落ち葉舞う頃   第二編

                                                    .

                                                   .

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深まる秋の中 
 人々が口々に「寒い」と吐き出したとき
  誰よりも自分を大切にして欲しい
   その自信がないとき
    俺に何もかも聞かせてくれ
     きっと見失ってた自分(きみ)も見えてくる             
      誰もが独りでいることは嫌なのに
       寥しさに慣れたと強がってた君               
        その瞬間だけでも安心できればいいと云った
       自分にできることをやりはじめた頃
      何か楽しくなれる気がした
     でも ちっぽけな君をわかる奴なんていなかった          

    
     冬が訪れ 人々が煖かい部屋へ帰るとき            
   俺は君を迎え入れる -------------------------------- Cross My Heart.  
  それでも眠れないとき
 その身体を強く抱かせてほしい
こいつが言葉だけかどうか確めるために
                   
 わからないことが今よりあった頃
  とても眼がきれいだった
   だけど すっかり自分の居場所をなくしてしまったのか……
    君がその肩を震わせた時間が邃い記憶(おもいで)になるように
     俺はこうして側にいられる
      もっと その聲を聴かせてほしい
       もっと その素顔で笑っていてほしい

                        taken from ”BAD LIFE

 

       lose one's heart to tonight

 
                                      
                                     
      単なる触れあいを求めるだけじゃなく
      互いの過ちを認めたときも
      おまえの美しさ 大切にしたい
      何もできない夜を迎える辛さ
      いつも気持ちをしまっておくだけ
      頼りたくても頼れないとき
      淋しさを隠そうとして……                 
      本当のおまえは いつでも優しく微笑んでいたのに
      翼を破損【ケガ】した鳥を演じてた
      その肩を抱き寄せ 暖かさをわけあい 生きてみたい     
      その想いをそっと耳元で囁いて……
      そう 二人だけのために                   

      

      何に縛られることもなく                    
      この時代にどんなに伐ちのめされても
      おまえがいるからこそ 素直に生きて行こうと決めた
      知りたいことがたくさんあるとき
      誰かを好きになった
      伝えたいことがたくさんあるとき
      愛されたいと願うおまえは
      ひとつの世界にしか生きられないから
      その瞳の奥にある胸の鼓動の烈しさの理由
      俺も分らない訳じゃない
      もう我慢させはしない

 

 

 

 taken from ”BAD LIFE

 

 

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beach001

 

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    太陽のやさしさ                         
                                     
                                     
部屋の片隅でカーテンを引き千切り
 爪に滲む血を眺めながら鼻を鳴らし 踞っているあなたを観た       
  一体 何が勃ったというのか? 
   私を忘れた昨日のあなた
    街路樹の脇にしゃがみこんだ子犬の首環には
     潰れて鳴らない鈴がぶらさがってる               
      一体 何が起ったというのか? 
       私の眼を見ていた頃のあなたに ----------------
        海に泛ぶ朝陽はかつての二人のため            
         指を鳴らし ステップを蹈む浜辺            
          あなたと過したあの夏の日
           あの太陽の優しさをあなたに……

                  .
靴の跟がペチャンコに磨り減っても
 同じ場所を歩き迴っているあなた
  車のシートにしがみついて
   それを見ていた人達もどこかへ行き
    澄んだ星空を待ち構えているあなた
     その脚元で風に靡く鳥の羽                  
      地面にへばりついたまま何処へも翔ばない
       川のせせらぎはやがて海まで届き
        あなたの歩く路もここまでは続かない           
         たとえ途中で自転車を拾おうとも
          もう一歩も進まない
           海に泛ぶ朝陽が私の心を満たす           
            指を鳴らし 蹈みだすステップが刻まれる浜辺   
             あなたにも観せてあげたい空の艷
              あの太陽の優しさをあなたに……

 

 

 

taken from ”BAD LIFE ”