爽やかだったなぁ…「徹子の部屋」の奥山佳恵さんご夫婦 | ダウン症児のママはシンガーソングライター MIMOの「ギフト」な日々

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先日、次男の美良生(みらい)くんがダウン症であることをテレビのゴールデン番組で告白されたばかりの奥山佳恵さん。今日は「徹子の部屋」にご夫婦で出演されていた。生まれてからの「本心」をありのままに語りながらも今日は「涙」は無く、ただただ「今の幸せ」を伝えていた。なんかぜーんぜん気負ってなくて、「かわいくてしかたないんだなぁ~」っていう気持ちが溢れていた。今日の放送を見て、さらに奥山さんが好きになったなぁ…。

お兄ちゃんの話を聞くたびに胸が熱くなる。弟がダウン症ということで、お兄ちゃんが学校でいじめられるんじゃないか…と心配をしていた奥山夫妻にお兄ちゃんはこう言ったそうだ。

「もし(学校で)からかわれたら、うちの弟はゆっくり成長する。だから可愛い時間がたくさん楽しめるからいいでしょう?!と自慢してやるよ!」

力強い言葉だ…。弟がダウン症だということを初めて聞いた時はショックを隠せないようだった。でも今は弟はこんなにかわいいということを、みんなに知ってほしいのだと。子供の方がよっぽど適応力があり、心が強くしなやかなものだ…。

番組の中で奥山さんは「二人の子供は私の最高傑作」と笑顔で言い切った。ホント素敵!これは障がいの有無は関係ない。すべての「子育て」はこうでなくちゃね!

黒柳さんの「話の引き出し方」も素晴らしかった。「ありのままを自由にお話になってね」的なスタンスが良かったなぁ。っていうか、黒柳さんが全然「同情的」に見えなかった。なんでだろう?と思って見進めていくと、黒柳さんがこうおっしゃった。


(となりの)トットちゃんの中でも書きましたけどね、私の校長先生が、障がいを持っている子に対して「助けてあげなさい。手を貸してあげなさい」とは一回もおっしゃらないで「みんな一緒だよ。一緒にやるんだよ」と、これだけしかおっしゃらなかったの。でもそう言われると、「なんでも一緒にやるんだな」と一生懸命考えたの。ずいぶん遠方にも旅行に、船とかでも一緒に行ったんですけどね、「とにかく一緒にやっていこう」って自分たちで考えて、一緒にやってきたの。だから私にとってみればほんとに、障がいを持ってるとか持ってないとか関係なく、「みんなおんなじ友達」って感じでしたからね。それは良く(校長先生が自分達のことを)育てていただいたな、と思っています。みんな「おんなじ」なんだよってね。


これには奥山さんもジーンとしたご様子で「そうですね。私もそういう社会であってほしいと、心から、美良生くんが生まれたことで感じています。」とおっしゃっていた…。

私が理想としている世界が、「黒柳さんの心の中」には存在していた。すごくうれしいことだった。そしてそんな黒柳さんに育ててくれた、黒柳さんの「校長先生」をありがたいと思った…。

そう考えると、私なんて本当に未熟だったなぁ…。娘を授かるまで、「障がい」とは無縁だったがゆえにまったく「無関心」だった…。そしてこの「無関心」だったがゆえに、娘を授かった時に自分自身が苦しんだんだよなぁ…。私自身に黒柳さんのような「心の免疫力」があれば、あんなにも苦しまなかったのかもしれない。

でも「気付けた時」が「学ぶ時」。気付かせてくれた娘に心から感謝。奥山さんご夫婦も笑顔で何度も、美良生くんに感謝していた。その様子は本当に晴れ渡った秋の青空のように、限りなく爽やかに感じられた…。奥山さん、ありがとう。あなたの姿に、私は背中を押されます…。これからも私も子育て、楽しみますね!



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