遠足、運動会・・・などについての作文を、行事作文と呼んでいます。
よく書かされますよね-。
しかしですね。
この手の作文を書かせると、
9割以上が
「朝6時に起きました。
朝ごはんをたべました。
学校に着きました。
バスに乗りました。
・・・
・・・・
楽しかったです。」
という羅列型作文になってしまうのですよ。
つまらない。
もっと面白い作文を書け!!
・・・とばかりに、荒療治をしたことがあります。
6年生を担任したときのこと。
例によって、修学旅行の作文を書かせたところ、
そのほとんどが出発から帰着までの羅列型。
で、私は宣言しましたよ。
「この作文、全員ボツ!全員書きなおし!!!」
悲鳴を上げる子どもたち。
無理もありません。
2時間かけて書いた作文が台無しになってしまうのですから。
実は、これは作戦だったのです。
最初から、2時間は捨てるつもりでした。
6年生ですからね、このぐらいやってもらいますよ
■私の出した条件
・1つの事柄だけを詳しく書くこと。
・見たこと、聞いたこと、話したこと、触ったこと、味わったことなどを詳しく書く。
とにかく五感をフルに使うこと。
・必ず会話文を入れること。
・必ずオノマトペを入れること(擬態語、擬声語など)。
もちろん、書き方については詳しく説明しました。
とにかく一点集中!です。
旅館の夜が楽しかったなら、そのことだけ。
華厳の滝に感動したなら、そのことだけ。
そして、できあがった作文は・・・
どれも面白い!!
東照宮での気づきを書いた子もいれば、
部屋での女子トークのことを書いた子もいます。
バスの中のことを書いた子(異様に盛り上がったのです)、
いろは坂のことを書いた子。
個人的に一番好きだったのは、
夜中、眠れなくてくやしいので他の子を起こして回った
・・・という、わんぱく君の書いた作文でした
始めに書いた作文との違いを見て、子どもたちも驚いていました。
前の作文をボツにした甲斐があったというものです。
夏休みの作文にも応用できますよ。
是非やってみてください。
とにかく、1点集中です!!
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