昨日は『”怪談朗読劇「かみそり」(米)(ちょっとだけ追記しました)”の追記版(??)』のようなものをちょっと書いてみようと思いました。

が、、まとまらず、、、昨日は諦めて、、今日の更新になってしまいました。

 

まず、「怪談」についてですが、、、

劇場でも主催のくまさんが言ってたように、お話や物語というより、聞いてる人を驚かすのが目的みたいになってるような気がして、今まではあまり興味がなかったんです。

先日観た「牡丹灯籠」も、聞いてみればちゃんと物語になっていて、所謂「怪談 牡丹灯籠」と言われているお話は、物語の一部を取り出し、脚色されたようだということが分かりました。

つまり、私たちが普通に「怪談」というものに対してイメージしてるものは、ちょっと特殊な加工をされたいわばアングラ的なものだったのではないか。。ということです。

 

今回の「カミソリ」も「怪談」とはいうものの、観客を驚かせる手段としてではなく、きちんとした物語として成立していたことで面白さや、迫力、臨場感などが発揮されたのだと思います。

これは主催のくまさんの狙い通りだったと言えると思います。

先の「牡丹灯籠」も、部分抜出ではなく、全編を通して演じられたことにより、世界観というか物語の奥行きが感じられ、、「あぁ、、怖かったね!」というより以上の完成度が感じられたものと思いました。

もちろん、作品としての完成度は、単に物語自体の良さだけではなく、それを演じる人たちの力量、熱量、努力、解釈の仕方などによって変化し、だからこそ舞台の生ものとしての魅力があるのは間違いないですけどね。

 

ここで、さらに一歩踏み込んで、、、

以前「幽霊」や「霊魂」、「魂」についても考えてみたい、、と書いておきましたが、その緒端として少しだけ書いてみたいと思います。

よく、「幽霊とか非科学的なことは信じない」という人がいますが、「幽霊」などは「非」科学的なものなのでしょうか?

「カミソリ」では実際に体験したことをベースに物語を創ったという話を聞いています。

もちろんその話が嘘か誠かを議論するつもりはありません。

そして私個人としては、今はまだ科学で語ることのできない現象が、「あり得ないこと」だとは思っていません。

ちょっと話をかえて、、、

幽霊などと共に存在の有無が話のネタになる「宇宙人」についてはどうでしょう。

科学者たちも「宇宙人の存在」については概ね「存在する」もしくは「存在した」または「存在するであろう」という点は一致していると考えていいと思います。

なんせ「地球人」がいるのだから、他の天体に「知的生命体(=宇宙人)」が存在することには無理がありますよね。

ただ、ここ数千年間の間に、彼等が「地球に来た」、もしくは「来ている」かどうかはあり得ないとは言いませんが、ほぼないだろう、、という感じだと思います。

でも絶対来ていないとは言えないのも事実ですね。

宇宙人の話しは「非科学的」な物語ではなく、科学的に推論することが可能だからです。(詳細は省きますが)

 

では、「霊魂」や「幽霊」についてはどうでしょうか?

今はまだ「科学的」に議論できるほどの情報はないというのが実情でしょう。

死の瞬間体重が減るというデータはあるようですが、、、これは検証されているのでしょうか?

もしそのデータが検証され、生の状態から死の状態への変化の過程で生化学的な理由が見つからないなら、ある意味「霊魂」の質量を観測したということができるのかもしれません。

ですが、その質量が魂の重さだとすると、魂はどういう物なのでしょうか?

目には見えず質量を有するもの、、、、といえば、宇宙論では「ダークマター」というものが思い浮かびます。

もしその魂が、「幽霊」として現れるなら、「生前の思い残したことを・・・」ということになると、「ダークマター」のように目に見えず質量があるものに「意思」もしくは「意識」があることになりますよね?

・・・正直なところ「質量(=エネルギー)自体が意思または意識を持つ」というのは、、、、少なくとも私には考えにくい現象です。

だってエネルギーが意思を持つなら、、、極論すればある人一人だけを対象にした原爆とかが作れるかもしれない、、、ってことですよ。

『原爆に向かって、、「お前はA氏に恨みがあったよね」と言い聞かせれば、A氏だけを標的に爆発する』なんてことができちゃう、、、ってことですからね。

・・・正直、魂や霊魂はあったとしても、それが幽霊として現れるってのは無理があるような気がしています。。現時点ではね。

 

さて、話を少しだけ戻して、宇宙人が地球に来ているか?という点についてもう少し考えてみましょう。

私たちの生きている宇宙は概ね130億年ぐらいになっていると言われているようです。

太陽系は46億年ほどとか言われていて、あと50億年ぐらいはあるだろうと言われています。

人類が文明を持つようになって6000年ほどになるでしょうか。。。

恐竜は概ね1億6千万年の間、種は変わっても、恐竜と言われる存在が地球上に生きていました。

乱暴な推測として人類がホモサピエンスという種として30万年ほど前に誕生し100万年間種として生存するとしましょう。

大雑把に言って人類は31万年生きてきて後69万年生きるとします。

50億年とかに対して69万年、、、、まぁ、、、簡単に言えば、あっという間に産まれ消滅していくのが人類ってことになります。

宇宙130億年の内には無数の星に生命が誕生し、その中のいくつかは知的生命体に進化する(した)でしょう。

そしてさらにその中のいくつかは、私たちのように母星を飛び出し、他の天体へ行っていたでしょう。

でも、更に飛躍し恒星間飛行を成し遂げられるまで発展できるかどうか、今の私たちには想像できません。

SFとして恒星間飛行を可能とするものは多いですが、現実にはどうでしょうか?

私たちは核融合炉でさえ実現できていないんですから、、通常の物理法則を超えるような航法、システム、機械(宇宙船)はそう簡単にできるとは思えませんし、もし遠い将来的に可能だとして、私たち人類がそこまで生き延びることが本当にできるのでしょうか?

こういう事柄を考慮していけば、宇宙人はいても、この広い宇宙空間で地球に偶然やってくることができるというのは、時間軸を考慮しても、空間軸を考慮しても、限りなく小さい可能性、、ゼロではないにせよ、、、ということになると思います。

 

一つの可能性として、昔話に出てくる「鬼」というものの中には人は異形の宇宙人がいたかもしれません。

宇宙人ですから、人とは違った姿をしていたでしょう。

昔話に出てくる人々は異形の存在を「鬼」と呼び畏れたかもしれません。

で、昔話では「鬼」は退治される存在ですね。

でも「鬼」が恒星間飛行が可能な技術力を持った者たちが、せいぜい弓矢と剣しか持たない人々に退治されるでしょうか?

もう一つの可能性として、おとぎ話に出てくるエルフやドワーフのような者たちは宇宙人だったかもしれません。

彼らは往々にして西方の彼らの島、もしくは国に帰っていくことになっています。

人々は西に向かって進んでも、人の身であれば、どんなに進んでも行きつくことはできない、、ってことになっています。

そこは西方の島だったのでしょうか?

迎えが来て、、もしくは宇宙船が直って、地球から旅立って行ったことを象徴的にそう表現したのかもしれません。

そう考えれば、宇宙人が地球に絶対来ていない!とは言えないかもしれません。

 

現代の科学で証明できないことなど、まだまだたくさん残っており、むしろ解明されたことの方は宇宙の真理からみればほんのちょっぴりかもしれませんね。

 

ここで話を大きく戻して。。。。

「カミソリ」の物語が凄く良かったと思われる点は、「怪談」を鑑賞に堪える「物語」として成立させていたから。というのがまずありますよね。

いろいろな不可思議な点はあっても、それを「驚かすネタ」としてだけ使っている、従来よく知られた「怪談」とは一線を画す作品に仕上げたことは大きいと思いました。

そして演者のレベルの高さがありますよね。

今回経験の少ない若手の成長がキーだったと聞いています。

若手が自分の力を精一杯発揮できるようにした製作側や周りを支えていた役者さんたちが、彼らのレベルを引っ張り上げてくれたんだろうと思います。

私は今回kkちゃんに会うために行ったんですが、正直会えればOKぐらいの気持ちで行ったんです。

はっきり言えば「いい作品だとは期待していなかった」というのが本音です。

以前配信で聞いたkkちゃんの「人生いろいろ旅せよ乙女」を観てもらえばわかるように、私自身も読みなおしても申し訳なくなるぐらいいいことは書いてないんですよね(^^;)

ですが今回の舞台では、同じ人が演じてるのか???っていうぐらい、格段にレベルアップしていて、驚きを隠せませんでした。

「人は変わるもの」ですねぇ、、、、「男子三日会わざれば、刮目してみよ!」ってありますが、kkちゃんは男子ではないですけど、まさにそんな感じでしたね。

これからのkkちゃんの成長・活躍には要注目!ですぞ。

 

そしてもう一人、野々下丈子さんも、今回が二作目だったそうですが、とても二作目とは思えませんでしたねぇ。

正直ノーマークでしたが、機会があれば、これからもお会いできることがあるかもしれませんね。

今後の活躍を期待しています。

 

おっ!と、、気がついてみたら、纏まりのない話を長々と。。。。

今日はこのへんにしておきましょうか。。。。

気が向いたら、まだ続くかも。。。。(^^;)

 

余談ですが。。。。。

居酒屋での公演のお話、、、、

昔の資料として「居酒屋「夢の郷」殺人事件」を送らせて戴きました。

これ2015年の公演なので、今でも受け入れてくれるかどうか、、、てか、考えてみれば今でもお店があるのかも調べてなくて。。。。

余計なことをしたかも、、、、って少々恐縮しちゃってます。。。

 

もひとつ余談ですが。。。。。

ボイスドラマで、「シーズンシスター探偵団第三話」ってのをkkちゃんから購入。

ダウンロードはしたんですが、、、

kkちゃん曰く、、、「まだ成長前なので、優しい心で聞いてね!」

・・・・聞くのが怖くてまだ聞けてません(^^;)

聞いて、感想書けるかなぁ。。。。。