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ヨーロッパ選手権 カロお帰り!(女子SP)

ユーロで大きな楽しみの一つは、カロの復帰!

お帰りなさい!!
待ってました!!!

さて、三年ぶりの復帰。
どうなるかと思っていましたら。

いやー、痺れました。
カロリーナ・コストナー、大健在。

今まで少なくとも公式戦で使ったことがないような、メロディーがほぼない、効果音?とドラムオンリーの曲。
これは難しい。
3T-3Tをしっかり決め、軽やかに3Lo、余裕のある2A。
スピンもステップもさすが。
あっと言う間に終わっちゃいました。

素晴らしい復帰戦でした。

選曲自体が、ベテランならではの挑戦って感じ。
メロディーではなく、リズムのみといった感じなので、かなり難しいと思いますが、滑り込んだらものすごく良い感じになりそう。楽しみ。

客席でカッペちゃんや隣はホタレック(だよね?横顔一瞬で顔が見えずよく分からない)、ミハル達がスタオベで拍手。

いやー素晴らしかった。

ミーシンコーチがロシア人以外の選手と一緒にいるって新鮮だ。
習ってるとは前に記事で見たけど、メインじゃないのかなと思ってたし、まさかキスクラにくるとは思ってなかった。
メインなのかな。
72.40。
さすがです。

ポゴ。
かっ、カッコイイ。
さすがです。
自信を持っていい演技をしているときのポゴは本当に魅力的。
タンゴ、大人っぽいポゴにぴったりです。
去年より安定してきたから、安心してみられるし、ジャンプも演技も大きい。
技術のひとつひとつがしっかりしているし、国内の同世代の中、ポゴがいち早く成長期の不安定さから抜け出したんではないでしょうか。

一人で運べないぐらいの大きなベアはアリーナからですよね。
2階席からとかだと投げ込まれているの想像すると面白いです。
空を飛ぶビッグベア笑。
いや、それ以前に危ないけども。
フラワーガールより大きいので一人で運べない。
二人で運ぶ姿が可愛いです。

74.39。
SB更新。

ソツコワ。
ジュニアの頃の印象が強かったんですが、大きくなりましたね。

すごいなー。
すごい安定感。
ロシアの若手はジャンプの難度も高いし、技術がしっかりしていて、隙がないですね。
3Lz-3T、3F、2A。
SB72.17。

メド。
さすがです。
強い。強すぎる。
全てジャンプ後半に固め打ち。
タノる、タノる。
78.92。
ぶっちぎり。
この点数が出てもメドもエテリさんも少し残念そうなのは、記録更新を狙っているからかな。
ロシアは競争が激しすぎるのと、体系変化で脱落していく選手が多いので、長く一人の選手を見続けることがなかなか出来ないのが残念。
メドも体系変化がきても、乗り越えてトップで頑張って欲しいです。


復帰戦でいきなりロシアゼイニ割って入れるカロ、さすがです。
エレガンスさや総合力は一番だもんね。
四人の点数が飛び抜ける結果に。
カロにはこのままフリーでも台乗りして欲しいです!!








この世界の片隅に(原作マンガ)

一気に読んじゃいました。

絵が穏やかだからそう感じるのかもしれないけれど、こんなに穏やかな視点で描かれる戦時中を描いた漫画って珍しいかもしれない。

あくまでそこに生きる人達の日常を描いた漫画で、反戦マンガではないんですよね。

人生は選択の連続。
起きることに対して、行動、選択、そして運と偶然。

あの時、初恋の人を選んでいたら。
繋いだ手が左だったら。
あの時、広島に帰ったら。

きっとそうしていてもどれも正解で、間違いはない。

というか、もしもって考えたところで、過去の選択をし直すことは出来ないので、どれも結局は正解なんだと思う。

生き残る=正しいと解釈するならば、広島に帰らなかったことは正解なのかも知れないけど、それも分からない。

リンさんは粋な女性のような一部分しか描かれていないけど、恐らく壮絶な過去を背負ってきたんだろうし、本編主人公達とは直接関係なくても、チラホラ出てくる街の様子の中、それぞれが色々なものを背負っているんだろうな。

これが約七十年くらい前に現実であったこと。

私は子供の頃に広島に行った経験はなく、大人になってから、原爆資料館に行った。

色んな事を考えたし、感じたし、大人になっていったからこそ、そう思えたんだと思う。

今の時代を生きる私達。
戦争も知らない、軍隊も持たないので兵役もない、核兵器も持たない。
そんな中で生きる私には、戦争の中に生きることが、知識としてしか分からないし、実感が湧かない。
でも戦後、平和を守り続ける日本が誇らしいと思うし、これからもそれを守り続ける日本であって欲しい。

なんだか、自分って何しているんだろうと少し考えてしまった。

映画は見ていないけど、映画が海外で上映されるなら、多くの人に見て欲しいなと思った。
特に先進国の人達に。
ほとんどの国が軍隊を持つ。
その国の人達はどう感じるだろうか。
このお話は、反戦ものではないし、どこかの国を攻撃するものではない。
だからこそ見た人が色々感じるものがあるんじゃないかな。

全米フィギュア 女子シングル&男子SP

カレン、優勝おめでとう!
SP、フリー共に勢いがありましたし、フリーも途中からはのってましたね。
若いのにSP1位から魔物にとりつかれず、気持ちをきちんもコントロールして、目の前の優勝を掴んだのがすばらしい。
冒頭の3Lzの高さに目を奪われました。
新しい全米女王の誕生ですね。

今年の全米は波乱ぶくみでした。
クリーンな演技が中々見られず、女子も男子もハラハラ。

アシュリーは惜しくも2位でしたが、さすが表現、存在感が際立っていました。
ミスらしいミスは最後のコンビネーションのセカンドだけ。
緊張していたと思いますが、この安定感が素晴らしい。
もしかしたらアシュリーが勝つかなとも思いましたが、構成的にもミス度合い的にもやはりカレンが上回りました。

3位はマライア・ベル。
エデンの東、素敵ですねー。
最初は安定感に欠けていましたが、途中からはだんだん安定してきて、安心してみられました。
演技ものってきていたし。
表彰台、おめでとう!

4位は未来ちゃん。
本人は表彰台を狙っていただろうし、実際狙えたと思うので、SPが良かった分、残念な順位ではありましたが、フリーが残念ながらミスが多かったですね。
でも調子は良かったんじゃないかと動きを見ていて思うので、来シーズンこのまま安定感を保って迎えて欲しいです。
ソチ前の全米のあの涙が胸に来ましたが、来年の全米はどうでしょうか。

5位はキャロライン・ジャン。
キャロラインといえば、パールスピンで注目された頃の印象がどうしても強いんですが、もうすっかり大人ですね(と毎回思っている気がする)。
怪我明けで素晴らしい演技が見られて嬉しい!
来年はホックスタインとゴールインとのこと。
おめでとうございます。

6位はグレイシー・ゴールド。
SPの時点で、まだ気持ち的に完璧な復調というわけではないけど、戻ってきたことに少しホッとしている感じの表情にも見えたので、フリーはどうなるかなと思っていました。
残念ながらミスが多く、本来のグレイシーの滑りではなかったかも知れませんが、ここでいい演技が出来なかったことで、さらに自分を責めないで欲しいなと願います。
というのも、今までの言動から、グレイシーは自分にかなり厳しい人なのではと思うので、ワールド後のように、自分をまた責めてしまいそうで。
どん底の精神状態から、復活の兆しが見えた大会だと思うし、自分の演技さえ出来れば点数が自然とついてくる選手なので、来シーズンの完全復活を期待しています!

SPで素晴らしい演技のテッサ・ホーン選手はフリーではジャンプミスが相次ぎ、順位を10位まで下げてしまいましたが、まだ14歳。
才能のある選手だと思うので、これからが楽しみです。
本人にはまさ天国と地獄のような全米になってしまったかも知れないけど、若いうちにどん底も経験すると自分の引き出しがさらに広がる気がします。
全米のお客さんの頑張れの拍手、立て直して成功したジャンプへの歓声、暖かかったですね。
彼女はオリンピックにも年齢的には間に合うそうです。


今年のワールド派遣は、カレンとアシュリーの二人に決まりそうですね。
来年のワールド&オリンピック枠はこの二人に託されそうですが、現時点で一番鉄板のメンバーだと思います。

女子はロシア以外が混戦なので、その日の出来で順位が入れ替わる。
三枠確保、ロシア以外の国はかなりキツいですね。
アメリカ・日本の枠取りが厳しくなった大きな理由は、ケイトリン・オズモンドの大復活(とデールマン達が安定してきたこと)ですね。
彼女は元々実力さえ出せれば点数が出るタイプの選手ですし強敵。

でも、長年ずっと怪我などでいい演技が出来ていなかったケイトリンが、こうやって第一線に復活してくれて、フィギュアスケートファンとしては嬉しい限りです!

さて。
今年のワールド、胃が痛くてたまりません(笑)

そいやヨーロッパ選手権と四大陸ももうすぐ始まりますけど、考えてみたら、今年は四大陸がプレ平昌なので、出場選手もプレオリンピックみたいになりそうで、ものすごく見応えありそうです。特に男子。
オリンピック会場を経験できる分、四大陸対象の選手達は有利ですね。


さてさて。
男子も波乱含みでした。
ディフェンディングチャンピオンのリッポンが怪我で欠場、有力候補の一人、ジェイソンが直前に骨折の怪我明け。
アーロンがまさかのジャンプ全ミス。

出場選手にノーミスがあまりみられない中、唯一ノーミスだったのがSP1位のネイサン・チェン。
ぶっちぎりです。ナショナルとはいえ106点超え。
TESカウンターがすごいことに。
岡部さんが、「ジャンプが目立つ選手だが、決して表現が出来ない選手ではなく、特にSPではバレエ的動きや姿勢の良さなど、表現面もきちんと表現されている。それに比べるとFSはまだジャンプ大会になっている感じ」といったニュアンスのことを言われていましたが、同感です。
プログラムとしてより表現されているのはSPだと感じている方、多いと思います。
まだまだ若い選手ですし、伸び代ハンパない。
かつ、GPFから安定してきているので、このまま安定すると、ものすごく怖い存在ですね。
同時にものすごく楽しみな選手でもあります。

SP2位はロス・マイナー。
ロスくん!
さすがの美しい演技に惚れ惚れ。
久々にいい演技を見れた!
ただ、言いたくないんですが、ここは全米。
いつぞやの全米でも、これと同じパターンみた気がするぞ。
確か1位がアボで、2位がロスくんのSP折り返し…。
お願いだから、フリーもいい演技を見せて!!大崩れしないで!!
この状況だと、総合2位も可能性があるので、是非とも安定した演技を魅せて欲しい。

3位はヴィンセントくん。
ずっとゾウだと思っていたけど、ジョーの方が発音は近いのかな?
勢いある若手。見ていて気持ちいい。
ジュニアで活躍中ですし、期待していましたが、さすがです。
このままフリーも上手く行きますように。

4位はジェイソン。
SPの様子を見る限り、怪我明けでまだまだ本調子ではなさそう。
去年は全米を怪我で欠場、ワールドを逃したので、今年は怪我明けでも出て来たのかな。
夏にはクワドが安定していたらしいので(スケアメでも着氷していましたよね)怪我は残念ですが、来シーズンは万全の状態で迎えられますように。
フリーも彼らしい美しい見応えのある演技が楽しみです。

5位はグラント・ホックスタイン。
ミスが残念でしたが、柔らかくてしなやかで美しいです。
去年から安定してきている感じがしますし、これからも楽しみ。


アーロンのジャンプ全ミスは衝撃でしたが、調子が良くないのでしょうか。
なかなかこれだけジャンプが決まらないと
点数的にも厳しいですね。
表現面など、数年前からすごく取り組んで気にしているんだろうなというのが見ている方もつたわるので、実を結んで欲しいな。
フリーでは切り替えて欲しいです。


始まる前は、1ネイサン、2ジェイソン、3ホックスタインorアーロンと予想していましたが、ことごとく外れた…(いつものこと)。

ネイサンがぶっちぎり、アーロンがSPで大きく失敗、ジェイソンも怪我明けで本調子ではないという状況なので、表彰台争いと2位争いが激化しそうです。
誰が勝つか分からないから試合としては楽しみですね。

今年のワールド派遣は、オリンピック枠がかかるので、誰が派遣されるのか気になります。