最近、ドイツの交通機関はストライキ続きで、それもいろんな組合が競争するかのようにストライキをするので、現地に住んでいる者でも、もう何がなんだか分からないぐらいです。友達と会うのも、ストがあったら延期と言ってるぐらい。
何だか10月に書いた記事も↓↓アクセスが多いようなので、みなさんも困っているんだろうなと実感しています。
どれだけストが発生しているかと集計しようかと思っていたら、ニュースサイトn-tv.deでまとめてくれていました。空港のストは、日によって場所が違います。
1⃣【GDL】ドイツ鉄道(DB)の運転士等が加盟する鉄道機関士労働組合
2⃣【Ver.di】 統一サービス産業労働組合
①近距離公共交通機関の従業員(地下鉄・路面電車及びバス)
②ルフトハンザ航空の地上係員
③ドイツの空港の保安職員等
3⃣【UFO】独立客室乗務員組合(ルフトハンザ航空の客室乗務員)
1⃣ の鉄道はICEなどを使う長距離移動は、かなり大変かもしれません。隣の町へ出かけるぐらいだったら、完全に止まっている訳では無く、間引き運転でいつもより本数は少ないけれど何とか移動できます。(ストが無くても普段から遅延やキャンセルも多いです)
2⃣-① 公共交通機関の地下鉄や路面電車・バスが止まると結構影響を受けます。私の住んでいる所だと、バスが全て止まったので(市電はありません)電車に乗ろうと思ったら駅まで歩くしかなく、かなり影響を受けました。
※ストライキ中の公共交通機関の状態は、州によっても違うかもしれませんので、必ずご自身でご確認ください。
そして空港系
2⃣-②,③ 及び 3⃣ ですが、どの部門がストをしているかで、飛行機が飛ぶのかどうか違ってくるようで、保安職員部門だと、飛行機は飛ぶけれど保安検査にすごく時間がかかったり、保安検査が機能しないので飛行機が飛ばなかったりと対応がそれぞれのようです。乗客としては、えっ、どっち!?ってなりますよね。
そして、保安職員がストを起こした場合はキャンセルの補償が出ないという記事も見つけました。
”空港職員や航空管制官がストライキを起こしている場合、これは航空会社が制御できない外部の出来事であり、航空会社は例外的な状況により補償金を支払う必要がないことを意味します。”↓↓
(Google翻訳で読んでください)
早目に分かったら、旅行のキャンセルや変更が出来るんですが、先日、3/7(木)は、予告なしでセキュリティのストが発生して、朝からデュッセルドルフ空港は大混乱となっていました。
また他の日、鉄道のストライキが発表された後、空港のストライキもあり、多分、鉄道から飛行機に振り替えた人はふんだりけったりだったと思います。自分がその立場だったら頭から湯気が出てるかも
我が家も近々、飛行機に乗って出かける予定があるんですが、楽しいはずの旅行なのに、本当に飛べるのかどうか分からないので、荷造りするのも何だか面倒になっています。
日本は春休みの旅行シーズンに入っているのかもしれませんね。
トラブルが無いのが一番ですが、情報収集を早目にして、万が一の時のプランB、Cを考えたり、航空会社やツアー会社の連絡先も忘れずにメモして持参することをお勧めします。
桜の咲くいい季節になってきたんですけどね・・・