猫ヘルペス、通称猫風邪について書いてまいりました。
猫ヘルペスは、怖い病気ではありません。
でも、軽く流せるもんでもありません。
悪化するとクソ厄介だし、軽傷でもQOLを下げています。
鼻詰まってると、生きにくいでしょう?
特に猫は鼻が詰まると、食欲不振に直結します。
この病気の厄介さは、「ゼロか百か」で考えると必ず破綻するところにあります。
治ったか、治ってないか。感染しているか、していないか。
そういう二択で考えると、現実と噛み合わなくなる。
実際は、ずっとグレーなところにあります。
体の中にいて、静かにしている時間の方が長い。
でも、条件が揃えば顔を出す。そのたびに付き合う。それだけの話です。
多頭飼育でも、保護猫でも、家庭猫でも、重要なのは「管理する」という視点です。
排除するのではなく。
付き合う、できるだけコントロールする、このくらいの距離感がちょうどいい。
猫風邪を理由に、過剰に隔離したり、過剰に消毒したり、過剰に落ち込んだりする必要はありません。
猫ヘルペスは、理解して付き合う病気です。それ以上でも、それ以下でもありません。
僕の武器をお伝えします。
第一選択はアンチノールです。
鼻詰まりや鼻汁でいらしてるなら
ネブライザー(薬を15分くらいサウナみたいな部屋で吸入してもらいます。したがって、侵襲性がないです。)。
食欲不振を伴うなら
ミラタズをお耳に塗る。
+αするなら
ヘルペス用の点眼剤であるセンジュを外用としてお出しするくらいでしょうか。
もちろん初手から、ビブラマイシン(抗生剤)を使用することもあります。
でも少なくとも、全員じゃないし10人いたら1人くらいかなあ。
コンベニア(2週間効く抗生剤)の注射なんて猫風邪じゃ使いません。
(おそらく多くの病院さんがテンプレでやってると思うんですが、使用する明確な理由が知りたいです。ちなみに僕は誰が何使おうと勝手だと思う派何で、別にそこで競うことはしませんが、純粋に知りたい。)
体に優しい(のかどうかは知らんが)治療の方が良くないかなと思うわけです。
で、実際にあんまり困ったことはないので。
では。
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