4年前に突然、
右足首に痛みが出て歩けなくなり、
あっという間に寝たきりになりました。
原因不明の全身痛が
続くなか、
ドクターショッピングを
繰り返し、
半年前にやっと
「線維筋痛症」という病名が
確定しました。
病名を言い渡されたとき
この上ない安堵感がありました。
「やっと終わった…」
身体から力がぬけるような
感覚でした。
それから、
病院を出て帰る道すがら、
涙があふれてきました。
あとからあとから
あふれてきました。
安堵のあとに襲ってきたものは
「難病…」という言葉。
愕然とした絶望感。
治る手だても
有効な薬もない。
いまにして思えば、
病名がついて
良かったのか悪かったのか
実はよくわかりません。
人に説明する時は
便利です(^-^;
この症状は
今日が良くても
明日はわかりません。
今日できても
明日はできないことも。
一見、元気そうに見えるだけに
世間の風当りは強いです。
でも24時間痛いのです。
だけど、
私だけかもしれませんが、
たまに私のほうから
病名に合わせているんじゃないか…
そう思うこともあります。
ひとつの病名を掴んだら
それを固定点の「旗印」のように。
他人に同意を求める
有効なツールのように。
「病気」ではなく
「病名」とは便利なものだなと
思うこともあります。
あくまでも私個人の
見解です。
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本当に問題を解決したいのなら、
・慰めになる同意を求めることは必要ない
と感じています。
・病気探しをすることも病名探しをすることも
必要ないと感じています。
・自分も、そして他の誰かを責めることも
必要ないと感じています。
専門医でも診断が難しい症状で、
障害もたくさんあります。
しかし、健常な身でも障害を抱える身でも
どちらも等しく、「自分らしく生きる」ことは
あきらめてはならないと思っています。