人は共感されるから受け入れられる。 | [ eniM STYLE エニムスタイル ] 峰 啓介

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痛いときにしか来院されない患者様・・・


その人の気持ちに立ってみたいと思います。





歯科医院=怖いところ



これは結構皆様に染み渡っている固定概念です。

人はなかなか自分の固定概念から抜け出すことは

大変です。




そんな考えが深くあれば、やはり歯科医院には行きづらいものです。




だから、

虫歯が痛くなるまで歯科医院に行くことができません。





しかし、

歯が痛くなった時の処置は

小さい虫歯を治すよりは断然大変です。




痛くなったから仕方なしに行った歯科医院の治療は、

やっぱり大変だった・・・



当たり前のことなんですが、




痛くなくなったし、もう行きたくない・・・




しかし、

痛くなくなったからといって

放っておいて良いわけがありません。




どんどん悪化していきます。



また再び痛くなり始めます。





その時に患者様はどう思うでしょうか?




通院するように言われていたにも関わらず、

それでも行かなかった後ろめたさがあり、

でも歯が痛い・・・




絶対にしょうがなしに歯科医院に来ています。




歯科医院に来てみたら、

その歯はもうすでに保存不可能で、

抜くしかないと宣告・・・




やっぱり歯科医院に来たらロクなことがない・・・




それで、


さらに歯科医師から


「どうしてこんなに放っておいたんですか?いい加減にしてください。」



とか悪態をつかれたらどうでしょうか?




患者様からすると、

分かっているんだけど、怖いんだよ・・・




治療は怖いし、歯は抜かれるし、説教もされるし・・・




最悪です。




ですので、

そのような患者様が来院された時には、




私の場合、とにかく痛かったことに共感します。




「大変でしたね」



とか声かけます。

その時の表情なども非常に重要です。





それから、

「二度とこんな思いしたくないですよね。

ですので、お忙しいとは思いますが、

できればもう少し通っていただけたらと思います。

こんな思い今後は絶対にしないようにしていきましょう。」



とか言います。




こうやって、

とりあえずは歯科医院に来院するための

精神的な壁を取り除く必要があります。




そのことが、

大きな意味で人の歯を守るということだと、

私は考えます。





さらに

精神的なことに触れたいと思います。




また、

明日書きます。