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このブログは僕の体験記の5回目です。

今回は、2回目の短答試験です。

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 短答は暗記が勝負

短答試験は暗記が勝負です。
頑張って覚えれば、地頭に関係なくなんとかなります。
 
くどいですが、当時の僕の年齢は47歳です。
話を聞いても、すぐ忘れてしまいます。
基本的に、メモをとらないとアウトです。
車の鍵や財布なんかも、その辺におくと必ず忘れます。
妻は、「置く場所を決めてくれ」とよく言います。
でも、置く場所を決めても、その場所を忘れてしまいます。
この年になると、短期記憶がとても苦手なんですね。
 
ちなみに、短期記憶とはパッと覚えたこと、長期記憶とは繰り返し学んで覚えたことです。
 

 若い人たちの暗記力にはかなわない

若い頃は、なんでもすぐ覚えました。
学校の授業ではノートをとらなかったし、本を1回読めば、どこに何が書いてあるかも覚えました。
おそらく、現役の学生さん受験生にはそんな人が多いはずです。
短答では、そんな人たちと暗記の競争をします。
一応、1年前は奇跡的に合格しましたが、正直、どのぐらい覚えているか不安でした。
 

 長期記憶は衰えない

ところがです。
実際に勉強を始めてみたら、かなり問題を覚えてたんですね。
これは驚きました。
 
試験勉強で覚えるのは長期記憶です。
何度も繰り返して覚えるからです。
 
実は、長期記憶は年齢に関係ありません。
ネットで調べたら、そう書いてありました。
学者がそんな研究結果を発表したそうです。
 
つまり、物忘れがひどいおじさんでも、努力で若い人にも負けないんです。
これは、かなり励みになりました。
 

 容赦ない司法試験

僕は1回目の短答で、民法で満点をとりました。
まぐれだったんですけどね。
でもそれで、民法には自信がありました。
当時は、改正前の民法でした。
 
2回目の試験は、民法改正後の1回目でした。
僕はたかをくくってました。
さすがの試験委員も、改正部分はそこまで出さないだろう。
そんなことをしたら、過去問を中心に勉強してる受験生が困っちゃうじゃないか。
その辺は、配慮されるだろう。
試験委員も人間だし。
鬼じゃないからね。
 
そしたらですね。
試験ではことごとく改正部分が出たんです。
かなり焦りました。
そして思いました。
試験委員、本当に容赦ないな。
やっぱり奴らは鬼だ。
 
人間じゃねえ。
 
民法の結果は、偶然にできた問題を含めて、30点満点中20点でした。
なんとか最低限を死守しました。
そして、改めて僕は教訓を得ました。
 
司法試験は容赦ない。
司法試験、舐めんなよ。
 
 こうして僕は、2回目の論文試験に臨むことになりました。
 
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