台北での幼稚園選び2018 | Dr. ミナシュランの台湾グルメと「ママ、ときどきドクター」

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美味しいものが大好きで、本名の「みな」とグルメの「ミシュラン」をかけて、「ミナシュラン」と呼ばれています。台湾でぽかぽか子育てしつつ、ときどき日本に帰ってお医者さんする「ママ、ときどきドクター」な暮らしの子育てエッセイと美味しいもののブログです。

もうすぐ台北に着任されるご家族が幼稚園選びを迷っておられるとのことで、

少しでもお役に立てれば、と、私の把握している情報や、その印象を書いてみます。

他の誰かのお役にも立てるかも?と思い、記事にしておきますね。

 

■何語の幼稚園?

 

まず始めに考えることは、「何語の幼稚園に入れるか」ということでしょうか。

 

1)中国語のみ

2)英語のみ

3)中国語と英語半々

4)日本語のみ

5)日本語と中国語半々

 

と、選択肢は本当にたくさんあります!(有難いことです)

 

 

1)中国語のみ

つまり、台湾のローカル幼稚園ということです。

お子さんが言語の面で大変かな、というご心配もあるでしょうが、幼稚園ぐらいの年齢であれば、比較的にすぐに話せるようになるようです。

台湾は基本的に親日であり、日本に対する印象もとても良いので、いじめられるというよりは、むしろ人気者になるケースをよく聞きます。

メリットとしては、言語にしばられて選択肢を絞られることなく、教育内容やロケーションで選べるという点。

知り合いご夫婦はモンテッソーリ教育がお子様にとっても合っているということで台北市内の中国語のみの幼稚園を選んでおられ、とても楽しく通っておられるようです。(←真野すがたさんのブログ、ぜひチェックしてみてください。台北での幼稚園選びやその後の生活など、心温まる記事がたくさん……♡)

国際結婚カップルのご家庭は中国語のみの園に行く人が多いですが、駐在さんのご家庭でもローカルを選ばれる方も複数存じ上げています。

そして気付けば、あっという間に母より中国語ペラペラに……!

 

 

2)英語のみ

英語のみの幼稚園について、最もネイティブに近い教育環境として知られているのは、天母という高級エリアにある台北ヨーロピアンスクール、台北アメリカンスクールなどでしょう。

言語だけでなく、キャンパスの雰囲気や、問題解決型の教育内容など、評判は非常に良いです。

ただ、学費もえらく高いです(鼻血)。駐在の方の場合、会社が負担してくれる場合があります。

今後も海外駐在の可能性が高い場合や、日本でもインターナショナルスクールを考えているような場合には、候補になりえると思います。

台北ヨーロピアンスクールについては、友人家族も入園を希望しているのですが、希望者が多くてウエイティングになる可能性が高いみたい。

こちらにウエイティングをかけつつ、他の幼稚園を押さえる、という作戦が必要になってきます。

なので、こちらを希望される場合、赴任を決めたら、まずは(着任前に)連絡を取って、ウエイティングをかけるのがよいようです。

また、それ以外にも、台湾ローカル幼稚園で英語教育を行う幼稚園も多数あります。ただ、その場合、子ども同士は中国語で話してしまうこともあるよう。

 

 

3)中国語と英語半々

台北は英語教育熱が高いので、台北市内にたくさんあります。

我が家はこのタイプで、家では私が日本語で話しているので、子ども達、トリリンガル(英語はなんちゃってレベル)になっています。

英語の先生がいるということで、中国語で分からない連絡事項は英語でできたり、送り迎えでイケメンなネイティブの先生を見て目の保養をすることができる、などの利点があります。

うちの子が幼稚園に通い始めた経緯等は、過去の記事からもご覧頂けます。

 

 

 

娘の通ったモンテッソーリ式の幼稚園、半日は英語、半日は中国語で過ごします。

 

 

 

 

4)日本語のみ

少し前の情報ですが、他の方のブログでまとめてくださっています。

http://www.geocities.jp/neasi2003/taiwan.html

https://ameblo.jp/fuumii/entry-10505628557.html

日本語の幼稚園、安心だし良い点もたくさんありますが、ちょっと困る点としては、

・天母というエリアにあり、台北市内に住むなら少し遠い。スクールバスがある園もある。

(天母って、外国人の多い高級住宅地日本人学校もあるので、小学校〜中学校のお子様がおられるご家庭は、ここに住むことが多いエリア。天母の住宅の多くは、建物は古い割に家賃は高いというイメージ。けれど会社が負担してくれるなら大丈夫。それより問題は、(商業的に賑やかで楽しい)台北市内に出るには30分ぐらいかかること。お子さんがまだ小学校でないなら、無理して住む場所でもないかな、という意見もある。)

・いわゆる日本のママ友づきあいがあるらしい

・選択肢が少なく、教育内容で選べない(例えば、台湾で流行っているモンテッソーリなどの教育法はない、はず)

 

 

5)日本語と中国語半々

天母以外にも、日本語班と中国語班が半々の幼稚園がちらほらありますが、天母を外れると、台湾人の割合が増えて来ます。

また、教育環境も、台湾っぽさ(適当だったり、教室の清潔さが日本のレベルではなかったり、教室が小さかったり)が強まってきますので、その辺りをどう考えるか、は、見てから判断されることをお勧めします。

(私は最初、園庭のない台湾の幼稚園に全然慣れなかったのですが、確かに灼熱の期間が強いので、園庭なくても良いか、と、だんだん割り切れてきました。住めば都キャラならきっと大丈夫!)

 

 

 

■最近の注目幼稚園

 

最後に、最近注目されている、新しい幼稚園情報です。

 

・Smiley rhythm幼稚園

https://www.facebook.com/smileyrhythmkinder/

天母の近く芝山エリアにある、最近日本人と台湾人のご夫婦が開いた新しい小さな幼稚園。

イタリアの子どもの自主性を尊重する教育法を取り入れていて、芸術系に強い

自然豊かな地域にあり、よく外遊びをする。先生も生徒も、日本人と台湾人それぞれ在籍。

我が家もサマースクールに通わせたのですが、親子ともに大満足しています。

スクールバスあり。

 

・「みんなの家」

https://www.facebook.com/mtdiscovery/

出会った人誰もが口をそろえて言う「みんな大好き、みほ先生(私、お会いしたこともないのに、なんだかみほ先生を好きになってしまったような気分になっている……、もともと台北で幼児教室をなさっていたのですが、この秋から保育園的なこともされているご様子。

情報収集してみる価値はあると思われる園。

 

 

どちらにしても、人気の園(特に日本語の園)は入園待ちになるという情報もあるので、まずは気になるところに見学をして、入園申し込みをすると良さそうです。(そうすると、帰任や卒業がある3月/4月のタイミングで入れることが多そう)

 

そして、台湾で小さなお子様を育てる日本人ママのネットワーク「マザーグース」では、幼稚園の情報がもらえたり、お子様が同じ年齢のグループで一緒に遊ぶイベント情報などがあるので、入会してママ友を作って、そこから情報交換!というのも良い手だと思います。(私、「かき氷は嫁を救う」っていう記事を書いたことがあるのですが、本当、海外生活の心の支えは、かき氷とママ友です!

 

では、良い幼稚園に出会えますように〜!