『いいね!光源氏くん』の話 | 星野洋品店(仮名)

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『いいね!光源氏くん』再放送

【し~ずん1】2024年1月3日(水)朝8時14分~午後0時44分[総合]
【し~ずん2】1月6日(土)よる11時~、13日(土)よる11時15分~[総合]

 

1月3日追記:災害報道により放送時間を変更

第1回はNHKプラスで 1/10(水) 午前9:11 まで

 

いとをかし、次元ジャンプ! 平安貴族は働かない? 前代未聞の”いけめん”居候コメディ 

 

 

えすとえむ著の漫画をドラマ化。原作よりも光源氏がヘナチョコです。だが、それがいい。

 

部屋の模様替えで南国風の簾を垂らしてみたら、なぜかそれをくぐって光源氏が登場。いや、平安マニアが垂らした平安朝風の御簾から出て来いよ。光源氏はあっという間に現代に馴染み、部屋主のOLの家を拠点に現代ライフを満喫します。ネットに和歌をアップしてバズってみたり、オフ会でやたら長いカタカナ名のドリンクを楽しんでみたり。

 

親友の頭中将(とうの ちゅうじょう)までタイムスリップして来ますが、こちらは居候の光源氏と違ってちゃんと就職します。その職業か。うん、向いてそう。

 

 

馬鹿々々しいコメディですが、平安文化の再現はわりとガチです。烏帽子をかぶってないところに他人が入ってきて大慌てしたりとかね。露頂(ろちょう。なにも頭にかぶっていない状態)は全裸よりもアカン状態ですので。

 

頭中将は三位に昇進後、「三位中将(さんみの ちゅうじょう)と呼べ!」とキレ気味に訂正を入れてきます。従三位(じゅさんみ)と正四位上(しょうしい じょう)は1階級差ですが、とんでもなく高いハードルがあるんです。現代の企業で言うと、「役員と一般社員をいっしょにするな!」って感じなのよね。来月あたりに位階の話を書いてみたいと思っています。