こんにちは!
このブログにお立ち寄り頂き、ありがとうございます。
育児・仕事・人間関係に疲れたあなたの心を豊かで軽やかにする、アドラー心理学&マインドフルネスコーチ、ジュバ智子です。
瞑想合宿の体験記を続ける前に、マインドフルネスのワークショップで出会った素敵な老婦人のことが書きたくなりました…
マインドフルネスの合宿やワークショップの魅力は色々ありますが、私の場合、職場や日常生活ではなかなか出会えない、素敵な人との出会いが楽しみのひとつになっています。
学校の先生、スクールカウンセラーや心理学者、臨床心理士(受刑者を専門に扱う方とも知り合いました)、会社役員等、私の知らない世界に住んでいる方のお話は、とにかく面白いのです。
私が出逢った方々の中で、特に記憶に残っているのは、70台のドイツ人女性です。ワークショップ中はいつも背筋をすっと伸ばし、穏やかな表情で、何かコメントや感想を言うときは丁寧に言葉を選び、立ち振る舞いがエレガントな、素敵な方でした。
あまりにも素敵なので、どうしてマインドフルネスの勉強をしているのか知りたくなり、お声がけしてみましたら、こんなことをおっしゃったのです。
私、これから歳をとるばかりでしょう?
身体も弱くなってきているしね、
体調も崩しやすくなりました。
こうやって元気に歩いたり話したりできる日は、
いつまでも続かない。
あと十年も生きていられるかしら?
もしも私が寝たきりになったり、
入退院を繰り返すような身体になったら、
私はもう子供や孫に編み物をしてあげたり
料理を作ったりケーキを焼いたりできなくなる。
そうなったら、私に何が残るかしら、
何ができるかしら?
身体が動かなくなっても、心は自由。
寝たきりになった私が、周りの人に与えられるのは、私の温かい心だけ。
だから、私は、この世を去るまで、心を整えて、
平和で感謝でいっぱいの心を培っていきたい。
だから、マインドフルネスの勉強をしているんですよ。
お話を聴きながら、ちょっと涙が出てしまいました。
「今すでに、あなたの心の温かさをとっても強く感じますよ」と申し上げると、
その女性は「まあ、本当?嬉しいわ、ありがとう!」と
胸に両手を当てて、にっこり笑いました。
お名前もご住所もわからないので、彼女が今どこで何をされているのか知る由もありませんが、あの方ならきっと、今でも周りを暖かく照らす灯でいらっしゃるだろうと思います。
そして、私もそんな人間になりたい、
心からそう思っています。
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