読み終え、閉じた本に向かって、私は泣きながら手を合わせた‥‥「ぶどう畑で見る夢は」 | ダウン症児のママはシンガーソングライター MIMOの「ギフト」な日々

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テーマ:

それがこの本です。

 

「ぶどう畑で見る夢は」小手鞠るい著

 

 

 

まず私

すごく反省しました。

障がいのある子の母であるのに

社会福祉活動している人間なのに

この本の舞台である

「こころみ学園」

「ココ・ファーム・ワイナリー」という

社会現象にまでなっていた

誇らしい施設のこと

そしてその創始者の

川田昇(のぼる)先生のことを

今まで存じ上げていなかった‥‥。

 

 

そして作詞をする人間であるのに

この本の著者である

「小手鞠るい」さんという

素晴らしい作家の作品を

読んだことがなかった。

これは本当に

恥ずかしいことでした‥‥。

まだまだだわ

わたし‥‥。

 

 

 

そして読み終わったあと

創始者の川田先生が

成し遂げてくださったことが

ありがたくて‥‥

障がいのある方への

お気持ちがありがたくて‥‥

今は天に召されている

川田先生に

思わず手を合わせたのでした。

 

 

 

これはもう

一人でも多くの方に

読んでいただきたい。

しかも何度も何度も。

私はもう

三度読み直しました。

読むたびに

味わいが変わります。

それはまるで

熟成されていく

ワインのように。

 

「あぁ、ここは

 こういう意味だったんだ!」

 

最後まで読んだ

その後だからこそ

気づくことがあります。

それがまた格別に

楽しいのです。

 

 

こころみ学園には、

勉強をするための教室はありません。

机もいすもありません。

授業もおこなわれていません。

テストも宿題もありません。

でも、そうじは毎日します。

せんたくもしますし、

料理もつくります。

友達もたくさんいます。

遠足にも出かけます。

ここでは、季節と大自然が教室。

日々の作業が、

授業であり、

テストであり、

宿題でもあるのです。

 

 

 

このように

やさしく話しかける

この物語の「語りべ」は

この山でいちばん長生きの

一本のぶどうの木。

 

 

このぶどうの木の眼差しが

本当にあたたかいのです。

「愛情ゆえの厳しさ」

それが川田先生の

生き方でした。

でも

このぶどうの木の言葉こそ

川田先生のまぎれもない

「心の中の声」だった。

私にはそう思えました‥‥。

 

 

詩人でもいらっしゃる

小手鞠るいさん。

とにかく文章に

リズムと美学があります。

本の文字は

大きく読みやすく

まるで絵本のように軽やかに

春夏秋冬の芳しい情景が

浮かび上がってきます。

さすがです‥‥

夢中であっという間に

読んでしまったくらいです。

 

 

 

そしてこころみ学園の

すぐそばにある

ココ・ファーム・ワイナリーでは

畑で栽培したぶどうから

ワインを作っています。

そこで生まれた

スパークリングワインは

今では沖縄サミットや

洞爺湖サミットで使用されたり

JAL国際線ファーストクラスなどでも

出されている

日本を代表するワインにまで

成長しました。

 

 

そしてそれを作っているのは

親元を離れて暮らしている

10代から90代までの

およそ100人の

障害のある方々なのです。

障害のある子の親として

思わず興奮してしまうような

夢のような「現実」

のお話なのです!

どうしたらそんな

奇跡が起こりえたのか!と。

 

 

その「奇跡の軌跡」が

しっかりとこの本の中に

記されているわけです。

 

 

学園に来るまでは

障がいがあるゆえに

問題行動で迷惑を

かけまくっていた子どもたちが

愚痴も言わずに

ひたむきに汗を流す

その喜びを知り始めます。

 

 

ぞうきんが凍ってしまうほど

寒い日でも

「寒い、寒い」

なんて言わないで

だまって

体があたたかくなるまで

体を動かして作業をします。

みんなとても

純粋でひたむきに

毎日を味わうように

丁寧に生きています。

 

 

なぜそんな魔法が

起こせたのでしょう?

 

こころみ学園開所にあたって

川田先生は

四つの目標をかかげました。

 

なるほど‥‥

そこに最初の答えが

ありました。

 

 

また

こころみ学園には

障害のせいで

言葉がしゃべれない子

ほかの人とうまく

コミュニケーションの

できない子もいます。

 

にもかかわらず

子どもたちはアメリカに行って

そこで、ぶどう畑を

つくることに成功しました。

このお話がまた秀逸!

 

私たちのようにいわゆる

「健常者」と言われる方が

コニュニケーションに

「頭でっかち」に

なってはいませんか?

そして二の足を

踏んではいませんか?

いやぁ‥‥

純粋さには敵わないわ‥‥

そして見習うべきことは

たくさんありました。

 

 

この他にも

面白く楽しい

感動のエピソードが

ふんだんに詰められた

「ぶどう畑で見る夢は」

障がいのある方々への

向き合い方を考え直すための

そして

障がいのある方の

可能性を信じられるようになる

後味爽やかな一冊です。

 

 

「生きる」って

「はたらく」って

本当はとっても

シンプルなんだ。

 

 

小学校の頃から

こういう本に触れていると

きっと考え方も

柔らかくなってくる

そんな気がします。

老若男女世代問わず

すべての方に

読んでいただきたい

そんな傑作です!

 

あなたも是非ご自分で

味わってみてください。

きっと心に

爽やかな風が

吹きぬけるはずですよ。

 

「ぶどう畑で見る夢は」小手鞠るい著

 

こころみ学園/ココ・ファーム・ワイナリー受賞歴

2000年 第九回日本生活文化賞受賞

2002年 第一回渋沢栄一賞受賞

2006年 第一回ソーシャル・ビジネス・アワード受賞

2007年 デザイン・エクセレント・カンパニー賞受賞

2008年 東京農大経営者大賞受賞

2010年 吉田英治文化賞受賞

 

 

 

 

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