おととい、うちのあーちゃん
無事に高校を卒業しました。
思い返せば12年前。
不安いっぱいの入学式のこと。
PTA会長の紳士がこう言った。
「ご入学おめでとうございます。お父さん方、お母さん方、今日までいろんな不安がありましたね。苦労がありましたね。でも良かったですね。もう大丈夫ですよ。この学校に入るとみ〜んな幸せになるんです。お子さんも。親御さんも。」
その言葉を聴いたとたん
まだ知り合いになっていない
同級生の保護者たちが
いっせいに泣き出し鼻をすすり始めた。
「あぁ、みんな同じ気持ちを共有して今ここにいるんだなぁ。」
仲良しになる前に、
もう心が通じ合った瞬間でもありました。
そしてそのPTA会長の言葉通り
私たち親子はめいっぱい幸せな
学校生活を送ることができました。
「この卒業証書はお母さんへのものでもあるんですよ。今までお疲れ様でした!」
と先生からのお言葉にまた号泣‥‥。
知的最重度のあーちゃんに、
特別支援学校の先生方の
「愛情めいっぱい」という言葉では
足りないほどのひたむきな情熱。
絶対に諦めずにあーちゃんの力を信じて
心を通じ合わせて
一緒に「生きて」くださった日々。
感謝しても仕切れません。
今まで支えてくださったすべての方に
感謝しかありません。
本当にありがとうございました。
これから生活介護の施設に進みます。
これからの人生もどうか、どうか、
あーちゃんの未来が
幸せで満たされますように‥‥。