二見町
夫婦岩
賓日館のある二見町は、夫婦岩や二見浦で知られる観光地です。
古くから立石崎の太陽信仰と伊勢神宮のみそぎの場として栄えてきました。
夫婦岩は伊勢神宮内宮から見て富士山のある方向に向かっています。
夏至の時期には二つの岩の間に、富士山があり、その頂上から日の出が見えるようです。ダイヤモンド富士として親しまれています。
立石崎の先端にあり、風の強さにはまいりました。
二見興玉神社
二見輿玉神社は猿田彦大神と宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ、伊勢神宮外宮の豊受大神の別名)を祀る神社です。夫婦岩は二見輿石神社の鳥居の役目をしています。
二見町茶屋地区
二見町の日本旅館
二見町の立石浜は明治15年(1882年)10月19日。初代軍医総監、松本順によって開設され、日本で初めての海水浴場として国指定されました。
二見町の茶屋地区は夫婦岩や二見浦が近くにあり、海水浴客のための旅館街として古くから発展しました。伊勢神宮の内宮を訪ねた後に行ったこともあり、内宮の参拝客の多さに比べると、観光客も夫婦岩の辺りにいるだけで、季節外れと言うこともあり寂しいという印象でした。
しかし昭和30年から40年頃の高度経済成長期に建設された鉄筋コンクリートの旅館にまじり、木造の旅館が何軒もあるのに驚きました。このような旅館は古い日本映画で見たことのあるような旅館、恐らく戦前に建てられた旅館だと思います。
木造三階建建築物
茶屋地区の中には木造三階建ての建物がいくつも見受けられました。木造三階以上の建築物は、戦後の建築基準法では建てることができないようで(最近は建築基準法の改正で三階建てでも建築することが出来ます)、貴重な建物です。