『光る君へ』第9回「遠くの国」の話 | 星野洋品店(仮名)

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とある洋品店(廃業済み)を継がなかった三代目のドラマ感想ブログ

遠くの国が遠すぎる。

 

 

1行だけ書いてバックレようかと思ったけど、頑張って書くよ。

 

少女漫画のあの手のキャラって、妹としか思ってなかった女と最終回で結ばれるパターンでしょ? でも、本作は紫式部の晩年まで放送するだろうから、最終回で結婚したんじゃ遅すぎるよな……などと考えていたら、道長が余計なことをしたせいでこうなってしまいました。「あさイチ」に毎熊克哉が早々と出演したので、イヤな予感はしていたけどさ。鬼! 悪魔! 大石静!

 

 

直秀退場回であったからこそ、冒頭から癒し映像が多かったんですね。小麻呂は今週もカワイイ。実資夫妻の『小右記』コントもあり。タヌキ寝入りの兼家パパが目覚めて詮子さまが絶叫。字幕では「キャー」と書いてありましたが、そんな生やさしい悲鳴じゃなかったね。書物を読む弟 惟規に仰天する姉 まひろ。ダメ時パパのはなむけの四字熟語×4のうち、1個だけわかった惟規、成長した!

 

 

成長といえば、前回のまひろに続き、道長にも成長の時が来たようです。左獄(左京の牢獄)の長に過分な金品を渡したことが、直秀たちの死を招きました。意味ありげに「手荒なことをするな」と言われれば、「苦しまないように殺してくれ」と受けとるかもしれない。流罪にするのが面倒になって、途中で殺してしまったのかもしれない。

 

いずれにせよ、右兵衛権佐が管轄外の検非違使に口を出すべきではなかったのでしょう。権威も権限もない道長ができることは、まだまだ少ない。まひろは「自分が男なら、有能な官人になって世を正す」と言いました。男で、しかも良家の出の道長はどうする? 兼家パパの策謀にドン引きしてるだけでいいのかい?