昨年の6月、7月、8月の3か月だけ、1か月9ユーロでドイツ全国のバス電車に乗れるチケットが販売されました。(一部除外地域あり&ICEやIC除く)
この9ユーロチケットの実施は、車から公共交通機関へ乗り換えを促し、環境に配慮した試みとされていました。このプロジェクトは成功したと言われているんですが、私の通常約120ユーロ/月(デュッセルドルフまでの距離)もする定期が9ユーロになったらその差額はどうなるの??その資金はどこから??と思っちゃいますよね。
そして、ドイツ以外の旅行者など、多くの人が利用したので、電車が混むし、混雑乗車に慣れていないドイツ鉄道ですから、発車ができなかったりの弊害があったと聞きます。なので、平素でも遅延、突然のキャンセルがある鉄道がさらに酷いことになっていました。車派の相方君は、余計電車に乗りたくなくなったという
さて、そんな9ユーロチケットを続けろと、環境アクティビストの方達が張り切って声をあげていらっしゃいましたが、やはり財源の問題はどうにもならないようで、29ユーロにするだの、59ユーロにするだの右往左往していましたが、最終的に49ユーロ/月で落ち着いたようで、2023年5月1日から始まることになりました。
本当に始まるのかしら??と思っていたんですが、地元の交通局がチケット申請を受け付けていたので、早速申し込んできました。
その名も「DeutschlandTicket(ドイチュランドチケット)」
今回はちゃんと名前がついたんですね。
そして、ちゃんとデザインされた電子カードが届くようです。
通常の契約定期は月ごとに買うより1年契約な分安くなりますが、私のように毎月は必要ない者には契約は無駄なんですよね。なので、途中解約が出来るのもありがたいシステムです。
5月から開始なのに3月の初めに申し込みに行くなんて、気が早いと思われました?
申し込みに「〇月〇日まで」というのは見当たりませんでしたが、通常の定期は毎月10日までに契約/解除の申請をしないとダメなんです。なので、これから申し込みが殺到して、事務仕事が滞ることは目に見えているので、先手必勝で申し込んできた次第です。
すでに年間契約の定期券購入をされている方は、自動に49ユーロに切り替わるような話も聞いたので、それだったら楽ですよね。
スマホで契約して、チケットをQRコード管理する方が申し込みも楽かもしれませんが、そこら辺は実物が何だか安心できるんです。
ずっと49ユーロでないかもしれないとの話もありますが(お試し価格?)、現状の定期券より安くなるのは嬉しいので、多少値上がりしても許容範囲です。
ただ、電車に乗る人が増えて、電車の係員が疲弊し、病欠が増えて電車がキャンセルになったり、電車の故障が増えたりするのであれば、電車賃は高くてもいいので、ちゃんと運行して欲しいと願います。
まあ、今現在、電車賃が高い上に頻発する遅延・キャンセルなので、この面での改善は期待できないかもしれませんね。
※定期の申し込み・解除などの日や方法は、私の住んでいる地域の話なので、お住いの場所の交通機関でお調べくださいね。