つい先日
実母(りりぃ)の一周忌を終えた
寒がりだったりりぃは
まるで家族を労わるかのように
うららかな一日を用意してくれた
弟夫婦と2歳の姪っ子ちゃんも
一緒にりりぃを悼んでくれた
法事というのは
故人にとっての「大切な人たち」を
一同に集めてくれて
「ほら、仲良く生きていくのよ」って
天国から
一席設けてくれてるんだろね
何気ない一枚だけど
私にとっては嬉しい一枚
りりぃの認知症介護で
私と父は心身ともに
壊れかけていた
特に父は
指定難病を発症し
その後原因不明の微熱
食べられなくなり
動けなくなり
母より先に
命が危ないと思っていた
なんとか生きて欲しい
食べられるように
動けるように‥‥
必死で父を支えてきた
その甲斐あってか
奇跡的に父は復活し
りりぃの最期の瞬間を
ちゃんと父が
見届けることができた
ピンクの花が好きだったりりぃ
お葬式の祭壇も
とにかく父はこだわりまくった
このお葬式
参列者はわずか5人
それなのに
こんなにこだわって‥‥
でも今は
その気持ちが分かる
この美しい花に囲まれたりりぃは
5人の心の中に
一生残るんだよね
だから一周忌の花も
ネットで好みのアレンジを探し
お気に入りのお花屋さんに
前もって予約してもらった
白じゃなくてもいいんだって
故人が喜ぶ花が一番ですって
お花屋さんが
りりぃが認知症になってから
夫婦喧嘩が絶えなかったけど
おーい!天国のりりぃ!
聴こえてるかー?!
あなたはちゃーんと
じいじに愛されてたぞぉー!
そして今もなぁー!
良かったねー!
もうひとつ嬉しいことが
私とりりぃの大切な友人から
素敵な贈り物が
何が嬉しいって
命日を覚えていてくれたこと
そしてりりぃが
ピンクが好きだって
覚えていてくれたこと
本来一周忌に贈るお花は
真っ白ですよって
お花屋さんに言われたらしい
でもりりぃを想って
あえて中心がピンクの
胡蝶蘭を選んでくれたって
泣ける‥‥
ことさら泣ける‥‥
りりぃ
天国に行っても
あなたを想ってくれる人がいる
幸せなことだね
ありがたいね
この一年本当に
私は忙しくさせていただいた
それはまるでりりぃが
天国で「営業」してくれてるのか?
っていうくらい
次から次へと
ライブのご依頼をいただいた
本当にありがたいことだった
「何かやることがある」
ということは
悲しみを癒す
最高の特効薬になると知った
辛い記憶も
過ぎれば思い出
そして今は
元気で明るてかわいかった
りりぃがいつも隣にいる
悩んだり困ったことがあると
右耳あたりから声が聴こえる
(気がする)
ステージママで
プロデューサーママだったから
時にダメ出しもしてくる
でもそれがすっごく頼もしい
天国のりりぃよ
あなたの大切な人たちは
私が守るから
安心していてよ
あなたを忘れないかぎり
あなたは一生
みんなの心の中で
生き続けてるからね
とくにじいじは
毎日せっせと
お供えして手を合わせてるよ
地球と天国の
究極の遠距離恋愛
見届けさせてもらいます