ある日の放課後、1年生のユイのお母さんから電話がかかってきました。
「マサヤくんにどんぐりを投げつけられたんですよ!
女の子なのに、顔に傷でも残ったらどうしてくれるんですか!!」
・・・と、ものすごい剣幕。
「明日、マサヤくんとユイちゃんに話を聞いて確認しますね」
そう答えましたが、
ユイのお母さんは怒鳴るだけ怒鳴って、電話は切れました。
ん~??
ユイは、私にはそんなことは一言も言っていませんでした。
しかも、マサヤはおとなしくて優しい子。
二人とも、普段と変わらない様子だったのになあ?
とにかく、翌日二人に話を聞くことにしました。
マサヤ曰く・・・
「ユイちゃんたちと一緒に、どんぐりの投げっこをして遊んだんだよ。
ユイちゃんが最初に投げてきて僕に当たったから、僕もやったの。
カズキやマキちゃんも一緒だったよ」
ユイも、隣でうなずいています。
「ユイちゃん、一緒に遊んでたことをお母さんに言った?」
すると、ユイは首を横に振りました。
あああ~~~、これか
ユイはどうやら、前後の脈絡抜きで
「マサヤにどんぐりを投げられた」
ことだけ、切り取って話したようです。
子どもあるあるですが・・・ね
つまり、
・ユイが先に投げた
・一緒に遊んでいた
・ほかの子も一緒だった
ということは、お母さんには伝わっていないわけです。
その日の放課後、ユイのお母さんに電話をしました。
事情を話すと、
「えっ!?ユイ、本当?」
・・と、電話口でユイに聞いている様子。
そして、
「すみません~~~~!」
と、お母さんは平謝り。
「うちの子もやったと知っていれば、こんな電話しなかったのに~~!」
「ユイ!あんたがちゃんと話さないからでしょう!」
と、ユイを叱る声も・・
で、一件落着です
この記事にも書きましたが
子どもは、自分に都合の悪いことは言いません。
嘘をついているわけではなく、本当に抜け落ちてしまうのです。
子どもを信頼することと、鵜呑みにすることは別です。
ですから、子どもの言うことを鵜呑みにせず、冷静に対処してくださいね。
困ったことがあったら、まずは担任の先生に確認しましょう
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