列の仮名に「う」を添える。
例 おさむうございます(寒) くうき(空気) ふうふ(夫婦)
うれしゅう存じます きゅうり ぼくじゅう(墨汁) ちゅうもん(注文)- (4) エ列の長音
エ列の仮名に「え」を添える。
例 ねえさん ええ(応答の語)- (5) オ列の長音
オ列の仮名に「う」を添える。
例 おとうさん とうだい(灯台)
わこうど(若人) おうむ
かおう(買) あそぼう(遊) おはよう(早)
おうぎ(扇) ほうる(放) とう(塔)
よいでしょう はっぴょう(発表)
きょう(今日) ちょうちょう(蝶*々)
ん?
オ列の仮名に「う」を添える
ということは「とうる」でいいんじゃないの???
ところが、特例というものがありましてね。
6 次のような語は,オ列の仮名に「お」を添えて書く。
例 おおかみ おおせ(仰) おおやけ(公) こおり(氷・郡△) こおろぎ
ほお(・朴△) ほおずき ほのお(炎) とお(十)
いきどおる(憤) おおう(覆) こおる(凍) しおおせる とおる(通) とどこおる(滞)
もよおす(催) いとおしい おおい(多) おおきい(大) とおい(遠)
おおむね おおよそこれらは,歴史的仮名遣いでオ列の仮名に「ほ」又は「を」が続くものであって,オ列の長音として発音されるか,オ・オ,コ・オのように発音されるかにかかわらず,オ列の仮名に「お」を添えて書くものである。
早い話が、
というわけです。
「お」と書くものは例外的なので、
子どもには、こんな感じで覚えてもらうといいですね。
とおくの
おおきな
こおりの上を
おおくの
おおかみ
とおずつ
とおる
長音については、次回に続きます!
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