犬猫さんのシャンプーって何使えばいいの? | みなとまちアニマルクリニックの「裏」ブログです。

みなとまちアニマルクリニックの「裏」ブログです。

こんにちは。こちらは「非公式」ブログです。書いている内容は、あくまでも著者の一意見であり、賛否のご判断はお任せします。読み飛ばす程度に呼んでください。僕は自戒のつもりで書いてます。

 

みなさまシャンプーってこだわって使われるんじゃないですか?

 

僕はトニックシャンプーがスースーして好きです。

 

そんなこだわって使うシャンプーも

 

犬猫さんには何使っていいのかわからない。

 

なのでシャンプーをちょっと掘ってみましょう。

 

シャンプーの目的は皮膚表面の汚れや過剰な皮脂を落とし

 

皮膚の生理機能を向上維持させることにあります

 

間違ったやつを使うと

 

汚れや皮脂を落とせないだけじゃなく

 

皮膚トラブルの原因になります。

 

なのでここではシャンプーの特性をお話しします。

 

シャンプーは水、界面活性剤、有効成分、その他で構成され

 

シャンプーの特性は界面活性剤と有効成分に依存します。

 

これらの特性を理解して

 

皮膚や皮毛の状態に合わせてシャンプーを選ぶことが大切です。

 

 

界面活性剤

 

シャンプーには天然あるいは合成の界面活性剤が含まれています。

 

皮膚から汚れや皮脂を取り除きやすくします。

 

界面活性剤にもいくつかの種類があり

 

洗浄剤の気泡性、刺激性、洗浄力などの特性は

 

界面活性剤の種類によって決まります。

 

界面活性剤は原材料によって

 

高級アルコール系、石鹸系、アミノ酸系に大別されます。

 

高級アルコール系や石鹸系は気泡性や洗浄力に優れますが、刺激が強いです。

 

一方でアミノ酸系は気泡性や洗浄力は弱いものの刺激は優しめです。

 

アミノ酸系は泡立て方や洗浄回数を工夫するとそれをカバーできるかもしれません。

 

逆に高級アルコール系や石鹸系は皮膚への接触時間を短くするなど工夫することで刺激強めのデメリットを避けることができるかもしれません。

 

こういうことを考えながらシャンプーを選びましょ。

 

明日は有効成分について書きます。

 

高級アルコール▷ ラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸アンモニウム

 

石鹸▷ラウリン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム

 

アミノ酸▷ココイルグルタミン酸ナトリウム、ラウロイルメチルアラニンナトリウム、ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム

 

 

 

3月15日から3月20日まで望月が不在です。

 

あんどえむもお休みになります。

 

フィラリア予防などをご希望の方は

 

病院混雑の可能性がありますのでご理解をお願いします。

 

image