春はすぐそこに |
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日本には四季の移ろいを感じながらそれを形と香りと味わいに表現する和菓子、という素晴らしい文化があります。 桜餅は関東風と関西風がありますが、ここ数年、関東でも一般的に道明寺が見られるようになりました。 道明寺は、その名前の通り、道明寺粉を使用して作られます。 道明寺粉は、もち米を蒸し乾燥させてから砕いたものです。昔、道明寺という尼寺で、お供えしたご飯を乾燥させ、干飯にし、飢饉のときに人々を助けたことに由来があるそうです。 初めての包餡(ほうあん…和菓子用語であんを包むこと)にとまどった方もいらっしゃいましたが、大丈夫、塩漬けの桜葉が、すべての苦労を無かったことにしてくれます♪(ただし、桜葉もご一緒に召し上がってね~) |
みかん種の天然酵母パン |
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みかんを使って発酵種を作り、それをもとに作ったパンをカットすると・・・中も、やはりみかん色♪ 酸味と甘みが効いて、美味しいパンです。 “クロワッサン月間”だった今月。時折、この様な、野性味のある、素朴なパンが無性に食べたくなります。 |
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そして、野生味あふれる天然酵母もアレンジ次第で、こんなにお上品に変身! 好みの分かれるところですが、「これぞ天然酵母!」を召し上がりたいときは、先ほどのシンペル型を。天然酵母の癖を強すぎる、と感じる方はこちらを。 みかん種は、時期的にもう終わり。春が近づいている証拠ですね。 |
あの“ポキ山写真教室”の先生がみもざていにいらした日 |
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今日は、私がお世話になっているポキ山写真教室の先生をお招きしてクロワッサンレッスンを行いました。 ポキ山先生のおかげで、私の写真がどんなに上達したかは、このHPをご覧くださっている方はご存知のことと思います。(前の写真、捨てたいですよ、ホント) 先生は穏やかで素敵な女性。パンを作るのも、お上手♡ 実に手際よく、作られました。 そして驚いたのは! ポキ山マジックにかかったみもざていの写真の数々です。詳細は先生のブログ!こちらにリンクいただいて・・・。まだご覧になっていない方、必見の価値あり!です。見ないと、損しますよ! そして、こうして先生の写真を見て感じたのは「先生の目は、ふつ~の物を見てもこんなにキラキラと輝いてみえるんだろーか!?」ということです。 感性、センス、(実力は当然)本当に素晴らしい! |
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茅ヶ崎芹沢の米隆農園のミニトマト。(絶品です。フルーツの様ですよ。) みもざていで使うお野菜の多くは米隆農園の直売所で仕入れて来ます。 お野菜がポキ山先生の手にかかると“アート”です。 |
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この角度で私は発酵前のパンを 見たことがありませんでした。 パンやお野菜をご覧になって、先生は「かわいい♡」を連発。 ヤッパリ、そう感じないと、こういうフォトは撮れないのね…。 え?私?間違いなく「美味しそう!」 同じ物を見て、「かわいい♡」と感じるか、「美味しそう!」と見るか・・・先生と私、感性の根本から違う・・。永遠に縮むことの無いこの差! |
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ポキ山先生がお喜びになるかしら…とクロワッサン生地でパイケースを作り、ホワイトシチューを掛けました。 先生に撮っていただくと本当に美味しそう! |
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発酵時間を利用して先生にレッスン(というほどの物でもございませんが)させていただいたコーヒーゼリー。 「先生、ミルクは掛けますか?」と聞くと「連写のチャンス!」 あんなに簡単に作ったコーヒーゼリーがどうよ!この写真映え! 私もこれからは一つ一つのものを愛情を持って見ることにします♡ |
みもざていオリジナル 塩麹クロワッサン |
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寒いこの時期がクロワッサンのようなバターの折り込み生地を作るのに最適な季節です。今までのクロワッサンも美味しい。でも、もっと違う何かがあるはず…と密かに思っていた私。 ベーカーリーに寄り、一応、トレイとトングを持ち、パンを選ぶふりをして、クロワッサンの前に佇み、正面から横から上から、じっと観察。時には買いますよ。でも、この時期自分でもかなり頻繁に作るので、一つ200円もするクロワッサンを買いたくない…というのが本音で…スミマセン。(ベーカリーにいる私を見かけたときはそっとしておいてください…。見逃して~!) 今まで作ったクロワッサンよりもっと、層をはっきり出したい。 バターの折り込み方法を変え、打ち粉の方法を変え、粉を変え、試行錯誤。そして、ふと思い浮かんだ、今話題の“塩麹”を自分で作って、クロワッサン生地の仕込みに使ってみました。 惚れ惚れする出来映え。塩麹クロワッサンの完成です。 あとは、皆様にレクチャーできるように、作り込む事。(もはや家族はクロワッサンに見向きもしないというのに…。あの量のバターは何処へ?考えると、コワイ・・・) |
ムスカリの花言葉~明るい未来 |
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極寒の中、ムスカリが清楚な花を咲かせました。 ムスカリの花言葉は失望・明るい未来。???どういうこと?真逆じゃない、と思いましたが、私なりの解釈で…ひととき失望することがあっても、その先には明るい未来が必ず待っている…ということを言っているのね!と都合よく考えることにしました。 いままでの私の生きてきた道もその通りで、幾度となく失望と明るい未来の繰り返しでした。失望の最中は明るい未来など考えられませんが、大丈夫、きっとその先には明るい未来があるに違いありません。 |
100個のトリュフチョコレート |
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イルプルーシュルラセーヌのルセットゥによるトリュフチョコレートの講習に行ってきました。フランスのペック社のチョコレートを使って作るトリュフは絶品! カルヴァドス、コアントロ-、リカール、ブルドゥネージュの4種、合計100個を一人で作りました。 チョコレートはデリケートです。さっきまで、上機嫌で従順だったチョコレートがある時、急に不機嫌になり、全く思い通りにならない。悪かった、ごめん、となだめ、居心地のよい環境を整えると、上品な顔を見せるチョコレート。手荒に扱おうものなら、一瞬で傷つき元に戻らない。 「チョコレートは女性と同じです。」とおっしゃった先生の意味が分かるような、分からないような…。私が男性だったら、こんな女性は御免こうむりたい!いや、でも案外面白いかも…なんてほとんど“おじさま”の心境。 作ったチョコレートをゴディバの空き箱に入れて、持ち帰りました。 それを見た家族は驚いて「ゴディバで一体、いくら買ったの!?」 |