今日はDVDで「月闇の詩 ~羽衣の調べ~」を観ました。
「残光クレイドル」を観て購入した、「陽継ぎの双輪」を含む3枚の内の2枚目がこの演目です。
竹取物語、、かぐや姫の物語からモチーフをとった創作物語のようです。
竹取物語はの本最古の物語と言われていますね。
まぁ、、、現代に伝わる日本最古の物語で、今に伝わっていないもっと古い物語があったかもしれませんが。。。
でも、この物語は竹取物語とは全く異なる物語になってます。
この物語のキーワードの一つに、タイトルにもなっている「月闇」というのが出てきます。
月に大地の影が落ちるとき、、、を月闇の時というようです。
それって「月食」ですよね。
古来、人々の暮らしに月は大きな影響をもたらしてきましたよね。
古い暦は太陰暦が用いられてきたし、満月、新月で人ならざる者たちに力を与えて来たということになっています。
そして、今回は「月闇」、、「月食」も人の暮らしに影響を与えたのでしょうね。
人ならざるものにはより一層影響があったんでしょうかね。。。。。
もう一つのキーワードは「羽衣」でした。
「羽衣」は本来竹取物語には出てきてないですよね。
でも、「羽衣伝説」日本各地に残っており、日本だけではなく、世界中にも類型の伝説があるんですよね。
羽衣は天上界と人の世をつなぐ、具体的な形あるものとして象徴的な「物」であって、「羽衣」自体に何か特別な力があったのでしょうか?
このお芝居の羽衣は「いいように使われた」感がありますよね。
まぁ、、、力の象徴としてと「羽衣」というのは、この物語だけではないんでしょうね。
天女は「羽衣」を失うと天に帰ることができず、取り戻すことによって天に帰ることができるようになる、、んですからね。
この物語で明確にかたられてはいないようでしたが、、、、
ヤマトの羅祥(らしょう)と士輝(しき)は、、、天照と月読がモデルでしょうか????
天とヤマトの対立というのは、天つ神と国つ神の国譲りの物語がモチーフでしょうか?
神話では天つ神が国つ神から地を譲り受け統治権を得たことになっていますが、この話では天がヤマトに滅ぼされることになっています。
天とはいうものの、ヤマトに対抗する周辺地域の国なのかもしれませんね。
それとも、天は本当に天上の国だったのでしょうかね?
まぁ、、、もっとも、天照と月読が降臨したってことではないでしょうね。
高天原から降臨したのは瓊瓊杵尊ですからね。
いろいろ気になった点を挙げてみましたが、、、どうでもいいといえばどうでもいいんですけどね。
物語は、、、下記参照ですね(^^)
正直な話をすれば、、、上記のような点が気になると、素直に物語に入って行けないというか。。。(^^;)
なるべく先入観なしで観たい!といつも思ってるんですが、、、、、
思いっきり、雑念に溢れちゃって、、、、、
もう一度ぐらい観ないと、、、お話を頭の中で整理しきれてないんですよ。。。
夢神楽さんは活動終了しちゃってるみたいですが、DVDとかはまだ買えるみたいなので、興味を持たれた方は買って観てください。
余談ですが。。。。。
劇中の音楽、結構alanちゃんの曲が使われてて、思いっきり感動しちゃいました。
もひとつ余談ですが。。。。。
昔からず~~と疑問に思ってたんですが、、、、
かぐや姫が月世界から日本に来たのは、罪を犯しその償いに月の都を追放されて、流刑になったため。。。ということになっています。
しかし、最後は月世界からお迎えが来て帰っていく。
刑期が満了となったのか、、、それとも何か減刑でもされたのか、、、いづれにせよ日本に月世界からお迎えが来て帰っていく。
お迎えが来るような地位の存在だったかぐや姫が犯した罪とは、、、いったい何だったのでしょう?
よく言われるのは、月世界で不義の罪を犯した、、ってことですが、、、
何となく納得できないんですよねぇ。。。。。
不義の罪を犯すようなものが、求婚者に実現不可能な要求をするでしょうか?
・・・もっと他の罪を犯したような気がするんですよねぇ。。。。。
更に余談ですが。。。。。
なんか、、、キャストさん達の足元、、、靴が、、、違和感あるんだよなぁ。。。。
これこそどうでもいいといえばどうでもいいんですけどね。。。。
でも、、気になっちゃうんだよねぇ。。。。