おはようございます
前回から開いていませんが、昨日こんなニュースがありました。
奈良の飛鳥・藤原の宮都が世界遺産の候補に上がるという話です。
飛鳥には7月に初訪問したのでネタにするわけですが、そういやここは世界遺産に登録されていませんでしたね
奈良県には下記の世界遺産がすでに存在します。
・法隆寺地域の仏教建造物(斑鳩町)
・古都奈良の文化財(奈良市)
この二つは比較的近いところにありますが、別物です これに加えて飛鳥(明日香村)・藤原(橿原市)が登録されるとこれまた近いところとなり、覚えるのが大変になりますね。まぁわずかな移動距離で3種類の世界遺産に触れることができるという強みになりますが
この間飛鳥を訪問した時は、インバウンドと思われる人はほとんど見かけませんでしたが、世界遺産に登録されるとそれなりのインバウンド訪問があるかと思われます。
飛鳥を世界遺産に登録した場合の問題点を考えてみたいと思います。
以下7月の遠征記録の使い回し画像です。
蘇我入鹿の首塚
高松塚古墳の近くの風景
高松塚古墳
キトラ古墳
飛鳥については、近鉄の飛鳥駅が拠点になりますが、奈良方面から来る場合も橿原神宮前で乗り換える必要があります。また駅を降りても飛鳥宮跡、飛鳥寺、石舞台古墳、高松塚古墳、キトラ古墳などそれぞれがかなり離れており、徒歩での観光はほぼ不可能で、自動車かバス、自転車で回ることになるでしょう。あと、基本的にはのどかな風景で高松塚古墳とキトラ古墳もそれだけ見れば同じものにしか見えませんから、特に外国人に対して見て印象に残るようにするのは難しい気がします。法隆寺や東大寺みたいなシンボルになるものを飛鳥で見出すのは難しいです。古墳以外も似たような風景なところが多いですし。
富岡製糸場や石見銀山よりは人が訪れる可能性が高いですが、登録されたところで難しいかもしれませんね。あと奈良市内以上に宿泊施設に乏しいにもかかわらず全てを回るには1日では難しいところのように思えます。つくるとしたら3種類の世界遺産を2〜3日で回るのに便利な場所ですかね。
そろそろ世界遺産をバカスカ登録する時期でなくなっている気がするんですよね するとしても特異性や世界に誇れるような場所を厳選しないと。
おしまい。