#ニュースを見て不安に思うこと 漢字教育について | 半世紀ちょい生きてきた

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「自分の気持ちに正直に」をモットーに、思いついたこと、好きなこと、子どものこと、病気のこと、これまでの人生についてなど、硬軟織り交ぜて徒然と書いています。

私は漢字の書き取りテストでいつも嫌な採点をされていました。

それもあって、この界隈の話には敏感です。




私は筆職人が居る町に育ったためか、書道教室に興味を持つのも早く、

3歳から毛筆を習いました。ちなみに硬筆を習ったのは小学校に入ってからです。


最初の師匠が双鉤法だったため、今でも鉛筆も人差し指と中指の2本掛け🤌です。




で、私の基本が毛筆楷書なので、どうしても始筆にチカラが入ります。

それを「曲がっているから」と×を沢山されたり、

「木」が跳ねているとか、「幸」の6より7画目が長いから×とか、

「面」の2画目が、5角目ではなく3画目に付いているから×とか、

「衆」の1画目が、4画目でなく2画目に向けて払っているから×とか、

とにかくケチを付けられまくったんです。



私は「昔神童…タダの人」の筆頭のようなタイプの人で、

文字に興味を持つのがとても早くて、

3歳で2年生までの漢字の読み書きが全て出来ていました。


なので、漢字が好きだし自信もあったのですが、

「生意気な奴!」ということだったのでしょうね、

こういう仕打ちを受けて、辛い思いをしました。



今でもこんな採点をするのは何故?

「ナニクソ根性」を期待して、敢えて厳しくしているのでしょうか?


「獅子の子落とし」的な?


自信や意欲を削ぐだけだと思うのですが。





子どもが小学校で漢字を習い始めた時に、驚いた謎ルール。

「習った字しか書いてはいけない。習ってない字は平仮名。読めない子がいるから」

あくまでも「授業で習ったこと」が掟のようです。



例えばですね「雨場風呂九さん」という方が居たと仮定します。


入学時の持ち物には「あめばぶろぐ」と書き、

2年生の初めには「雨ばぶろ九」と書き、

3年生から卒業までは「雨場風ろ九」と書くわけです。

(呂は小学校では習わないので)


作文なども同様で、想像していただければ分かると思いますが、

分かち書きしないと、大変読みにくいです。




まぁ実際には、途中でナァナァになっていくわけですが、

ナァナァ具合がなかなかイメージできないタイプの人間にとって、この宣告は酷。

もう、不安感や焦燥感しかないわけです。



漢字そのものの学習よりも「何年生で習うのか」に意識が集中させられてしまいます。




息子は所謂キラキラネームの子の心配をしていましたね。


例えば、一時期よく話題になった「黄熊(ぷう)」さんがもし居たら、

「2年生で黄を習ったあとはどう書くの?」と心配するんですね。


七夕って二文字で「たなばた」と読むんであって「七ばた」とは書けないよね?

じゃぁたぶん「黄う」とも書けないよね?



なんなら、茂山七五三さんは「七五三」漢字三文字でシメだよ???←狂言好き


もうパニックなわけです。




あ、また話が逸れましたね💦


字形のことはまた次回。