学級閉鎖の季節がやってきました
しかし、昨年から今年にかけて、学級閉鎖の話題をとんと耳にしません。
手洗い・うがいが、どれほどインフルエンザに効果があるのか
目の当たりにした感があります・・・。
ある年、2年生を担任していた時のことです。
その日は、インフルエンザでの欠席が3人ほど。
朝から「風邪気味」と言っている子が数名いました。
「先生、何人休んだら学級閉鎖?」
こう聞かれまして
↑この季節、絶対に聞かれます・・・
「そうだね~・・このクラスだと、大体10人ぐらいかな」
などと、かなり適当なことを答えておりました。
(実は、明確な基準というのはありません。これは、今度書こうかな~)
さて、その日の授業中。
「頭が痛い・・・」と言う子が。
教室に常備してある体温計で測ると、38度以上あります。
これは、早退させないと。
保健室に連れて行ったり、保護者に連絡をしたりしていると、
さらに「具合悪い~・・」と言いだす子が現れました。
あれー、やっぱり熱があるねー・・
保健室に行こう
などとやっておりますと、
さらに
「先生、俺もー」
「俺も頭痛い~」
・・・はあ!?
なんと、発熱する子が続出
しかも、みんないつも元気なわんぱく男子ばかり。
しかし私の目の前で熱を測っているので、不正はありません
そのうち、
「保健室は満杯なので、保護者がお迎えに来るまで教室で待機」
という状態になってしまいました。
熱のある子が何人もいては、授業どころではありません。
私がひっきりなしに保健室・職員室と教室を行き来しておりますので、
熱のある子は、休んでて~
元気な子は、漢字練習か計算ドリルでもやってて~
そんな感じにならざるを得ません。
やがて、教室は、かなりのハイテンションに。
「あと二人」
「あと一人」
そんなカウントダウンの声も聞こえてきます。
そして、ついに10人目。
「38.5℃・・・・」
当の本人は、うおおお~!やったああ~!と大喜び
学級閉鎖が、そんなに嬉しいか・・・
いや、嬉しいよな・・・
昼休みに、校長や保健室の先生と話し合いまして
「とりあえず、今日は通常授業。
明日は、欠席の様子を見て学級閉鎖にする」
という結論になりました。
さて、翌日。
欠席は、昨日インフルエンザと連絡があった3名のみ。
・・・・はああ?
昨日熱を出して早退した子たちは、全員元気に登校していました。
昨日のあれは、集団ヒステリーだったのか!?
「子どもは出したいときに熱を出す」という説がありますが、
それを実感した次第です。はい。
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