昭和世代 JAF 湖池屋スコーン パニック デパート駐車場トラブル 坂道発進 | ダウン症児のママはシンガーソングライター MIMOの「ギフト」な日々

ダウン症児のママはシンガーソングライター MIMOの「ギフト」な日々

ダウン症の愛娘の子育てと、シンガーソングライターとしての音楽活動を楽しんでいます。
みなさんが元気でやさしくなれる情報をお届けいたします!

あれは二ヶ月前のこと。
デパートで一人

お買い物を済まし

うふふんとお澄まし顔で

駐車場を後にしかけた時の話だ。

 

 

そのデパートの駐車場出口ってさ
一方通行だったのよね。

要は逃げ場がないの。

精算を終えるとゲートバーが開き

次から次へと

後続車が流れ込んでくる、あれね。

 

 

一度開いたゲートバーを進めば
もう戻れない。前に進むしかない。

そういう状況なわけね。

 

 

ゲートが開いて

急勾配上り坂を進むと

目の前には大型トラック。

なかなか道路に出れずに

こちらもいたしかなく

停車をさせられた。

 

 

左足でフット式の

パーキングブレーキ踏んで
セカンド入れて待機。

 

 

前のトラックが前進した。

よし、あたしも行きますか。

 

 

いざ地上に続く出口へ。
見えてるのよ、空が。

「あ、もう出れる」

っていう、あの光。

 

 

アクセル踏みながら

パーキングブレーキを

じわっと解除して登る。

(16年前の新車。

 古くてごめん爆  笑

 

 

いつも通りにいざ発進!

 

 

が、しかーし!!!

 

 

パーキングブレーキ、

解除できない。

 

 

な・ん・で?

 

 

いつも通りやったのよ?

左足でパーキングブレーキ踏んで
セカンド入れて
アクセル踏みながら

じわっと解除して登るやつ。

(同じこと2度言ってるあたし笑い泣き

 

 

パーキングブレーキは

何度踏んでも

「スコーンスコーン」って

脱臼したみたいな音だけして終わる。

 

 

アクセル踏んでも進まない!
空回り。

そして――

 

 

止まった。

 

 

読者のみなさまよ。

想像してほしい。

この時の私の状態を。

 

 

ジェットコースターみたいな上り坂。

前が見えなくなるレベルの角度。
重力、ガンガンかかってくるやつ。

その坂の途中で――

 

 

止まった。

 

ハンドルを握る手に

じわっと汗がにじむ。

 

 

後ろには、車、車、車。

バックミラー越しに見えるのは
「え?なんで止まってんの?」

っていう

窓から身を乗り出した

無言の圧たち。

 

 

大・渋・滞。

 

アクセルを踏む。
空回りしたエンジン音だけが

むなしく響く。

ブォォォォ‥‥

 

 

でも、進まない。

体だけが

シートに押し付けられる。

まるで重力に捕まったみたいに。

逃げ場ゼロ。

前にも行けない。
後ろにも戻れない。

 

 

え?

ここで?

このタイミングで?

 

 

神さまこれ

何かの罰ゲームですか?!

‥‥

 

はい‥‥詰んだ笑い泣き

 

 

駐車場の警備員さんたちが

来てくれて、
3人くらいで交代して

運転してくれるも

 

👉誰がやっても動かない😭

 

虚しくひびく

スコーンスコーンという

パーキングブレーキの

脱臼音。

 

 

もうね、私。

車降りてさ。

後続車の人たちに

コメツキバッタみたいに
「申し訳ありません!!!」って

頭下げまくってた。
謝罪会見レベルで。

半泣きで笑い泣き

 

 

 

なんで?なんで?なんで?

そりゃぁちょっと古いよ?

でも大事に大事に乗ってる。

車検だってちゃんとやってる。

なんなら半年点検だって

この前やったばっかじゃん?

 

 

こんな心の釈明を

何度も何度も繰り返す。

誰にも届くはずもないが笑い泣き

 

 

 

警備員のおじさんたちが

「ちょっと後ろから押そうか?」

って一緒に押したけど‥‥

 

車って重い☜当たり前

さらに坂道でG(重力)

めっちゃかかってる。

 

 

「あ!これは危ない!腰やられる!」

「やめよ!やめよ!」

 

 

とおじさんたち。

そして最終的に

 

「JAF呼んじゃってー!」

 

と叫ばれた。

 

 

おじさんたちは

私の車の救出を諦め

後続車の安全確保と

他の出口からの

誘導を始めてくださった。

本当にありがたい‥‥

そしてごめんなさい‥‥笑い泣き

 

 

 

そしてあたしは震える手で

JAFに連絡した。

おねえさん、こう言った。

 

 

「現在都内

 大変混雑しておりまして、

 最短で2時間後になります」

 

 

👉え?

👉この坂で?

👉このGかかりまくりの状態で?

👉2時間!?!?🤣

 

 

「私この車の中で

 この重力の中で

 2時間このまま

 待つかんじですか?」

 

 

「‥‥大変
 申し訳ございません。」

 

 

完全に‥‥詰んだ笑い泣き

 

もう半泣き半狂乱よ。

人間はあまりに苦しいと

1秒が1年くらいに

感じると知った。

 


 

 

いや、JAFさん頑張ってる。

そしてたくさんの人が

今も助けを求めてる。

求めているがゆえの

2時間。わかってるよ。

本当にお疲れさまです。

ありがとうございます。

 

 

でもね‥‥

頭の中が真っ白って

こういう状態なんだな。

目の前から色が消える。

 

 

 

そして人間は

極限状態に陥ると

‥‥笑い出すのな笑い泣き

サスペンスドラマで

最後に犯人が

逆ギレして

笑い出すみたいに。

 

 

そして次なる症状。

何度も何度も

スコーンスコーンと

脱臼するブレーキを

踏み続けると

だんだんと頭の中で

 

🎵スコーンスコーン 

  湖池屋スコーン

 

とリフレインしはじめた。

昭和世代よ。

懐かしむが良い。

 

 

きっとこれは夢の中。

そう、ただの悪い夢。

そっと目を閉じてから

そっと目を開いたら‥‥

 

 

まだジェットコースターに

乗ったままだった絶望。

 

 

【後編】へ続く 

 

次回予告!

 

 坂道で人生が止まったその時、“ヒーロー”が現れた!