前回、本田宗一郎のカリスマ性について書きました。
その際に、「ジョブズと似ている」と書きましたが、
今回は二人の決定的な共通点について書きたいと思います。
二人の決定的な共通点は、
「会社のブランド力」という点です。
ホンダは本田宗一郎の会社で、
アップルはジョブズの会社です。
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、
一人の人間が、例え創始者であれ、
ここまで極端に会社を左右する例はまれです。
本田宗一郎は
67歳の時、
「技術の発展に自分はついていけない」と判断し、
新しい時代に会社を託し、引退しました。
しかし、引退したにもかかわらず、
本田さんは、相変わらずホンダの顔でした。
本田さんのコメント、
マスコミに対する態度が、
ホンダのブランド力を一層高めていったのです。
引退して、20年ほどたった時、
本田さんは亡くなりました。
途端に、ホンダの経営は悪化。
持ち直すまで、かなりの年月を必要としました。
スティーブ・ジョブズも、
社員の反乱から、
アップルを一度首になっています。
その後、アップルの業績も悪化していきます。
また、ジョブズが復帰してからは、
ご存知のように、
i-pod、i-phoneにて
一気に業績を上げています。
(ジョブズの復活についての詳細は別の機会に書きます。)
社員数名から数十名の企業なら、
まだわかりますが、
ホンダ、アップル規模のモンスター企業で、
たった一人の人間がここまで影響を及ぼす会社が
他にいくつあるでしょうか?
ホンダの業績が悪化していった時、
食い止めるために、その時の社長、河本信彦さんが
社員達に言い続けた言葉は、
「本田宗一郎を忘れろ。ホンダは普通の会社になるんだ」
という言葉だったそうです。
「一人の人間が
会社のブランドになる」
ことについては、良い面と悪い面とあると思いますが、
何にしても、
簡単にできるものではありません。
きっとそこには、人間的に
突出した魅力、カリスマ性が存在しているのだと思います。
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