ひとはそれぞれ違う色眼鏡をかけて世界を見ているよね。
心理セラピスト・カウンセラー@神奈川
たかはりようこ です。
うしろ足が立たなくなった老犬をお庭に出して
トイレ&日向ぼっこ させてると
通りすがりに声をかけてくれる おばちゃん。
「あらあら。動けないのね。可哀想にねえ
よしよし。可哀想に可哀想に。」
イヌのあたまを なでなでしてくれる。
わたしは「まあねえ。ありがとうございます。」と
曖昧に笑いつつ、複雑な心境。
ええー?うちのコ 可哀想じゃないよー?
ごはんを美味しく食べられて
身体から出るものは ちゃんと出て
甘えて可愛がられて。
もうボールを追いかけて走り回るなんてことはできないけど
たぶん本人(犬)はもう、そんなことはしたくない。
イヌのために暖房をつけっぱなしにしてる部屋の
ぬくぬくとした自分のベッドで
好きなだけ寝ていられる。
いやーーーうらやましいほど幸せそうなんですけど。
と 思いつつ、
あのおばちゃんは、自分の身体が思うように動かせない とか
なにか制約があって自由に行動できなくて窮屈 とかって
思いを持っているのかもしれないなあ
わたしは、このイヌみたいに食べて寝てぬくぬく暮らしたいけど
それは自分には難しいことだなって
思っているのかもしれないなあ
なんて思う。
この思いの違いが、それぞれの色眼鏡の違いだよね。
水仙がキレイに咲いた^^
ひとは、自分では気づかない色眼鏡をかけてます。
それは、いいとか悪いとか ではなく、そういうものなの。
同じものを見ていても
それぞれが 自分の色眼鏡越しに見ているので
違ったものに見える。
あなたは間違ってる! とか
わたしはそうは思わない! とか なったりしがちだけど
そりゃー自分とは見えてるものが違うのだから
違う意見が出てくるものよ。
違う意見が出てきたら
そのひとの見ている世界、置かれている世界に思いをはせると
少しやさしい気持ちになれるね。