獣医って医学の専門家なのか動物の専門家なのか
中途半端っすよね。
そんなことを考えたときに
自分どんだけ犬のこと知ってんだろうと思ったわけです。
だから一緒に知りましょう。
勉強というより知るという感じだね。
イエイヌの学名は
Canis lupus familiarris .
直訳すると「家庭に属するオオカミ」。
かつては人間にとって捕食者であり、食糧を奪い合うライバルだった。
いつ、どこで、相棒というか仲間というか友達というか
そういう存在になったんでしょう?
実はこれに対しての明確な答えは見つかってない。
めちゃくそ色んな意見があるみたいだけど
科学的な最有力なものは
1万5000年前〜4万年前の間のどこか。
(いや、おいと思ったけど笑)
2022年の研究ではヨーロッパ、シベリア、北アメリカの古代オオカミの
72頭のDNAを解析した結果
家畜化は4万年前に起こってることがわかったらしい。
ちなみにこの研究では
犬が東ユーラシアに生息した古代オオカミと最も近縁であると結論され
東アジアと中東で二元的に家畜化が起こったことも証明されている。
みんなが同意するのは
犬はオオカミから進化したということ。
イエイヌの出現は言語で記録が残されるより以前のことのために
犬の進化論を裏付ける材料は化石から「ぽいね」という感じになってたみたい。
1997年に実施された犬とオオカミのDNA解析でその「ぽいね」が証明されたということ。
長きに渡り、犬が灰色オオカミの末裔で
両者のDNAは99%以上同じだと信じられてきたけど
最新の研究では
未確認の絶滅した亜種が犬の祖先である可能性が浮上したきたらしい。
なんなら2021年の研究では「日本オオカミ」が先祖説が有力であるとしている。
日本すげー。
日本狼はゴールデンカムイでもご存知のとおり
1905年に絶滅しているが
博物館所蔵の標本からDNAを抽出することができている。
これはパチってきたハイイロオオカミ。
かっちょいい。
犬に最も近い現生種と呼ばれ
日本では大陸オオカミと呼ばれている。
毛の色は茶色、赤色、白色とバラエティー豊か。
ハイイロ狼はパックという群れで暮らし狩りをする。
強い社会的絆で結ばれ
相互利益のために協力し合う。
リーダーは1組のつがいで
メンバーの大部分は子供たちであるために
案外パックは円滑かつ平和に機能するらしい。
1800年頃に家畜をやられないように
植民地の農民や牧場主が大量の罠を仕掛けたために
1950年までにアメリカからはほとんど姿を消したらしい。
可哀想すぎる。
1990年半ばに狼復興計画の一環として
生物学者がカナダのハイイロオオカミを捕獲して
アメリカのイエローストーン国立公園とアイダホ州に解き放ったらしい。
では。