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セラピスト・ノート

カウンセリングルームとコンサルティング会社の運営をしてます。
セラピストの経営について気付いた事を・・・株式会社呉竹(名古屋)

事業を始めて、これからだ!と思っているのに、何故かやる気が起きなかったり、体調が思わしくなくなる時があったりします。

そんな状況を解消するひとつの方法として、「なーんもやらない事」もお勧めしています。

これが意外に出来なかったりします。何かしなければ。。。と自分を追い込んでしまったりしますからね。

でもね、そんな気持ちでいたら、お客様は寄ってきません。TRYする事を楽しんでいないと、いくら努力しても、負のオーラがにじみ出てしまいます。結果、望む方向とは逆に向かったりします。

「事業に努力はいらない」

自営を始めてから、大変だった(大変のように感じた)時期に、この様な言葉をいただいた事があります。

その時は「えっ?」っと思いましたが、今から考えると、とてもありがたいお言葉でした。ちょっと決心が必要でしたが、やる気のないときは、何もやらないと決めました。

睡眠を十分にとったり、気分転換に遊びに行ったり、自分の好きな事をするようにしました。すると、仕事時間を短縮できて、より成果が上がるようになりました。アイデアも沢山沸いたりして・・・

もちろん、もし経済的に困窮している時には、必要最低限の収入は必要ですが、食費を減らす中での工夫や、粗食で喜べる事が見つかったり、そこには、気づきも沢山あって、感謝の人間力がついたりもします。

松下幸之助さんは、努力が大切と仰られていましたが、嫌な気持ちを抱えながら物事を進める意味ではなく、ただ一所懸命に集中して仕事をすることの大切さを、教えてくださったのだと思います。


嫌なのに努力して成果を得る事も、ひとつの方法。そして、努力しないで心の望むままに集中できる意識を作って成果を得るのも、もうひとつの方法として存在すると思います。

私は、神様は楽しむための気づきしか、与えていないと思っています。もし楽しめない状況があり、手を尽くしてみてもうまくいかなかったら、意識自体をを変化させる必要があるのかも知れませんね。

「ヒプノをマスターすると、カウンセリングよりお金取れるわよ」
ヒプノセラピーの指導者に、セラピストの知人はこう勧められたらしい。

そんな話を聞いて、
同じセラピストとして、ちょっと寂しかった。

きっと、その指導者によってで育つ人の中には、金額を軸にしたセラピーの提案をする人も出てきてしまうだろう。


セラピーの中でも、
いろんな手法や技法をマスターされている人がいる。

それは、とても素晴らしい事だと思う。


ただし、手法や技法を薦める前に、

クライアントの状況を真剣に聞いていると、今まで蓄積していた知識が格納してある脳のキャビネットが勝手に開く。そして、何が今必要な施術なのかが、クライアントの信号によって自然に降りてくる。

これが、クライアントにとって、BESTなサービスを提供する流れだと思うのだが・・・


ちなみに弊社では、時間当たりのセラピー料金はヒプノをしても変えていない。材料費のかかるセラピーや調査時間等が必要なコンサルティングは例外ではあるが、技法ではなくセラピスト自身の時間が価格になっている。

価格の設定は、それぞれの解釈で結構だと思うが、クライアントにとって適切なものを最優先にするのは、当然だと思う。
「セラピストになって、クライアントさんのお役に立ちたいのです」

そんな言葉を聞くと、
同志として、とってもうれしい気持ちになります。

クライアントさんがHAPPYになっていただける事は、
我々の何よりの喜びでありますから



そして、私の話に耳を傾けて下さる方には、
こんな話をさせていただきます。

「その周囲の方々がハッピーになられる姿も、
想像して施術にあたってみると良いですよ・・・」と

そのクライアントさんが、癒されたりハッピーになられたりしたら、
きっと、周囲の方もその良い波動をいただける事でしょう。

そこまでイメージをしていくと、

クライアントさんへの対応や質問の仕方、
何より自分自身の思考が、変化をしていくと思います。


目の前の事や、大きな志、それと同様に、
二駅先のイメージをするって、結構大事だと思います。

同じような職種で、経営の状態もほぼ同じ状況の方が、
同じ時期に、相談に来られました。

お一人は

現在の状態を話され、
今後の描いてみえるご自分の行動予定に対し、意見を求めてこられました。

もうお一人は

今まで自分がしてきた行動と、
過去のうまくいかなかった状況を、説明し続けました。


どちらがすぐに結果が出やすいかは、明らかですね。


どこに目を向けているか

わかっている事と
やっている事の

大きな違いでもあります。


弊社のカウンセリング事務所では、現在カウンセラーの募集をしている。

採用の流れとしては、【フォームでの申し込み】→【弊社から条件の提示】→【面接】→【採用】という形式である。 【フォームでの申し込み】に関しては、氏名・性別・現在の職業・簡単なPRを書いていただくのみである。

募集を開始して間もなく4ヶ月で、現在までに50件ほどの申し込みを頂戴しているのだが、次のステップの【条件の提示】をさせていただいたのは、ほんの数名である。

実は、その【フォームでの申し込み】が、最大の面接になっている。

とっても簡単なフォームなので、逆にその方の意識が見え易いのである。採用させていただいた方は、フォームに【略歴】【現在の職業】【現在の状況】【応募の動機】等を簡潔に、しかも思いを込めて温かみのある文章で送られてきたのだ。

その時点で、90%採用は決まっていた。人となりが、あきらかに見えてくるのである。


マーケティングも、恋愛も、音楽も、
Introductionは、非常に重要である事と同じである。

物語はある日突然始まる。

その為の準備が、出来ている自分で居たいものである。