昨日は他県で。
何人かで晩ご飯に何を食べようかということに。
そば打ちの仲間の
遊庵ひで禅師がいたので
「何か速やかにつまんだ後に、蕎麦でも行きますか。ワシらのそば打ちにかなう相手がおりますかのぉ(笑)」
と夜道をいそいそと蕎麦屋さんへ。
すると、
なんと。
十割蕎麦があるではないか。
で、店内には
「十割そばは注文を聞いてから、そばを打つのでお時間がかかります。もし、お急ぎの方は二八そばをご注文ください」
とていねいに書いてある。
いや、いや、この気遣いがいい。
そこまで十割にこだわる、
というお店の姿勢もいい。
十割蕎麦というのは、つなぎの粉を一切使わないのできれいに打つのはなかなか難しい。
しかし、好みもあろうが
つなぎの粉を使わないだけ
蕎麦の香りも高い。
素人には憧れのそば打ちが十割そばなのだ。
そしてお酒と肴をいただきながら
さて、
さて。
十割そばの登場。
??
ちと、
注文して打つ割りには
出てくるのが早い。
??
この歯ごたえ??
この麺の切り口??
この味わい??
違う。
十割ではない。
ましてや
手打ちではない。
パスタの機械で作ってるような感じ。
なんという偽装表示。
世間の目はあざむいても
ワシらの目と舌はあざむけんぞ。
ひどいもんだ。
貴重な十割を食べさせても
なんだ、蕎麦ってたいしたこと
ないな。
と思われるのが残念。
背中に電流が
走るような蕎麦を
食べさせてやってほしい。
かくして
偽装も分からないまままに
十割そばの価値は落とされるのであります。
とても残念そうに
十割そばを口に入れる
ひで禅師(笑)









