2024.09.08(日) 「鏡の向こうに映る故郷の記憶:幼き文助と母ナミの物語」【4】 | 霊観占 大幸(れいかんうらない だいこう) 

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「あなたの悩みに 救いの手を!」

宇宙の神秘があなたを導きその神秘を解き明かすのが観音様です。
自分の幸せを掴む人生の旅を続けてください。 

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みなさま、おはようございます。北海道苫小牧市『霊観占い大幸』代表の峰ゆり子です。今日も皆さまと御縁をいただき、心より感謝申し上げます。また、いつもブログを温かくご支援くださり、ありがとうございます。今日も素晴らしい1日の始まりにできたらと思います。

 

「白露と蠍座の月がもたらす時の流れ:心の調和を取り戻すひととき」

 

秋薔薇が咲き始めました。

9月7日、太陽が乙女座15度へと進み、月は蠍座へと動きました。東洋暦では「白露」を迎えました。自然が秋に移りゆくこの節気は、澄んだ空気の中にうっすらと朝露が降り始める、美しい季節の始まりです。

時間が止まったように感じた昭和の子供時代、そして今、時の流れはいつも変わらないようでいて、心のあり方によってその感じ方は異なるのかもしれませんね。

満ちていく蠍座の月が、私たちの内面にそっと触れ、感情を揺らすとき。そんな時こそ、忙しさを少し脇に置いて、自分自身を優しく包み込む時間を持ちましょう。蠍座は私たちの神経をケアする星座ですから、心のモヤモヤや不安を感じたなら、それは「今こそ自分の心と体に優しく向き合う時」というメッセージかもしれません。

満月まであと10日。月とともに心も満ちていくこの期間、ゆっくりと自分を見つめ直すひとときを大切にして、心の調和を取り戻してくださいね。

ミントの葉はまだ色鮮やかで、日々の暮らしに爽やかな香りを添えてくれます。さらに、鉢植えのラベンダーも可憐な花を咲かせていて、その紫色の花弁が風に揺れる姿を見ると、私の心もどこかご機嫌になってしまいます。

植物たちがその生命力を見せてくれるこの瞬間、日常に小さな幸せが溢れていることを実感しますね。

 

 

 

『鏡の向こうの占い師』第2弾: 親の子供時代

 

5歳の時、文助が突然姿を消すという神隠し事件が起きた

突然消えた文助③

 

村人の捜索は行く日も続いたが、どこにも見つからず、1年の歳月が過ぎようとしていた。

 

村人たちは、もう文助は川にでも流されて死んだのだと誰もが思ってた。

 

「遺体は見つからないが、墓だけでも作って供養したらどうだ」という声も上がったが、母親は村人の言葉に耳を傾けることなく「文助は絶対に生きている」と信じ、神社での御百度参りは欠かさなかった。

 

その後も、母親は毎日神様に必死でお願いする日々は続いた。

村人たちによる捜索は終わったが、母親は「文助は絶対に生きている」と固く信じていた。

 

母親の祈りは、愛する我が子を思う切なる願いそのものだった。神様にすがり、心を砕きながら、文助が無事であることをただただ願い続ける日々が過ぎていった。

その頃、文助は幼いながらも、血に染まった指先で修行に励んでいた。家に帰りたい一心で岩壁をよじ登ろうとして、爪が剥がれ、指からは血が滲んでいたのだ。しかし、その痛みさえも彼の決意を砕くことはなかった。

 

文助がいたのは、秋葉権現と名乗る神仙人のもとだった。仙人は毎朝、ぶどうの蔓やアケビの蔓を伝って洞窟を出ると、近くの神社へ向かい、食べ物を調達しては帰ってきた。彼の毎日は瞑想と霊術修行に満ちており、その厳しさは容赦ないものだった。

 

時折、神仙人は文助にお菓子や果物を持ち帰ることがあり、それは神社に奉納されたものであったという。文助にとって、そのお土産は修行の日々の中で、心を温める最高のご褒美だった。

仙人から教わる経文の暗唱や呪文の習得は、幼い文助にとって非常に厳しいものだった。早朝から洞窟の中で滝行を行い、心身を浄める神法を学ぶ。密教の霊術では、病を癒す祈祷や修祓の技、神折符を習得していった。痛みや苦しみが伴う修行の中で、文助は次第に強く、そして霊的に敏感になっていった。

 

そして、三年が経とうとしていたある日。神仙人は文助に、神様を降臨させる術を直々に伝授し、秘法や古来の伝法書を授けた。

 

仙人は静かに文助に語りかける。

「文助よ、よく聞くのだ。私の寿命はもう長くない。お前は幼い体でよくここまで耐え抜いた。まだ修行は続くが、お前はすでに霊術を身につけた。これからは、この力を人々を助けるために使うのだ。私が死んだ後は、この衣を鳥越の洞窟に納めるのだ。そして、悲しむ必要はない。私は死んでも、お前の側で見守り続ける。私を呼びたい時は、この呪文を唱えれば、私は必ず降臨する。いいか、よく聞け。お前の家は川沿いにまっすぐ歩いて行けば辿り着く。」

 

そう言って、仙人は難解な地形が描かれた地図を広げ、文助に丁寧に説明を始めた。

この時、文助はすでに8歳になっていた。幼いながらも、彼の心と体は、過酷な修行を経て確実に成長していた。

 

仙人が静かに命を引き取ったその日、文助は師の教えに従い、最後の礼を尽くした。洞窟の中で仙人の衣を慎重に包み、彼のために祈りを捧げた。師弟の絆は、静かな洞窟の中でなおも深く、文助の心に刻まれていた。

 

涙をこらえながら、文助は仙人との別れを告げ、洞窟を後にする準備を整えた。険しい山道を降り、川沿いへと続く道を歩き出す。秋風が吹き抜ける中、彼の小さな背中はどこか大きく、たくましく見えた。8歳の文助にとって、師との別れは人生の大きな節目であり、その教えを胸に刻んで、彼は新たな旅立ちを迎えたのだった。

仙人との修行の日々を振り返ると、文助の心には感謝と覚悟が混ざり合っていた。「これからは、自分の力で生きていくのだ」と、彼は幼いながらも強く決意し、師の言葉に導かれるように、家に帰る道を一歩ずつ踏みしめた。

 

――続きは明日へ。

皆さま、いつも温かい応援をありがとうございます。これからも観音様、龍神様の導きに感謝しながら、一歩一歩歩んでいきたいと思います。どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。皆様にも御加護が届きますように。

 

愛と感謝を込めて、

 

峰ゆり子

 

 

皆様の今日もお元気でいられることが何よりですが、誰しもが頑張りすぎている私たちです。皆様の今日という1日の一瞬一瞬をゆるりゆるり、サラリサラリとお過ごしができますよう。そして

また心安らかな日となりますよう。合掌。

『魂(こころ)の伝道師  占術鑑定師』
霊観占い大幸 代表 峰 ゆり子

 

 

 

『霊観占い大幸』の門下生↓占い師紹介

 

★東京在住のゲイ占い師↓豫(よ)空潤(あうる)先生

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★福岡県在住の元看護士&ケアマネ↓紫響先生

 

★2023年5月14日デビュー。静岡県在住の現役介護士占い師↓

#ペットリーディングアドバイザーJou Ryuji先生

 

★「桜子さんのブログ」↓占い師さんを目指して勉強中!

 

★2008年2月1日『鏡の向こうの占い師』の本を出版

 

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とても心が癒される可愛いカードです。

 

★御神籤オラクルカードの主題は『ガイダンス・オブ・ザ・ソウル(魂の導き)』詳しくはこちら↓ご希望の方はお譲りしています。

 

★2022.12.29『占いガール』 ご紹介にあずかりました。

 

★【占いWEB】 -下記の評価をご頂戴いたしました。

【霊観占い 大幸】 峰ゆり子先生 アップ

https://uranaiweb.jp/list/17880.html

★2021年7月15日木曜日大安

占いWEB(https://uranaiweb.jp/

★2021年7月4日日曜日 大安吉日

 『電話占い未来さん』からインタビューの依頼を受けました。

https://denwa-uranai-zero.net/

 

★2020年占いマガジン 『ウラッテ』ご紹介くださいました。
https://uratte.jp/posts/tomakomai-uranai-ataru

 

★2021年05月12日 6月号『雑誌美人百花』にてご紹介を賜りました。

 

★2006年3月29日4月号『anan』雑誌にてご紹介を受けました