無料のOS「Ubuntu(ウブントゥ)」が徐々に広まっています。
Webブラウジングやビジネス利用、ゲームまでさまざまな用途で利用できるので、手元にある古いPCにインストールしてマシンを延命、復活させるのにも使えます。
そしてUbuntuは日々進化中。
できることがさらに増えて、使いやすさもアップ、対応周辺機器も増えてます。
無料のOSと聞くと興味の方も多いのではないでしょうか。
そして無料でどこまで使えるのとかです。
昔使ったけど、これくらいしかできないよねなんて方もいらっしゃるのでは、今や見ての通り超大作ゲームやサイバーパンクまで動くほどになっているんです。
ハードウェアも、新しいものへの対応がどんどん進んでいます。
サイバーパンクが動いてしまうぐらいね。
これはWindowsの互換性っていう意味だと思うんですけど、本当に環境が整ってるんだなというところが度肝を抜かれます。
初めての方に向けて説明すると本当にUtuntuというのは、使いやすさを重視した世界中で使われているLinuxディストリビューションという定義になります。
Linuxディストリビューションとは、Linuxカーネルというオープンソースライセンスを持ったカーネルをベースに、各種自由ソフトをバンドル(特定の製品に別の製品が一緒にセットになっている状態)して配布する仕組みです。
LinuxカーネルだとサーバーとかAndroidとかで使われているんですけども、PC向けデスクトップとかノートPCとか組み込みでも使われているカーネルです。
その上で動くソフトウェアも今世界中で使われているのも、その中で特にそのユーザーが使いやすくなるように、できるだけシンプルに簡単に使えるように重視して、デスクトップやサーバー向けに作り込んでいる感じです。
Utuntuはおよそ半年ごとにメジャーバージョンが上がるリリースを行っています。
これは半年ごと6か月ごとにリリースするというスタイルをとってまして、4月、10月にリリースするスタイルで開発をしています。
前回が2024年の4月ぐらいで、24.04というのがリリースされた時期です。
これは長期サポート版といわれているもので、通常のサポートが5年間ありまして、さらにそのプラス5年で拡張サポートというのを提供していて、およそ10年、基本的に10年使える。
ただし、その間の2年に1回長期サポートが出するんですけど、その間の3回のリリースは通常サポートと呼ばれれているもので、9か月のサポート期間だけを持っているということになります。
今年が2025年の4月なんですけども、24.04から24.10、25.04と2回リリースされました。
24.04から25.04までにどんな変化があったかピックアップしていこうと思います。
Ubuntu24.04 LTS以降に実装された主な機能
・Intel Arc/Xe2のパフォーマンスが大きく改善
・Bitlocher環境におけると機能の改善デュアルブート
・バッテリーの寿命を延ばすためのツールの追加
・NVIDIAのGPUの環境でもWaylandを使用するようになった
・Snapdoradon X Eliteの本格的なサポート
ユーザーに一番多きい影響があるのかなというのが、Intel Arc/Xe2みたいな内臓GPU、外付けGPUのチップの新しいものについて対応が進んで、パフォーマンスが大きく改善したというのがでています。
特に動画変換周りとかブレンダー3Dアプリケーション使うときには、すごくパフォーマンスが上がったという話が出ています。
特にノートPCだとWindowsと使用したいというケースが多いかと思いますけど、最近のWindowsはBitlocherとかファーストみたいな仕組みがあるせいでUbuntuのデュアルブートはやりずらい。
初心者には難しい部類に入ってたんですけども、そこを少しづつ改善していこうということで、Bitlocher環境でもデュアルブートできるようにWindowsのBitlocherを無効化しなくてもできるようにということで設定方法とかを改善しています。
あとはノートPCに関わるというところではバッテリーです。
バッテリー自体の消費電力を下げるってのはずっとやってるんですけど、それとは別にそのバッテリーを充電したり放電したのを繰り返しで寿命が短くなるから、その満充電はしないようにしましょうみたいなバッテリーの寿命を延ばすためのツールの追加とか設定の追加いうのも最近行われています。
Ubuntuだと、GPUだとIntelとAMDとNVIDAが良く使われてますけども、そのうちNVIDIAのGPUってのはドライバーの都合でいろいろうまく動かない部分も多かったんですけども、ようやくそのWaylandあの新しい世代のディスプレイ関係のツールには品質も高くなってきたんで、IntelとかAMDと同じでWaylandをデフォルトにしましょうという話になっています。
ちょっと変わったところだとアームの対応ってのも続けていてて、特にラズベリーバイの対応とかはずっとやってるんですけども、デスクトップ版のアームの部分Ubuntuイメージでもしようということで、今はSnapdragon X Eliteが搭載されたノートPCがWindowsではでていると思いますが、その辺でUbuntuもそのまますぐにインストールしてそのまま使えるようにする、いろんなデバイスが動くようにするというところで対応した結果、今回の25.04からSnapdoradon X Elite向けのインストーラーイメージが提供されるようになって、普通にUSBとかでデスクトップインストールして起動できるようになりました。
新しい25.04にさっそくアップグレードすべきかという疑問が出てくるかと思います。
25.04にアップグレードしましょうとか、しないとか、どうしようと悩まれる方もいると思いますけども、基本的な回答としては多分しなくてもいいになります。

Ubuntu自体は長期サポート版と通常リリースの短いサポート版があるんですけど、24.04版であれば少なくとも5年、2029年までサポートされますし、さらにプラス5年拡張サポートという形で使い続けることができます。
それに対して25.04は2026年1月ぐらいまでしか、9ヶ月までしかサポートしないことになります。
そうすると25.04の半年後、25.10がでたらできるだけ早くアップグレードしてもらわなきゃいけないという形になるんです。
それに対して24.04というのは25.04とか25.10で採用されたLinux カーネルは24.04にも提供されるので新しいハードウエアの対応とか24.04LTSでできるという形になります。
どうしても新しいツールをUbuntuで使いたいんだということがない限り、24.04長期サポート版を使ったほうがいいという形になります。
LTSと名前が付いたもの基本的に使うのが最近の流行りになります。
24.04LTSを使うのがおすすめです。安定とか手間を考えると使いやすい。
なので次のリリースが時期がほぼわかっているというのがUbuntuの強みにもなっています。
特にサーバー用途だとそのハードウエアのアップグレードとか、リリースとサポートとか考えながらの調達とかを考えなきゃいけないんですけども、最初からスケジュールが決まっているんだったらそれに合わせてということができる。
Ubuntu 26.04 LTS に向けての実装予定の機能
・2026年4月にリリースされる予定
・Ubuntu Vore Desktpo : Linuxデスクトップの新時代へ
・システムツールの一部をRust版へいこうするかも
・まだ何もきまっていない(25.10のリリースが先)
26.04に向けてどうなるかという話ですけど、最初のリリースが2000年の10月だったんですけども、2024年で20周年を迎えたという形になります。
そろそろ次の20年を考えなきゃねということで、ubuntu core Desktopを開発していまして、Androidとか見てもらうと分かるようにそのOSをアップグレードしなくても、アプリだけどんどん新しいものになっているじゃないですか。
Linuxもそうあったほうがいいですよね。
OS部分の仕組み、Ubuntuという仕組み部分とソフトウエアとは分離したほうがいいよね。
というのがLinuxのトレンドになっていまして、Ubuntuだけじゃなく、フェドラとかオープンソースでもそういう仕組みを作ろうということになっています。
これがubuntu core Desktopって呼ばれるもので、もう完全にOS仕組み部分とアプリ部分を分離して、それぞれ非同期にアップグレードできるようにしましょうというのを今作ってる段階で、ちゃんと動くものにはなっていないんですけどもこういうプランがあります。
2年後ぐらいにはそのアーリプレビューとかもしくはそのベーター版みたいな形で出てくるかもしれないです。
その流行りとしてはシステムツールの一部をRust版へ移行するという話が出ています。
これはあの従来のLinuxのシステムがツールといえば、一番大きいのがC言語で作られたものだったんですけども、やっぱりそのセキュリティ対応とか不具合とかが出てくる中で一番大きいのがメモリー関連の不具合なんです。
Rustみたいなメモリー安全性を謳っているツールに書き替えることで、セキュアなものにできないかというのを今検討中。
26.04で本格採用するためには25.04とか25.10で実験的にやんないといけないので、まだ詳しことは何も決まっていないので25.10がリリースされたころにまだもう少しいろいろと見えてくるかもしれないですね。
ノートPCでUbuntuをつかう
・UbuntuはノートPCでも十分に実用可能(個人差があります)
・Centrinoぐらいから内臓機器の共通化が進む
・ノートPCごとの差異が少なくなり「Ubuntuもそのまま動く」ように
・2010年以降、DellやHPからこくがいで「Ubuntu搭載タップトップ」が発売される
ノートPCはどうなんだというと。
ノートPCにUbuntuを入れるのは大変だなあと思う人はいるかと思います。
中身のハードウエアは動かないとか、ディスプレイからしても見えない、それなりに多かったんですけども、今となってはだいぶ改善されました。
Ubuntuはデスクトップ向けと言われていましたが、ノートPCでも十分実用可能です。
もちろん、個人差があるんですけども。
Ubuntu入れるというスタイルで生活していますけども、特に困ったことがない。
これはどうなのかというとInlteのセントラルリーノとかウルトラブラックという話が出てきあたりから、そのPCに内部がみんな同じものになってきた。
同じようなソフトウエア、ハードウエアを使うとか、同じようなハードウエアの公正化、PCIとかUSBで内部接続になってきたのが共通化された結果、Linux的に対応しなきゃいけないものってのも大体限定されてきたって部分があります。
ノートPC自体Ubuntuでもなんか普通にデスクトップ版をそのまんまインストールしたら、普通に動くよねという状態になってきたのがここ10年、15年ぐらいの話になります。
2010年ぐらいになってくるともうその流れを受けて、DellとかHPとかUbuntu搭載ラップトップの国外で販売するようになって、いまでもそのDellのサイトとかHPのサイトに行ってもらうと、UbuntuインストールモデルってのがノートPCでも出ているのがわかると思います。
ノートPCにUbuntuを入れるんだったら、どんなノートPCを買えばいいのっていうところですけれども、基本的に大抵動くと思ってもらっていい。
万善を期したいといことであれば、Ububtuのサイトでサーティファイドというプログラムを公開してまして、動作確認済みの機器のリストを提示しています。
Ubuntuのサーティファイドにアクセスしていただいて、そのラップトップみたいなのを選択して、バージョンとどれをサポートしているか確認したり、ラップトップの型番とかで検索してもらうと大体絞り込んで出てくるようになります。
Ubuntuも結構しているところでして、物によってはベンダー(販売者)と直接交渉して、そのベンダー用に専用カーネルみたいなのを提供しているケースもあります。
Ubuntuのインストーラでインストールするときも表示のインストーラーでインストールするときも、これはレノボのノートPCだなってことで、レノボ用のカーネルをインストールするような仕組みもできている。
特にDell、HP、Lenovoぐらいはサポートしているんですけども、具体的のどれがいいのかっていうと、特にLinuxにおすすめなリナックスユーザーにお勧めなのがLenovoのシンクシリーズですね。
これは昔からThinkpadを使っているリナックスユーザーはそれなりに大きくて、みんながThinkpad用のツールを開発してたり、対応を入れてたりっていうのはしているので、それなりにユーティリティとかノウハウが揃っている
特にバッテリー管理とか指紋認証とかはThinkpadベースでいろいろ作り込まれている部分があるのでThinkpadが悩んだらお勧めになります。
Ubuntu向けという意味ではDell XPSシリーズっていうのがそのUbuntuのラップトップというよりはクリエーター向けの強めのラップトップシリーズという形でUbuntuモデルを出しているので10年、20年ノウハウが溜まっているっていうのがおすすめですね。
Thinkpadが一番強い。国産ノートPCだから動かないということはない。
レッツノートでも動きますし、余っているノートPCにはUbuntuをインストールしてみてください。






