”飼育方法の価値観の違い” | うさもるねこ生活

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ロップのアポロン、ヒマラヤンのエルピス、ボールドウィンのイリス。イングリッシュのパンドラ、ぺルビアンのアルカス、猫のいかすみ、セキセイインコの(義経、頼朝、政子)、虹の国組はモル×5、うさぎ×2。

適正飼育。

 

犬猫のガイドラインは、住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン というものが環境省からでています。

内容としては、実際の飼育方法という内容よりも、お迎えするにあたっての心構え的なことや、他の人に迷惑をかけないようなことをしないというようなものが主な内容になっています。

 

うさぎの飼育方法についてはどうでしょう・・・。

 

家庭動物等飼養保管技術マニュアル というものが同じく環境省から出ています。

うさぎやモルモットについても書かれています。

随分昔の資料かなぁ・・・とも思いますし、これじゃよくわからない・・・って感じなくらいの内容量ですが・・・。まぁ、こんなのもありますよ的な紹介で・・・。

 

うさぎの飼育については、書籍もいろいろ出ています。

基本的なものから、専門的なものまであります。

 

例えば、全般的に書かれている本だと・・

 

うさぎと一生暮らす本 お迎えから介護まで…  『うさぎと暮らす』編集部


 

田園調布動物病院の田向先生が著書の「かわいいウサギ 飼い方・育て方 はじめてでも仲良くなれる」



 

うさぎの行動や気持ちを知る本だと・・・

 

 

健康や病気について書かれている本だと・・・

 

GROW-WING AnimalAnimal Hospitalの曽我玲子先生著書の 「 よくわかるウサギの健康と病気 」

 

 

などの本があります。

 

うさぎと暮らす」 「うさぎの時間」「うちのうさぎのキモチがわかる本」などの定期発刊の雑誌もあります。

 

ほかに、個人的にものすごく愛用・活用しているのが、おくだ動物病院のおくだひろこ先生の本。

マッサージの本です。この本で紹介されているマッサージのおかげで、うちの子が何度助けられたことか・・・。

 

 

そして、専門店の情報も学びになります。

個人的には、ココロのおうち さんの飼育に関する情報も参考にしています。

いいなぁ~と思うのは、老うさぎのペットホテルをされているうさこんちさん。

 

うさぎではありませんが、モルモットの飼育本なら、断然これです。

まぁ、飼育本そのものが少ないので、これくらいしか詳しく書かれていないんですけどね・・・。

うさぎの時間のライターもされている大崎さんや、動物写真家の井川さんが関わっております。

(イラストは、もる仲間のごまーみんさん←宣伝)

 

 

飼育本に関しては、なかには、それってどうなの?って思える内容が掲載されている場合もあります。

すべてを鵜呑みにしないで、飼育本を通じて、自分なりに考えるきっけづくりができるといいいのではと感じます。


全てがマニュアル化できるほど、飼育は単純ではないと思っています。

機械ではないから、マニュアル通りにいかないこともある。

でも、もっていると、なんかお守り的な感じで、安心って感じ。

なので、購入はする。


情報や知識の引き出しは、たくさんあった方が、なにかと便利ですからね・・・。

 

うさぎが十匹いれば、十兎十色。

それぞれ、好きなものもあれば嫌いなものもある。温和な子もいれば、活発な子もいる。

健康な子もいれば、すぐにお腹を壊しちゃうような弱い子もいる・・・。

それぞれの子にあった飼育があると思います。それを、みつけてあげて、その子にあった暮らしを提供してあげることこそが、飼い主の役目なのかな・・・と日々感じています。

だからこそ、難しいし、だからこそ、面白いキラキラ

 

少し話が逸れたかもですが、最後に・・・。

昔の資料になりますが、日本獣医師会の過去の会報資料

「家庭動物の飼養保管基準の徹底に当たって獣医師に期待するもの」の神田修二先生による資料からの抜粋です。(参考全文は→こちら
 

最も重要かつ基本的なものとしてあえて,強調したいのが,飼育開始前における必要な知識の修得と,それに基づく飼育の慎重な判断を求める規定である.「命ある」ものである動物の生涯を預かることへの正しい準備(と覚悟)を求めること,が家庭動物をめぐる問題解決の最も基本となると考えられるからである.
 「今すぐに飼いたい」,「かわいい」,「珍しい」といった一時的な感情や衝動的な動機のみで,十分な知識のないまま安易に飼い始め,結果として,飼い主が飼いきれなくなる例は,後を絶たず,そのような理由で,都道府県等が引き取らざるを得ない犬と猫の数は,(近年着実に減少しつつあるものの,)合わせて全国で39万頭に及んでいる.また,遺棄された動物が野生化し,在来の野生動物を捕食したり圧迫する等,自然環境保全上の問題も全国各地で生じている.飼育の放棄に至らないまでも,このような安易に飼い始めた者に対しては,適正な飼養を後から求めることは,至難の技と考えるべきで,当然トラブルや虐待を引き起こす一因となり,そのしわ寄せは近隣のみならず,動物に及ぶ結果となる.このため,改正法では動物販売業者に,動物の購入者に対し当該動物の適正な飼養保管の方法について,必要な説明を行い,理解させる責務を新たに課したところである.本基準においては,それに対応し,購入者に対しても,購入に先だって,当該動物の生態,生理(寿命を含む),飼養方法等の動物の特性に関して十分な知識をもとに,現状での飼育の可能性,さらには,住宅環境や家族構成の変化など飼い主の将来的な生活設計を踏まえ,終生飼養ができるかどうか,慎重に判断,選択することを求めている.つまり,動物の飼育についてのネガティブな側面についても考えることを求めているわけで,伴侶,コンパニオンとしての存在,癒しの効果などといったポジティブな側面がもてはやされている社会の流れに,ある面で水をさす内容といえる.動物は誰でも飼えるわけではない,命を預かる以上,その意志や力がない者は,飼うべきではない,自らの責任で飼える者だけが,飼うべき資格があると言外に言っているからである.動物を飼う自由,動物との生活を享受し,恩恵を受けることができる自由は,経済的に可能であるかどうかではなく,また法的に禁じられているかどうかだけでもない,命ある「動物を飼うこと」の意味,責任から必然的に制限されるべきであることを特にここで強調したいところである.現在,起きている動物飼育を巡る多くの問題を総合的に見据えると,動物の飼育の本質を見直すことが,今,求められているのではないか.法や基準では,「いかに飼うか」は問うことまではできても,どういう場合に飼うべきか,また,どういう場合に飼うべきでないかといった,飼育を通じた人と動物の関係のあるべき姿まで提示することはできない.今こそ,この点の本質について,広く関係者の間で議論され発信されることが求めらていると思う.
 
このような話は、今にはじまった話ではなく、10年以上も前から言われている話です。

お迎えする前に『ちょっと待った!』が、大事なのです。
動物たちは、ものではありません。
あとから、いらないから捨てるなんてできないんです。

適正飼養(飼育)に関しては、公益社団法人 日本愛玩動物協会で、様々な調査研究や、推進プロジェクト支援が行われています。

少し内容が難しいものもありますが、なかなか興味深い研究資料が読めるので、興味ある方はぜひ。


そして、いつも考える機会を与えてくれるSAVE THE RABBITSさんのブログ。

ありがたいです照れ


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