前回の記事では、私たちの身体が電気仕掛けて動いている。
だからこそ、電圧(志)・電流(感情)・抵抗(仕事)との関係を解説しました。
ここで大切なことは
電圧(想いの圧力)を志のレベルまで高めること
さらに無駄な抵抗を手放すこと
だといえます。
しかし、私たちは純粋な子どもの時期から大人になり
老人となっていく中で、次第に様々な思い込みが大きくなり
それが無駄な抵抗となっていき電流が流れにくくなっていきます。
その様子を実際に体を通して見える化してみました。
こちらの動画をご覧ください。
無駄な抵抗を水に流し、伝導率を高める為には実際に水を補給することが大切です。
このことを介護の現場で実践しているのが
「自立支援介護」を提唱しているのが
国際医療福祉大学大学院教授 竹内孝仁先生です。
竹内孝仁先生によると
「人間寝たきりになっても、もう一度自立できる」
ということで「自立支援介護」を提唱しています。
なぜ、水分補給が大切なのでしょうか?
それは、私たちの体は電気仕掛けで動いているからです。
水分が不足すると、電気抵抗が大きくなり、機能不全が引き起こされるのです。
竹内先生が提唱する「自立支援介護」の基本は4つあります。
①水分摂取
②栄養摂取
③日常の基本歩行を目指す訓練
④自然排便
お金は社会の体液であり血流!
さらに「個人の身体の視点」から「日本の社会全体を一人の身体」
という視点に広げて考えてみましょう!
「日本は戦後、経済大国として元気に世界を闊歩していた時代がありました。
しかし、バブルが弾けて以降、次第に歩行困難になり、寝たきり」へと坂道を転げ落ちるように進んでいます。
これに拍車をかけていたのが、社会の体液であり血流とも言える「お金=介護報酬」だといえます。
従来の介護報酬は、介護度が上がる方が報酬が増える仕組みになっていましたので、介護施設側も良くなるよりも悪くなってくれた方が経済効果が上がり都合が良かったと言えます。
これは、介護報酬だけでなく、医療費をはじめとして、
これに対して国も介護報酬のシステムを見直す流れになってきました。
自己責任モデルのキネシオロジーの基本であるタッチフォーヘルスから発展した脳を活性化させる「ブレイン・ジム」があります。
1. まず水を飲みます
ブレインジムは脳のエクササイズです。
脳はその85%が水分といわれていることと、正しく電気信号が伝わるためにも新鮮な水が必要とされます。
お茶やコーヒーではなく「水」を必ず飲みます。
2.ブレインボタンを押す
片方の手で鎖骨のあたりをもみます。
もう片方の手はおへそのあたり。
このエクササイズで目がとってもクリアになります。
3.クロススクロールを行う
その場で行進するのですが、右手を左足のひざにタッチし
またその逆を行います。
そのことにより左右の脳が同時に動き出します。
その時に、頭を動かさず、目だけゆっくり全方向に向けると
更に効果的なようです。
4.フックアップを行う
手を握り前でねじり合わせます。足はクロスし、呼吸を整えます。
これにより、脳が統合され、こころが穏やかにリラックスします。
プレインジムとは?
読み書き、計算など学ぶことに難しさを感じる子どもたちに対して、「動き」をもちいた手法で全米に普及、現在までに世界約80ヶ国で導入されています。
学習障害(LD)、ディスレクシア、ADHD、ADD、自閉症、多動などに対する「動き」をつかった発達のサポートは世界、
国内で事例があります。また、脳と身体を調和するシンプルな方法は幅広い分野で導入が進み、ビジネス、音楽芸術活動に加え、
オリンピック選手やアスリートなど、スポーツにおける競技力向上にも活用されています。
歴史と手法の背景とは?
教育学博士で創始者のポール・デニソンはリーディング(読む、読解力)専門の教育者で、十分な効果が得られなかった
既存のメソッドの問題点を考慮しつつ、ひとりひとりの子ども達をじっくり観察することを始めました。
そこで、子どもたちの目の動き方や椅子に座ったときの独特な姿勢、身体の使い方について特徴があることを発見し、
発達学、運動学、心理学、東洋医学、NLP (神経言語プログラム)、脳の専門家などと共に研究を進め、手法を確立させます。
ブレインジムは教育キネシオロジーとも呼ばれ、26種類の簡単な身体の動きに加えて、人間の脳が、どのように学び、
どのようにして能力をつけ、成長していくか、という理論を包括しています。
どのような分野、状況でブレインジムが使われていますか?
国内、そして世界で活躍するブレインジムインストラクターの他、学校の教師やスポーツコーチ、
他の専門家もブレインジムを導入しています。
【 教育分野 】
アメリカの学校では授業前後の準備体操として導入され、クラス全体のやる気や集中力、授業態度、
テストの得点などでもポジティブな変化が報告されています。国内でも幼稚園や保育園、
小学校の先生がブレインジムのエクササイズを取り入れています。
子供の学力向上、受験対策など頭をよくする体操としても教育関係者、塾の先生などが現場で取り入れています。
【 発達支援の現場で 】
勉強ができない、ついていけないと感じたり、学校生活に上手くなじめない子どもたちのサポートとして先生が活用したり、
両親、養育者の方が家庭で子どもと一緒に行っています。
またADHD、ADD、自閉症などの特別支援級を担当する教師がブレインジム体操を使っています。
【 スポーツ分野で 】
ドイツサッカー一部リーグのチームなど、欧米ではサッカー、ゴルフなどの球技、陸上、水泳、格闘技などのオリンピック選手や
アスリート、そのコーチがブレインジムを導入し、競技力の向上に役立てています。
大会や練習の時のプレッシャー、緊張の緩和、集中力やモチベーションの向上、ケガの予防に活用されています。
【 ビジネス分野、仕事力の向上に 】
米国やカナダなどが先進国。書類やプレゼンの作成、自分の意見を伝える、コミュニケーションの構築など、
企業研修のプログラムに導入されています。
【 健康の維持増進、予防医学の現場で 】
医師や作業療法士、理学療法士などの医療従事者、セラピスト、こころのケアをする心理士などの専門家が
クライアントのストレスを軽減する手法として使っています。トラウマケアとしても事例が報告されています。
【 介護、高齢者の現場 】
認知症の予防や、老化防止の運動プログラムとして、また、介護する側のストレスを緩和するプログラムとしても使われています。
【 音楽、アート、芸術活動 】
絵をかく、楽器を使う、オペラ歌手、ダンサーなどがパフォーマンスを高めるため、トレーニングの一環として活用しています。
教育キネシオロジー「ブレインジム」の期待される効果
- 目、耳、手、足を使う動きと連携能力の向上
- 学習能力の向上(聞く、読む、書く、表現する、理解する、計算するなど)
- 集中力、モチベーション力の向上
- スポーツ、音楽(楽器、歌など)、芸術、ダンス、パフォーマンスなどの向上
- 行動力、計画力、実践力の向上
- 感情の統合、落ち着き力の向上
- コミュニケーション力の向上