オバマ時代、オバマと中国習近平との間で、中国は南シナ海での埋め立て地は軍事化しないと約束した。

 

ところが、中国はその口先が乾かないうちに、埋め立て地をどんどん要塞化していった。

 

オバマは中国はけしからんと世界に公言するも、やったことは、5~6ヶ月に一度の米海軍の偵察の船を出しただけ。

 

黙認である。

 

トランプで中断していた中国の南シナ海、台湾、東シナ海での軍事活動は、バイデンで活発化する。

 

バイデンは、オバマと同様、口先ではけしからんと言うも、寧ろ、中国の武力活動活発化へと導く戦略をとる。

 

以下の記事は、オバマ時代のものだが、過去のことではない。この延長線上にバイデンがいるのだ。

 

   ◆   ◆   ◆

 

中国軍の軍備増強と訓練をする米国

2016/06/19 著

中国軍は2014年、米太平洋軍が主催する世界最大規模の国際海上訓練、環太平洋合同軍事演習(リムパック)に初参加し、今度が二度目の参加である。

こうした演習で、米国は中国に対して高度な戦術や技術などを教えている。

中国軍艦隊 演習参加で米軍艦艇とともにハワイへ
NHK 6月19日 13時27分

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160619/k10010561811000.html?utm_int=movie-new_contents_list-items_036

中国国防省は、アメリカ軍が2年に1度行う多国間の大規模な演習、リムパックに参加するため、中国海軍の艦隊がアメリカ軍の艦艇とともにハワイへ向かったと発表し、南シナ海などを巡る対立が続くなかでも、アメリカとの軍事交流を続ける姿勢を示しています。

 

 

リムパック=環太平洋合同演習はアメリカ軍が2年に1度、ハワイやその周辺の沖合で行う世界最大級の多国間の軍事演習で、中国海軍が参加するのはおととしに続いて2回目です。

中国国防省は、ことしのリムパックに参加する中国海軍の艦隊が18日、沖縄の大東諸島の南側に到達し、アメリカ海軍の2隻の駆逐艦と合流したと18日夜、発表しました。

 


 

中国の艦隊はミサイル駆逐艦やフリゲート艦など5隻からなり、アメリカ軍と通信訓練などを行いながら、今月29日にハワイに到着する予定だということです。また、リムパックでは艦砲射撃や海上補給の訓練などを行うとしています。

中国にはリムパックに参加して、アメリカとの軍事交流を続ける姿勢を示すことで、南シナ海などを巡る米中間の対立を先鋭化させたくないという思惑があるとみられます。

■2008年以降、米国の中国軍への戦略や戦術伝授の歴史


2008年~
インド洋で海賊掃討合同訓練と称し、米国の中国軍への伝授。

 

2013年6月
米西海岸沖では、米海軍と中国海軍の合同演習が行われ、中国軍は米本土への上陸・侵攻演習を行った。

 



2013年11月12~14日 
ハワイで米陸軍と中国陸軍の合同演習。
中国軍は地上軍としてハワイに上陸した。

 

 

2014年6月30日~8月1日の日程
中国は米軍主催によるハワイの周辺海域で実施される海軍の軍事演習『環太平洋合同演習リムパック(Rimpac)』に初参加。

2015年11月7日
米中海軍が大西洋で合同訓練
米フロリダ州沖合の大西洋で通信訓練を実施
中国国防省によると、訓練には中国海軍の防空ミサイル駆逐艦のほか、米海軍の巡洋艦や駆逐艦が参加。

   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆

以降の記事は、下記のURLの記事後半の要約です。
『北朝鮮のミサイルが飛んでくる日はヒラリー時代』 

拙稿 2016/3/9(水) 
http://blogs.yahoo.co.jp/minaseyori/folder/1541235.html?m=lc&p=2
 

アメリカと中国が極秘裏に結んだ「軍事協定」
日本は蚊帳の外


~中国戦略センター所長が明かす、ホントの米中関係
2015年11月27日(金)  現代ビジネス 

(以下、その一部を抜粋)

1973年10月から11月に米中間で交わした「秘密協定」(計438ページ)がある。

当時のニクソン政権は、イギリスを経由することで、アメリカの法律や規制を回避して、中国にハードウエアや技術を提供した。人民解放軍に対するレーダー装備などの支援も申し出た。

 

79年8月に、カーター政権のモンデール副大統領が訪中した際、国防総省とCIAは、軍事機材を軍用輸送機で中国に運びました。

その後、レーガン大統領時代の'81年になって、中国への支援はレベルアップ。レーガン大統領は、「NSDD(国家安全保障決定令)11」に署名。

 

これは、人民解放軍の戦闘能力を国際レベルにまで底上げするために、先進的な空軍、陸軍、海軍及びミサイルの技術を、中国に売却することを、国防総省に許可するもの。

レーガン大統領は、'84年には「NSDD140」にも署名。そこには、「強く安全で安定した中国は、アジアと世界の平和を保つ力になるはずなので、その近代化を助けよう」と書かれている。

―冷戦下にあって、資本主義の覇権国であるアメリカと、社会主義の大国である中国は、軍事的には激しく対立していると世界に見せかけて実は、裏では結託していた

その極秘の軍事援助は、いまだに一部、継続している。

この秘密協定を米国の同盟国である日本には教えていない

 

日本は憲法で、軍隊は持たないと宣言している。また、日本版のCIAと言える組織もない。いくら同盟国とはいえ、そのような国に教える義務はないというのが、アメリカ政府の立場。(註1)

何より中国が、「どうか日本には秘密にしてほしい」と強く言ってきている。それに、日本政府からも正式に要請されたことはない。

 

前世紀の1970年代、'80年代の中国は、アメリカにとって、中国語で言う「小弟弟」(可愛い弟分)だった。

 

中国はうまくそうした役回りを演じ、アメリカから最大限の援助を勝ち取った。「韜光養晦」(能力を隠して力を蓄える)が、春秋戦国時代から小平が学んだ教訓だ。

単純にGDPで比較するなら、中国が順調に行けば、あと5年くらいでアメリカを超えて世界一の経済大国になる。

総合的な国力で言えば、中国建国100周年にあたる2049年に中国がアメリカを超えている確率は、5割以上ある。(註2) (抜粋終り)

 

   ★   ★   ★

(註1)安倍首相が憲法改正を掲げて7月の参議院選挙を闘う隠れた根拠の一つ。
(註2)中国建国の2049年には、USAと称する米国は存在しない。第二次南北戦争と呼称されるだろう各州の一斉の独立戦争が勃発し、分散国家となっているか、それとも、米ドルのデフォルトで、カルフォルニア州の西海岸やハワイ州は中国領土に、アラスカ州やコロラド州はロシア領となっているだろう。

 

米国(24) 米国本土でロシア・中国軍が演習
2020-08-06 

https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12615868594.html

 

日本危機(16) 尖閣諸島を狙うのは中国と米国
2021-03-23 
ジョセフ・ナイ著「対日超党派報告書」
― Bipartisan report concerning Japan ―

https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12662975205.html

 

日本危機(15) カルタゴに学ぶ日本の滅亡末路
2021-03-18 

https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12663020431.html

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