(前回記事)

心の履歴(49) 

天は私を京都に行かせる
2023-05-26 

https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12804521779.html

 

(今回記事)

2008/02/03 著
〈大学受験-2〉

複雑な幾種もの香水が漂う教室。

最初の英語の試験が始まる合図で、堅い木の椅子から腰を前にせり出したとたん、

★「何と言う事だ!!」★

私はその一瞬の過ぎるのを唖然と待ちました。
「エクスタシー」なのです。

勃起もしていないのに。

それもこの世に終わりを告げる程の快感さで。

ドックン!ドックン!と排出する精液。

私は机の上の両腕の中に顔を埋めました。
「よりによって!! 何で今 !!」

脳が疲労の極限に達したのが分かりました。
顔を伏せていると恐れていた精液の匂(におい)が下から漂います。


不味い! 

困った!

手を挙げました。
試験官にトイレに行かせて欲しいと頼みました。
恐らく私の机の真横に立った試験官は、何が起きたのか匂(におい)で理解出来たと思います。

トイレには20分いました。
後始末をして、ひたすら、脳の回復を期しました。
うがいを何度もしたり、身体を動かしたり。

会場に戻りました。
アルファベットは見えるのですが読めません。
単に見えるだけなのです。
時間はどんどん過ぎて行きます。

「神は、私にどうせよと言うのだ!」
再度、机に顔を伏せ眼を閉じました。

少しずつ脳が回復して行くのが分かりました。
思考能力が戻ったのが終了30分前。
試験時間90分のうち60分のロス。

最初の長文の解答を終わったところで終了。
絶望でした。

気落ちした私は、次の国語と数学の試験では、鉛筆を持たず、じっと問題用紙を眺(なが)めるだけでした。

 


試験が終わり、会場のW大の校舎をを振り返り、心に言い聞かせました。

『これで全てが終わったのだ!』

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心の履歴(51) 
京都先斗町に降る雪も~♪
2023-05-28 

https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12804653251.html

 

 

(桜画像)
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