【重要文化財、黒田記念館無料公開の謎】2024-2
国立博物館の松林図屏風(国宝)の公開を調べる中で知った、黒田記念館。
参考:
明治中期の洋画家、黒田清輝(くろだせいき)の作品を公開する専門施設で、所在地は、国立博物館からワンブロックのところ。
昨年開催された、「重要文化財の秘密」展で見ることが叶わなかった、黒田清輝の「湖畔」が、なんと無料展示されているとのこと。これまで全くノーマークでした。
こちらは、知る人ぞ知る展示のようで、国立博物館よりもかなりゆったり観ることが出来ました。
静謐という言葉がぴったり。
お目当ての「湖畔」。
後のパートナーとなる照子夫人を、箱根の芦ノ湖畔で描いた作品。
愛情と幸せが伝わってくるというか、見ていてなんともあったかい気持ちになります。
わかば史上3番目に好きな作品認定
1位:「腕を組んですわるサルタンバンク」ピカソ(アーティゾン美術館蔵)
2位:「黒扇」藤島武二(アーティゾン美術館蔵/重要文化財)
3位:「湖畔」黒田清輝(黒田記念館蔵/重要文化財)
もう一点の重要文化財「舞妓」も、くっきりした色合いと、油彩の重厚感が美しい作品で素敵でした。
また、建物も素晴らしく、併設の上島珈琲店も良い雰囲気です。
駅周辺よりは少し空いてて利用しやすいのもありがたい。
国立博物館の出口ゲートで日付けスタンプ押して貰えば、博物館に再入場可能です。
施設と重要文化財の作品の公開日は限られていますので、事前確認が吉。
なお、国立博物館の利用はマストではないので、上野の他の展覧会のついで利用もおすすめ。
とはいえ、押すな押すなの盛況になっても困るので、内緒にしておきたい気もする素敵なスペースです。
過去記事:
同日訪問の国立博物館:
アーティゾン美術館初訪問の記事:
「重要文化財の秘密」展:展示期間が合わず「湖畔」とはニアミス
黒田記念館は動物園博物館駅の目の前です