獣医師の動物病院裏ブログ。犬猫さんがモノじゃなくなることを夢みて。

獣医師の動物病院裏ブログ。犬猫さんがモノじゃなくなることを夢みて。

こんにちは。
36歳、2014年卒、開業8年目の獣医です。
日々の徒然を無責任に綴ります。
あくまでも一つの意見としてお受け取りください。

 

長らく旅を続けて参りまして

 

大学時代はパリに詣でると

 

Mairie de Saint-Ouenという郊外の駅にある日本人宿に宿泊するのが常でした。

 

女子男子迷わず雑魚寝のストロングスタイルで

 

朝食夕食のブッフェで白米が出されることと安さが売りの宿でした。

 

当時1000円台で宿泊できました。

 

今も思い出すのは僕の幼馴染で多分今まで知り合った人間の中で最も頭のいいMという輩がいるのですが

 

そいつがドリームハウスで分厚い哲学書を片手に孤高を決め込んで村八分になったのでした。

 

安宿には大概お局的な形で沈殿している輩がおります。

 

ただそこに長くいるというだけが取り柄なのですが

 

大抵のことはそいつが取り仕切ります。

 

その時には「大将」と呼称されている40代前半脱サラ100キロ台の巨漢がおりまして

 

Mはそいつに反感を覚えたのでした。

 

僕は2秒くらいでそいつに取り込み、宿に宿泊している様々な方々と酒を酌み交わすなどして

 

楽しく過ごしていたのですが、ふと脇を見るとMが寂しそうにこちらをみているという風で

 

でもそれはMが悪いわけだし、仕方ないわけです。

 

寝る場所すらも大将が差配するので

 

僕はまんまと2段ベッドの下段を手にいれることが出来ました。

(もちろんMは居間に雑魚寝スタイルで場所を与えられています)

 

僕らは南フランスへの旅程があるために

 

出発日は朝4時くらいに辞去する運びとなったのですが

 

その際にMは世界の歩き方を数冊拝借しました。

 

当時は世界の歩き方がないと旅するのは非常に難しく

 

なんとMはそれを成田空港で購入し、トランジットの空港に置いてきてしまったのです。

 

今なら時効だと思うので白状できますが、やったのは僕です。

 

勝手にMの鞄に入れました。

(後日使用した後に送りました。)

 

多分Mのせいになるだろうなと計画した犯行で本当に矮小な人間です。

 

でもMは本当に君はとそれをすごく面白がるわけです。

 

なんで今こんな話をしたかというと、なんとなく大山に被るからです。

(損しても自分を貫ける部分が

 

その旅程の最後にMは一文無しになりました。

 

なんの疑いもなく一文なしです。

 

Mの親御さんは有名なお医者様で開業医でも在られるので

 

カードを与えられておりましたが、途中で使用不可になりました。

 

パリ北駅というカオスな場所の安宿になっがいフランスパンを持ち込み

 

あと二日それで耐えるしかないと悲痛な面持ちでした。

(ちなみに1日でパンを食べ終えてしまい、残り1日はめちゃくちゃ耐えてました)

 

僕も一文無しになったふりをし、一人で外に出ると豪遊し、それを動画に収めて作品にしました。

 

当時はお芝居とDJに明け暮れていたMですが

 

数ヶ月後にそれを見ると、君ほど役者に向いてる人はいないよと感嘆していました。

 

なんというか、診察室は舞台で、どこまで行っても僕は演じてる気になるんです。

 

演じてるわけじゃないんだけど、演じてるんです。

 

どこに本当の自分がいるのかがわからない。

 

ただ面白そうだからしてるだけで、今も旅行に行かないと蕁麻疹が出てくるのは

 

本当の自分を探してるからかもしれませんね。

 

そこから13年が経ちました。

 

今宿泊するのはパリ1区です。

 

自分でも信じられません。

 

僕自身はどこでもいいんですが、妻を連れてるとなると立地はいいに越したことがありません。

 

今でも貧乏旅行に慣れているので、カフェやレストランに入る気がしません。

 

ということで今回はキッチン付きの宿にしました。

 

二泊したうちの一泊目はいつものように妻が作りました。




 

そして思ったんです。

 

そうだ、料理をしてみようと。

 

もしかしたらそこに本当の自分がいるかもしれないと。

 



















 

うん、いいじゃない。

 

水蒸気と一緒に僕の色々がパリの喧騒に吸い込まれていくようで気持ちいい。

 

結局本当の自分は見つかりませんでしたが

 

美味しかったです。

 

 

 

 

 

帰国して、本日午前は診察に出ました。

 

必ずjetlagで調子を崩すので休みにしておきましたが、案外大丈夫でした。

 

ヨーロッパに行ってから眠れなくなり、睡眠導入剤を飲みつつ1日2時間睡眠でしたが何故か元気です。

 

昨日も20時に静岡に到着し、24時に就寝し2時に起きたのでそのまま午前の診察に行きました。

 

7日間でほぼ寝てないので、今日こそは寝たいですね。

 

7月25日土曜日と7月27日月曜日も診察に出ます

 

火曜日以降の予定が不透明なので、31日まではいないものとしておいてください。

 

マルモッタンモネに行きました。

 

モネは好きですね。

 

当時の絵画というのは1番のメデイアであり権威だったわけですが

 

真っ向から概念をぶっ壊しにかかるけど

 

実際は30代後半までは絵も全然売れなかったわけです。

 

その日に食べるものにも事欠くくらいに。

 

最終的には死ぬ直前第一次世界大戦の祝勝に貢献したいと大統領に直電入れて

 

友人だった大統領がじゃあオランジュリー作ったろというくらいには認められたわけです。

 

典型的なサクセスストーリーですが

 

ラジャポネーズという有名な絵で芸者のコスプレをさせてモデルにした

 

カミーユという最愛の奥さんが亡くなった後に女性画に顔を描くことがなくなったり

 

そもそも奥さんの亡くなったのも、パトロンだった王様が失脚して

 

その奥さんが子供六人連れてモネの家に居候始められて困窮を極める直後のことで

 

最終的に睡蓮ばっか描くようになるわけです。

 

睡蓮は東洋的には極楽浄土の花なわけで

 

それを200枚以上も書くという行為は

 

写経そのものなわけです。

 

客観的事実として、人生を反省している。

 

そいういう人間的な感じも好感が持てるわけです。

 

僕は初期衝動志向がありまして

 

やっぱり一番初めに心血注いで作ったものが

 

荒削りであれ、技術的に未完成であれ、心惹くものはそういうものだと思ってます。

 

マルモッタンには印象、日の出という世界初のグループ展に発表した絵があるので

 

見ときたいなと思ったわけです。




 

印象、日の出は見る価値のあるものでしたが

 

それ以上に心惹いたものがありました。

 

ちょい名前忘れちゃったのですが、同い年の時に描いたものです。




 

36歳のモネといえば、画風的に

 

印象派といえば光を描くものだというようなものから

 

同じ場所を時間軸を変えて描いたり、光と空気そのものを主題としたり、輪郭よりも色彩のコントラストを重視するものへと変化していく過度期です。

 

また、印象派の旗手として評価され始めたけど、批判と貧困の中にはまだあって生活は安定しないわけです。

 

明らかに雰囲気の違うこの絵には、すごく共感できるものがありました。

 

では。

(最近は学術的な文章をnoteに書いて移植するということをしているのですが、書く作業より移植する作業の方がめんどいのでやってないです。すみません。そういえば、皮膚科学会に所属したので、学会に行ってブログネタを手に入れてきたいです。では。)

 



 

 

 

 

 


寒い。

熱波だ40℃だという妄言に踊らされ

短パンのみ(一応飛行機用の上下スウェットはあるが、、)で乗り込んでしまった。

荷物は少なければ少ない方がカッコいい?

というような妄想に苛まれ

起こりうる色々を想定していない。

獣医学にはMCT生存期間中央値という言葉があり

Aという病気であれば、〇〇日という信頼性の高い報告が大概は存在するため

それに基づきインフォームをする。

なお、信頼性の高い報告をエビデンスと呼ぶ。

報告というのは主に西側社会がつくりやすい。

もうそういうルールだから。

そして、生存期間はあくまでも生存期間という表象に現れる数字でしかなく

その過程に何がどうなってるのかということは加味されない。

例えば、腸腺癌→オペしなければ3日というのは確かに正しいけれど  

西側社会で、過剰な医療は文化的に御法度だ。

僕みたいな純アジア人には理解できないことだから

過剰な医療は何という質問はなしで。

僕だってわからない。

でも腸腺癌→安楽死という公式があるのは理解できる。

平均年収が450万くらいだけど

実際に体感としてそういう実感がないのは

まさに数字のレトリックで

上の人らが押し上げているから。

だから、実際は(調べてないから知らないよ)300万円以下が6割で、500万以上が3.75割というわけだけど

なんとなくみんなして450あるのが普通と勘違いしてしまう。

今回は中央値だから、また話は少し違うけど、まあ似たようなもんで

安楽死したら1日や2日(最後にご家族と過ごす時間を加味して)が多くなるわけだから

結果としてMCTはものすごく短い数字ででるはずだ。

CREが1.5でした。

腎臓病です。

その子はチワワ?グレートデン?日本猫?ラグドール?

何歳の子?

正常時はいくつだったの?

症状はあるの?

関与する色々で、世界は全く違ってくる。

気温は30℃です。

15日の東京は暑すぎて、外歩けるレベルでなかったけど

こちらの30℃は湿度が低く、マジで適温。

そこに来て24℃という気温で寒すぎて

どうにもできなくなっている。

教訓として皆様に共有したいのは

世の中の有象無象は単純な出来事ではなく

様々な因果が絡まり合って起こること。

その因果にはコントロール不能なものもあるけれど

コントロールのできることも大いに存在すること。

表面上の数字に踊らされないことです。

では。







チェイサーをビールにしたら


あったまるだろうという


悪知恵です。


何が起きても、その場で対処すればいい。


善処すればいい。


7年間で学んだことです。