ぜひ行きたいと思っていた中国館。なかなかチャンスがなかったのですが、ようやく訪れることができました。敷地の外まで行列ができていて、混雑ぶりに少し不安になりながらも、最終的には1時間もかからずに入館できました。

 

4月の夜間に撮った写真。この時は混んでいる気がしましたが、今見るとすごく空いてます…!

 

 

  外観から感じる文化の深さ

 

まず目を引いたのが、やはり外観。竹簡(ちくかん)をモチーフにした建物に、さまざまな書体で刻まれた漢詩や名句が美しく配されていて、思わず見入ってしまいました。

 

並んでいる間は暇なので、学校で漢字の成り立ちを習ったという子どもに、「あの字、わかる?」とクイズを出して楽しんだりもしました。

 

 

こちらは、「青山一道同雲雨 明月何曽是両郷」という詩の一部。離れていても心はつながっている、というような意味だそうです。

 

 

 

「三人行 必有我師焉」
これは論語ですね。三人いれば、その中に必ず自分の師となる人がいる、という意味。子どもは「得意なことって人それぞれあるってこと?」と解釈していて、少しずれているかも…と思いつつも、なんだか楽しい会話になりました。

 

 

  展示内容:文字から最先端技術まで

 

入り口では、子どもがパンダのしおりをもらって喜んでいました。

 

かわいい

 

 

館内に入って最初に目に入ったのは、文字の歴史に関する展示。何千年も前に使われていた文字が、現代でも読めるという事実に、中国文化の奥深さを改めて感じました。

 

ここの壁にはいろいろな文字が流れてきます。こちらは「木」。

 

続いて、春夏秋冬や二十四節気をテーマにした美しいイメージ映像が流れていて、幻想的な雰囲気でした。

 

文字も季節の区切りも、日本にしっかり根付いている文化ですね。

 

 

さらに、三星堆遺跡の出土品(レプリカ)や殷代の青銅器、良渚文化の玉器なども展示されており、見応えがありました。特に三星堆の仮面などは、少し前にテレビの特集番組で見たばかりだったので、実物大のものを目の前で見られてテンションが上がりました。

 

 

 

 

私が学生のころは、黄河文明を中心に中国の歴史を学びましたが、今では長江文明にも注目が集まっているのですね。中国の古代文明といえば青銅器という印象しかなかったので、良渚文化の玉器は珍しかったです。

 

 

1階部分の展示は全体がとても洗練されていて、同時に中国の高い技術力も感じられました。伝統と現代が見事に融合している印象でした。

 

 

  歴史の通路と、リアルと理想の映像展示

 

展示の後半には、日中交流の歴史を描いたレリーフの廊下がありました。よく知っている人からあまり馴染みのない人まで、改めて両国のつながりを実感できる内容でした。

 

 

国宝展で鑑真和上像をみたばかり

 

 

2階に上がると、少しだけ待ち時間があり、映像展示を鑑賞しました。内容は「中国人の1日」を描いた華やかな映像。もちろん、実際の生活はもっと複雑だろうなとは思いましたが、映像としては楽しめました。

 

 

 

  技術力の展示:月と深海の探査

 

映像展示のあとには、最新の中国の科学技術を紹介するエリアに進みます。

まずは、月の裏側から採取された砂のサンプル展示。中国の探査機「嫦娥6号」によるもので、月の裏側は地球からの電波が届きにくいため、通信や制御が難しいエリアとのこと。中継衛星を使って制御し、無事にサンプル採取に成功したそうです。展示されていたのは小さな黒い粒でしたが、その背景を知ると感慨深いものがありました。

 

 

空を飛んでるのが嫦娥? 嫦娥は薬の壺を持っているイメージだから、違うのかな…

 

 

次に、深海探査艇「蛟龍号」の模型が登場。このコーナーでは、壁にタッチすると魚の説明が表示される仕掛けがあり、子どもたちに大人気でした。

 

最後には、VR体験コーナーもありました。ただし、非常に人気で長い行列ができていたため、今回は見送りました(次のパビリオンの予約時間が迫っていたので)。少し心残りでしたが、仕方ありません。

 

 

  最後はお土産コーナー

 

出口にはお土産コーナーがあり、パンダグッズなどが並んでいました。

ここには大きなパンダスタンプがあってうれしかったです。スタンプ帳のフリースペースがそろそろ厳しいです。

 

 

中国館、そこまで話題になっていない印象がありますが、私はとても面白いと感じました。季節や時間の流れ、古代から続く歴史、そして日本文化の源流を思わせるような展示内容。もっと注目されてもいいのにな、と思います。

 

 

 

 

 

万博の3日前予約、ここ最近とても激しくなってきたと感じていたのですが、ついに「これは無理では…?」と思う夜を迎えました。

 

 

  0時前からの戦い

 

この日は、来場予定日の東ゲート・西ゲートがともに12時枠まで予約がほぼ埋まっているのを確認し、「これは厳しそうだな」と覚悟を決めました。ゲート予約がこれほど混雑しているのは、開幕日以来かもしれません。

 

22時過ぎには公式予約サイトを開いて、待機スタート。今回は、予約受付開始の23時前にはすでにアクセス待機が1時間を超えていたように思います。

 

ブラウザの自動更新をセットし、パソコンの時計を正確な時刻に合わせて、いつでも飛び込めるよう準備を整えました。念のため、スマートフォンからもログインして、態勢を整えました。

 

 

  0時! 怒涛のエラー

 

0時ちょうどに更新開始。ですが……ぜんぜん繋がらない! 

 

これは3日前先着予約の名物ではあるものの、これまでなら10分ほどでパビリオンの選択画面まで進めていたのですが、この日はまったくダメでした。「私だけ?」「みんな同じ?」と不安になりながら、ただひたすら更新ボタンをクリック。

 

メンテナンス中って…え?

 

 

たまにチケットが表示されることもありましたが、選択するとまたエラー。特にチケット表示部分で詰まっている印象でした。

 

よく見ると、エラーコードは複数あって、「これはサーバーの問題なのか、それとも通信のタイミングの問題か」と考えてしまいます。技術的なことはわかりませんが、少なくとも原因は一つではなさそうです。

 

 

もうここまで来たら根くらべ。完全に作業モードに切り替えて、ただただ無心で更新し続けるだけでした。2~3秒に1回くらい更新をかけていたので、エラー画面を1000回くらいは見た気がします。

 

 

  パビリオン検索画面が表示されたのは、開始から約40分後

 

0時40分ごろ、ようやくチケットを選択でき、その先のパビリオン検索画面へと進めました。そこでも10分ほど待ち時間がありましたが、比較的スムーズに進みました。

 

この列は、おそらく最初のサイトに入るための長い列とは別で、体感としてはかなり短く感じます。私の前は3000人くらい。いや、それでも十分多いか…。サイトに入る並び列が6万人~とかなので、もう感覚が麻痺してしまいますね。

 

そして、幸いどうにか予約完了! 狙っていたパビリオンはすでに満席で取れなかったのは残念でしたが、なんとか確保できて、心からホッとしました。

 

それにしても、結果的に1時間近く画面に張り付いて更新を繰り返していたことになります。これは本当にしんどかったです。もし予約が取れていなかったら、疲労感も相まってかなり落ち込んでいたと思います。

 

 

  ブラウザ3種で検証してみた結果

 

今回は、Chrome・Firefox・Edgeの3種類のブラウザを使い、何か違いがあるか確認してみました。チケット選択画面にたどり着くまではFirefoxがやや良かったように感じましたが、その後の処理はどのブラウザでも詰まり気味で、決定的な差は見られませんでした。最終的に予約が成功したのはChromeだったため、個人的には「どれを使っても結果は大差ないかも」という結論になりました。

 

今回はスマホの反応が一番遅く感じました。ただ、別の日にはPCよりスマホサイトの方が軽く感じることもあったので、いろいろな要素で状況が変わるのかもしれません。

 

 

  これは今後も続く?エラー地獄に思うこと

 

このまま来場者が増えたら、3日前予約戦線はますます厳しくなるはずです。エラーの連続はサーバー側の処理能力の問題なのかもしれませんが、少なくとも現状はユーザーにとって過酷すぎます。

 

予約枠が埋まっているなら諦めもつきますが、「エラーのせいで状況がわからない」からこそ更新し続けてしまうんですよね…。

 

実際、0時50分でも一部パビリオンには「○(空き)」が残っていました。これは、0時から40分間くらい、みんなが予約できなかった=そもそもパビリオン検索ページに入れていないということなのでは?

 

深夜に長時間サイトに張り付いて、翌日の体調にまで影響が出るような予約の仕組みは、そろそろ見直してもらいたいと感じます。せっかくの万博なのに、会場に行く前のオンライン手続きでここまで疲弊するのは、本末転倒のように思えてなりません。

 

現地のパビリオンなら、並んでいればいつかは見られるという安心感がありますが(もちろん並びたくはないけれど)、先着予約では何も得られずに終わってしまうことも結構ありますし、疲労感が半端ないです。

 

これからさらに混雑が予想される中、誰もが納得できて、気持ちに余裕を持てるような予約の仕組みに改善されていくことを、心から願っています。

 

 

 

 

 

少し前に訪れたアラブ首長国連邦(UAE)のパビリオンについて、感想を残しておきたいと思います。

 

私が訪れたのは、比較的空いていた日でした。事前予約を取っていたのですが、予約の有無にかかわらずどんどん入館できていました。

 

まず驚いたのが、パビリオンの入り口に敷き詰められていたナツメヤシの種!香ばしくほんのり甘いような香りがして、踏むとザクザクと心地よい音。思わず「自宅のアプローチに敷いてみたいかも」と思ってしまいました。でも…芽が生えたりはしないのかな?

 

 

 

  建物の第一印象は、「神殿」?

 

中に入ると、ふわっと鼻に届くのは「ござ」っぽい香り。懐かしさを感じる人も多いのではないでしょうか。館内はとても天井が高く、柱が並ぶ空間はまるで神殿のようです。

 

 

UAEパビリオンはナツメヤシの木にインスパイアされたデザインで、90本もの柱が象徴的に立ち並んでいます。その素材はナツメヤシの廃材を再利用したというサステナブルな設計とのことです。

 

 

 

  担当者との対話も魅力のひとつ

 

UAEパビリオンの特徴は、「人との対話」にあると感じました。

館内のあちこちにスタッフの方が立っていて、展示の内容を説明してくれたり、質問に答えてくれたり。おそらく毎日何百回も同じ質問に応じていると思うのですが、みなさんとても明るく、親切でした。

 

 

あらかじめ決められた映像を一方的に見るだけの展示よりも、スタッフとの対話を通じて理解を深められるこの形式のほうが、個人的にはずっと印象に残りました。

 

 

  映像コーナーは座って鑑賞

 

奥のほうには、絨毯に座って鑑賞できる映像スペースもあり、UAEの自然や伝統的な暮らしなどが色鮮やかに映し出されていました。

 

 

カタールのパビリオンでも同様に、座って見る形式の展示がありましたが、こうしたスタイルは、中東の生活様式などが背景にあるのかもしれませんね。

 

 

  おみやげもやっぱり「ナツメヤシ」!

 

出口付近にはギフトコーナーもあり、やはりナツメヤシ関連の商品が充実していました。ナツメヤシはいろいろな活用方法があるんですね。

 

写真は撮れなかったのですが、ナツメヤシをモチーフにしたカプセルトイも設置されいてびっくり。

 

 

 

UAEパビリオンは、派手さよりも「深く伝わる」展示が印象的でした。建築、香り、人との交流、文化的な演出などが静かに記憶に残るパビリオンだったかなと思います。

 

 

 

 

 

最近、万博に行く人がどんどん増えてきて、7日前抽選は明らかに激戦になってきました(2か月前抽選については、しばらく参加していないので様子がわかりません)。

5月の初めごろまでは、日曜の夜の枠を申し込めば第1希望が取れることが多かったのですが…最近はそれがだんだん難しくなってきています。

特に国内の人気パビリオンは、かなり厳しいですね。
 

 ↑こちらは次の土曜日のゲート。開幕日以来の混雑になりそうです。



どうしても行きたいパビリオンがある場合は、時間帯を変えて複数申し込むという作戦もありますが、すべて外れてしまうと、行く前からテンションが下がってしまいますよね。

 

なので最近は、確実性を上げるためにも、いくつか「取れそうなところ」を希望に入れておくのもアリだと思うようになりました。
 

いま(5月末時点)で、取りやすいかなと感じているのは、以下のパビリオンです。特に夜の時間帯は比較的空きがあるような印象があります(あくまで個人の感触ですので、確実に取れるとは限りません)。

  • アラブ

  • 韓国

  • カナダ

  • 英国

  • オーストラリア

  • オランダ

  • タイ

  • 国連

  • 赤十字

 

私自身の最近の7日前抽選では、第5希望に入れていた上記のようなパビリオンが、連続で当選しています。

 

ただ、7日前抽選の結果19時あたりに予約が入ると、その前後の時間帯が予約不可になってしまうため、3日前先着を入れにくくなるという落とし穴もあります。3日前先着は、パビリオン選択ページに入った時点で遅い時間の枠しか空いていないことが多いのですが、たとえば20時の枠が空いていても、19時あたりにすでに予約があると「予約不可」でグレーアウト表示になってしまいます。

 

これは通期パス保持者に限った話かもしれませんが、たしかに9時から入場可能になったとはいえ、最近はかなり先の日付で来場予約をしない限り9時のゲートが取れず、結局は11時や12時からの入場になることが多くなっています。

 

こうした状況を考えると、昼スタートで、7日前抽選では18時台、3日前先着では20時台あたりを狙うという時間の使い方は、予約の取りやすさという点では現実的かなと考えています。

 

 

そうはいっても、国内パビリオンにも行きたい。どこを狙うかという話になると——

日本館は比較的枠が多めなのでは?と感じています。建物が大きく、長時間立ち止まって滞留する場所が少ないので、同時に入れる人数が多いのでは、という印象です。

 

 

来場者が増えている今、超人気パビリオンを押さえるのはかなりのハードルです。これからは「予約が取れたらラッキー」くらいの気持ちで、予約なしで入れるパビリオンを中心に計画を立てておくと、気持ちにも余裕ができて、のびのび楽しめるかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

久しぶりに万博以外のお出かけ記事です。


大阪市立美術館で開催中の「国宝展」へ行ってきました!

大阪・関西万博開催記念、大阪市立美術館リニューアル記念の特別展とのことで、豪華な展示品が集められています。

 

 

  教科書で見たあれこれがズラリ!

 

休日だったので念のため事前に時間予約をして行きましたが、閉館時間が近かったせいか、思っていたほどの混雑ではなく、スムーズに入館できました。

 

実は一番のお目当ては「金印」だったんですが……
来訪日の1週間前に展示の入れ替えに気づき、すでに金印は“帰郷”済み。悲しい!
これは完全に下調べ不足でした。展示スケジュールは事前にしっかりチェックしておくべきでしたね。

 

とはいえ、狩野永徳の「獅子図屏風」や、鑑真和上坐像、火焔土器、土偶などなど。
教科書や図鑑で見たあれこれが目の前に並ぶ感動は、やっぱり一見の価値あり!
「これこれ!」という感覚を久しぶりに味わいました。

 

 

 

  万博で見慣れた“あの感じ”

 

途中にあった映像展示コーナーでは、高橋英樹さんのナレーションで、智積院の障壁画に込められた豊臣秀吉の想いが語られていました。

映像はとても丁寧に作られていて美しかったのですが、どこか既視感のある構成で…。

 

今回の万博では「大画面で決まった映像を見る」スタイルの展示が多いように感じていて、そのためか、新鮮さや驚きというよりは「またこのパターンか…」という感想を抱いてしまったのが正直なところです。

 

 

  ミャクミャク×鳥獣戯画!? お土産がかわいすぎた

 

美術展のお楽しみといえばお土産。
今回は、土偶のカードと、万博記念の「ミャクミャク×鳥獣戯画」コラボのカードを購入しました。
意外にもミャクミャクが違和感なく(?)鳥獣戯画の世界に溶け込んでますね。

 

 

 

  カフェで一息。でも…まさかのチップ要求?

 

せっかくなので、併設のカフェ「ENFUSE(エンフューズ) 大阪」でプリン・ア・ラ・モードを食べようと思ったのですが、残念ながら売り切れ。

1時間近く待ったのに…。
 

でも、代わりにいただいた、キャラメルとナッツのサンデーも美味しかったです!

 

 

そして、会計時。

決済端末が「チップを払いますか? 10%、15%、20%」と聞いてきてびっくり。かなり意表を突かれました。

 

今回は「払わない」を選びましたが、こうした形式は日本でも広がりつつあるのでしょうか? ちょっと考えさせられる出来事でした。

 

 

大阪市立美術館の「日本国宝展」は、6月15日(日)まで開催されています。
また展示品の入替えがあるようですので、お目当ての作品がある場合は事前に公式サイトで展示スケジュールを確認するのがおすすめです。

 

▶ 公式サイト

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※本記事は2025年5月24日時点の情報をもとに作成しています。最新情報は必ず公式サイトをご確認ください。

 

▶ 公式サイト

 

 

 

  万博会場で大相撲開催!

 

2025年8月3日(日)、大阪・関西万博の特設会場「EXPOメッセ“WASSE”」で、大相撲の巡業が行われます。その名も――

 

「大相撲 大阪・関西万博場所」!

 

これは、日本相撲協会創立100周年と万博開催の記念をかけあわせた特別企画。本場所とは少し趣が異なり、子どもたちとの稽古や相撲甚句、横綱土俵入りなど、盛りだくさんの1日になっているようです。

 

 

  開催概要

 

  • 日時:2025年8月3日(日)
     開場:9:00 / 打ち出し(終了予定):15:00頃
     

  • 場所:EXPOメッセ「WASSE」(大阪・関西万博会場内 夢洲)

 

 

  観戦するにはどうしたらいいの?

 

公式サイトの案内によれば、

 

サポーター登録いただくことで、抽選でご観覧権もしくはボランティア参加権、記念座布団・限定グッズなどを贈呈いたします。

 

当選され、期限内にお支払いをいただくことで申込が完了となります。

とのことです。

個人サポータープランのAコースを見てみると‥‥

 

 

個人サポータープラン(Aコース)詳細

一口 ¥35,000(※万博入場券(7,500円)は別途)

贈呈品:【抽選】観戦権 or ボランティア参加権(1名)・限定座布団・お弁当・限定土産セット

  • 申込受付期間:2025年5月25日(日) 10:00〜6月30日(月) 18:00

  • 申込方法:オンラインのみ(事前に無料会員登録が必要)

  • 抽選結果発表:2025年7月2日(水)16時以降にメールで通知

  • 支払い方法:クレジットカード、またはセブン-イレブン店頭支払い。当選し、期限内に登録料を支払うことで申込が完了。

  • 贈呈品:配送にてお届け

 

 

  つまりどういうこと?

 

私なりに理解したところでは、

 

サイトに「個人サポーター募集」と書かれているとおり、まずは「個人サポーター」になるための申込みをする必要があるようです。観戦チケットの申込みではないんですね。

 

申込みサイトには、以下から1つ選べるとも書いてありました。

 

観覧権

ボランティア権(前日・当日)

ボランティア権(当日)

ボランティア権(前日)

申込後は、7月2日に抽選結果が発表されます。そして、当選者が期限内に費用を支払うことで、正式にサポーター登録が完了します。

 

サポーター登録が完了すると、観覧権またはボランティア参加権のいずれかが贈呈され、さらに限定座布団やお弁当、限定グッズなども届けられます。

 

おそらく、こうした流れかと思います。

 

 

「ボランティア参加権」というのが具体的に何を意味するのかは、公式サイトにも詳しい説明がなく、よくわかりませんでした。あくまで「サポーター」だから、費用を支払ったうえで“運営のお手伝いをする”という意味なのかなぁ…、少し不思議な感じもしますが…。相撲興行の世界には独特の習慣や文化があるのかもしれません。

 

私は当初、万博の他イベントと同様、この大相撲も「無料での抽選予約」だとばかり思っていたので、このサポーター制度には驚きました。

 

 

企業・団体向け協賛プラン

企業向けは10万円または100万円コースが用意されており、こちらは抽選ではなく、確実に観戦できるコースになっています。

 

個人サポーターは10万で抽選、企業・団体として協賛すると同じく10万で観戦券付き、ということのように思います。

 

 

  まとめ

  • 万博で開催される「大相撲万博場所」は、日本相撲協会100周年の記念イベント!
     

  • 観戦したい場合は、個人サポーター(¥35,000)となるための抽選に参加する必要あり
     

  • 万博入場券も別途必要なので、総額は4万円超の見込み

 

8月の「大相撲 大阪・関西万博場所」は、万博の一大イベントのひとつであることは間違いありませんが、「気軽に見に行ける」スタイルではなさそうです。

 

一方、報道によると、約4000席のうち約1000~1500席は当日観戦が可能、とのこと。こちらがどのような募集方式になるのかも気になるところです。

 

 

サポーター登録を希望される方は、5月25日(日)10時の受付スタートをお忘れなく!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「三菱未来館」に行ってきました!

パビリオンの外観は先端が尖った半透明のデザイン。地上から浮いているように見える構造で、建物下部には広い空間があり、そこから入場するかたちです。

 

そんな三菱未来館のテーマは「いのち輝く地球を未来につなぐ」。深海から宇宙、火星へ──壮大なスケールで“いのちの起源と未来”を描く体験型映像パビリオンです。

 

 

 

  予約時間=受付時間 ちょっと早く行きすぎ注意!

 

私が訪れたのは比較的空いていた日だったのですが、予約時間に表示されていたのは受付開始の時間でした。そのため、早めに着きすぎて、少し待つことに。

 

予約時間=体験開始時間のパビリオンもあれば、予約時間=受付開始時間というところもあり、中には実際の運用が「だいたいの目安」っぽいパビリオンも。こうした違いが統一されていないのは、ちょっと戸惑いますね。

 

受付を済ませると、まずは半地下のような場所で待機。列が動き始めたのは、予約時間として記載されていた時間の後でした。風通しがよく、夏場も快適そうな空間です。私が行った日は肌寒いほどでした。

 

 

  ナビゲーターは「ナナ」と「ビビ」

 

時間になると館内へ案内され、まずは1階でイントロダクション映像を鑑賞。登場するのは、未来型ナビゲーション生命体「ビビ」と「ナナ」。彼らがこれからの旅の道案内をしてくれます。双子のようなキャラクターで、親しみやすい声とビジュアルです。

 

この記事を書くにあたって、名前をあらためて確認しました。どうしても「キキとララ」だったような気がしてしまって…(違いました!)。

 

続いて通されるのは、映画館のような部屋。天井までせり上がったスクリーンが目の前に迫り、かなりの没入感があります。

 

 

 

  地球、深海、火星──そして未来へ

 

メインコンテンツは「JOURNEY TO LIFE」。深海からカンブリア紀の生命、そして宇宙・火星へと旅する映像体験です。

 

過去から未来へと進む宇宙船の旅が火星に近づいたとき、コロニーのような構造物が火星のそばに浮かんでいました。ああいう未来が本当に来るのか…と想像がふくらみますね。

 

火星の内部地形については、NASAの地形データをもとにリアルに再現されているそうで、その精密さに驚きました。ただ、視界の大部分を映像が占めていたためか、私はこのあたりで少し酔ってしまいました。

 

ちなみにこのパビリオンの映像は撮影NG。映像だけということで、記憶に残りにくいという面もあるかもしれませんが、内容自体はとても興味深く、好奇心をくすぐられるものでした。

 

 

 

  予約のとりやすさは…?

 

今のところ、比較的予約がとりやすい印象があります。あくまで体感ですが、映像中心のパビリオンは、予約が取りやすい傾向にあるようにも感じています。

 

やっぱり、単に大きなスクリーンで映像を見るだけより、現物が展示されていたり、触れられるような体験があると、より強く記憶に残って満足感が高まるのではないかなと思います。

 

 

三菱未来館は、実物展示はないものの、最先端の科学と想像力を駆使した映像体験で、“いのち”の物語をダイナミックに描いてくれる場所でした。火星や地球の歴史を旅しながら、自分自身の「未来」をちょっとだけ想像してみたくなる、そんなきっかけになるかもしれません。

 

ちなみに、スタンプは2種類。ひとつは誰でも押せる館外のもの、もうひとつは入館者だけが押せる館内限定スタンプ。どちらも集めたくなりますね。

 

▶ 公式サイト

 

 

 

楽天市場

 

開幕前から、家族で「日本館は行ってみたいね」と話していました。実際に訪れてみると、静かな展示空間にしっかりとしたメッセージが込められていて、展示の世界観に引き込まれるような感覚がありました。これまで見た中でも、特に印象に残るパビリオンでした。

 

 

  木のぬくもりを感じる外観

 

日本館の円環状の建物は、いのちのリレーを体現したもの。なんとなく、ストーンヘンジを思い出す形です。最大の特徴は、円を描くように立ち並ぶ無数の「木の板」。その隙間からは内部の様子がわずかに見え、中と外、展示と建築の「あいだ」を感じさせるつくりになっています。

 

 

これは、日本館のテーマである「いのちと、いのちの、あいだに」を建築でも表現したものだそうで、これらの「木の板」は、万博終了後には日本各地で建物としてリユースされる予定で、解体や転用がしやすいように設計されているとのことです。

 

 

  3つのエリアで構成される展示

 

展示は「プラントエリア」「ファームエリア」「ファクトリーエリア」の3部構成。公式サイトによれば、どこから入ってもテーマのつながりを感じられる設計になっているとのことですが、実際には係員の案内に従って順路を進む形式となっていて、自由に好きなエリアから見ることはできませんでした。

 

ただ、この構成のためか、入口と出口が交錯する場所があり、退場する人が多いと入場を一時的に制限する場面も。混雑時には入口で待機時間が生じやすくなりそうです。

 

 

 

  プラントエリア:光る微生物たちが導く世界

 

最初は「プラントエリア」でした。暗い空間にたくさんの光が規則的に浮かび、まるで微生物の息づかいを見ているようです。ここは、微生物の働きを可視化した展示となっています。

 

 

その後の展示の中には、目玉の一つである「火星の石」がありました。この石は、南極で採取された火星由来の隕石とのことで、宇宙探査機によって直接持ち帰られたものではないそうです。薄くスライスされた石に実際に触れられるのは貴重な体験でした。

 

 

感触は…正直あまりよく分かりませんでしたが、「火星から来たもの」と聞くだけで、特別な気持ちになります。石本体は、思っていたより大きくて驚きました。これほど大きなものが燃え尽きずに地球まで到達したと思うと、もともとはどれほどのサイズだったのかと想像がふくらみます

 

 

 

  ファームエリア:藻のちから、未来のちから

 

次に入ったのは「ファームエリア」。
こちらは藻類の持つ可能性がテーマになっています。

 

 

ハローキティのオブジェ。事前に報道などで見てはいたのですが、思っていた以上に大きくてびっくり。クロワッサン型の藻をつけたキティちゃんなど、ユニークですね。

 

 

 

藻の応用範囲の広さを伝える展示も印象的でした。たとえば、同じ分量の水からどれくらいのたんぱく質が作れるかを牛で比較する展示など、「へー」と思うことがたくさんあって、子どもと一緒に楽しめました。

 

 

その次の部屋では、スピルリナという微細な藻類を培養する「フォトバイオリアクター」が空間いっぱいに広がっていました。鏡を使って反射させたりすることで、奥行きと広がりを感じさせる幻想的な空間が演出されています。

 

 

 

  ファクトリーエリア:循環型のものづくりにワクワク

 

最後の「ファクトリーエリア」は、日本の伝統的な知恵と現代の技術が融合した「循環型ものづくり」の展示でした。“あえて壊れるように作る”という発想を取り入れた設計例として、京都の「流れ橋」やJAXAの月面着陸機「SLIM」なども紹介されていました。これは、壊れにくさではなく、壊れることで全体を守るという、日本らしい柔軟なものづくりの哲学を伝えるものだそうです。

 


そして、ここでナビゲートしてくれるのが、ドラえもん。馴染みのあるキャラクターの登場はうれしいですね。

 

 

順路の途中に置かれていたスツールには、日本館のシンボルマークが印刷されていました。子どもが「あ、これ日本館のマークだ」と気づくと、係の方が「これは1日1個しか作れない椅子なんですよ」と教えてくださいました。

 

 

実際に次の展示では、ロボットアームがこのスツールを積層造形中。藻を原料にしたバイオプラスチックが使われていて、3つのパーツを組み合わせた構造になっていました。3つのパーツは、日本館の3エリアにちなんでいるのかもしれませんね。

 

 

最後に登場する展示は、回転する大きな珪藻土の円盤に水滴が静かに落ち、絵を描きながら消えていく「水のアート」。水を打つ音は心地よく、静かな空間の中でひときわ印象的に響いていました。はかなく消えていく絵とともに、その音が強く心に残りました。

 

 

順路の途中には池があり、空には三日月が浮かんでいました。

 

 

  展示を見終えて感じたこと

 

日本館では、未来に向けたメッセージが、静かな展示空間の中で自然に伝わってきて、とても印象に残りました。展示全体が落ち着いた雰囲気で、日本らしい“わびさび”のような感覚もありました。

 

海外のパビリオンの多くでは、その国の歴史や文化をストレートに紹介する展示が多い一方で、日本館は、自国の生活や知恵をあらためて見つめ直すような内容で、それがとてもよかったです。

 

 

なお、日本館は基本的には事前予約制ですが、朝と夜には予約不要の時間帯もあるようです(2025年5月時点。最新情報は公式サイトをご確認ください)。

 

▶ 公式サイト

 

 

ちなみに、バーチャル万博「空飛ぶ夢洲」で日本館に入ると、自分のアバターがゴミにされてしまうという衝撃的な体験も用意されていて、ちょっとびっくりですよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  開幕前から期待していたあのパビリオンへ!

 

万博のパビリオンの中でも、個人的にかなり注目していた「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION(ガンダム ネクスト フューチャー パビリオン)」。

 

ついに訪問の日がやってきました!

 

予約時間は細かく区切られていて、「ちゃんとその時間ぴったりじゃないと入れないのかな?」と少しドキドキしていましたが、だいたい予約時間に行けば入れてもらえる感じでした。前後の予約枠の人が一緒に案内されるような、少しゆとりのある運用になっているようです。

 

▶ 公式サイト

 

 

  実物大ガンダム像の迫力

 

まず目を引くのが、パビリオンの屋外に展示されている高さ約17mの実物大ガンダム(RX-78F00/E)。

 

 

片膝を立て、腕を高く掲げるポーズは、「未来へ手を差し伸べる」象徴のよう。

この前で、同じポーズで写真を撮る人が本当にたくさんいました!

 

背中あたりにはミャクミャクが

 

 

  展示の流れと見どころ

 

1.“未来の宇宙生活”

入口でまず迎えてくれるのは、「宇宙での暮らし」の世界観説明。モビルスーツはもはや兵器ではなく、AIを搭載して無人化され、宇宙開発やデブリ除去といった平和利用が進んでいます。

 

ビームサーベルが農業に応用されている、というユニークな設定には思わずクスッと。「いや、それ、プラント全体に照射した方が効率よくない?(笑)」と、心の中でツッコミを入れつつ、もともと宇宙空間での戦闘用に開発された機体を、うまく転用したという設定が興味深かったです。

 

 

2. 軌道エレベーター体験は臨場感すごい!

 

次の部屋では、夢洲に建設されたという設定の「軌道エレベーター」の説明。
「赤道上じゃなくて大丈夫なの?」というあたりは、来場者の疑問を見越して、ちゃんと“自らツッコむ”構成になっていました。

 

 

そしていよいよ搭乗体験へ。床がゴトゴトと揺れ、窓の映像がどんどん変化していくなか、まるで空に昇っていくような没入感。
ガンダムをよく知らなくても、これは純粋に楽しいと思います!

 

 

 

3. 宇宙ステーション「スタージャブロー」に到着!

 

宇宙に到着すると、そこには宇宙デブリ除去のために働くモビルスーツたち。「ガンダム=戦い」じゃない、新しい平和利用の世界観が描かれています。

 

 

その後、ジオン公国の残党(?)が登場するアニメーションシーンへ。私は元々のストーリーをよく知らなかったので少しついていけない部分もありましたが、映像の迫力やアニメーションのクオリティには圧倒されました。アムロもAIとして登場していて、驚きました。ガンダムファンにはたまらない内容だと思います!

ガンダムを知らない我が子も、光や映像の演出を楽しんでいる様子。ただ、爆発シーンでは少し怖がっていたかも…。

 

 

  当日予約のシステムが親切でありがたい

 

そして、いいなと思ったのが、当日予約の仕組みが工夫されていること。

朝イチで全枠を放出するのではなく、時間ごとに少しずつ開放される方式になっているので、9時の入場枠が取れなかった人にも、後から予約できるチャンスがあるんですね。

 

 

この仕組み、他の人気パビリオンにもぜひ取り入れてほしいです。朝9時の一斉開放だけに頼ると、どうしてもその時間に人が集中してしまって混雑がひどくなります。段階的な開放であれば、もっと人を分散できるはず。

 

 

未来の宇宙生活とガンダムの世界を体感できる、唯一無二のパビリオン。

長年愛されてきたガンダムの世界観の中で楽しめる構成になっているように感じました。

 

世界観を説明する小冊子(シール付き)をいただきました。こういうお土産的な要素も、記念になって嬉しいですね。

 


 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シグネチャーパビリオン「いのちの未来」。
どんなものが見られるか、開幕前からすごく気になっていたのですが、実際に体験してみると――
いい意味でも悪い意味でも、心を大きく揺さぶられる体験になりました。

 

 

 

  入場時の「注意点」

 

私が訪れた日は雨。入場時には「レインコートは脱いでください」と案内がありました。
おそらく、水滴が展示機器に悪影響を与えるおそれがあるのでしょうね。

 

入場時は30人程度のグループ単位。最初に一人ずつ、骨伝導のイヤホンがついた端末を受け取ります。
このイヤホンがすこしクセモノで、大人でもフィットしにくいことがあります。特に子どもはサイズが合わず困っている様子でした(子ども用サイズは用意されていないようです)。

 

 

この端末の初期設定にもすこし手間取りました。言語を選択し、音量を調整して、最後に画面が真っ暗になれば設定完了。

全員の端末がこの状態にならないと次の部屋へ移動できない仕組みのようです。イヤホンは後からでも調整できるので、まずは真っ暗画面になることを優先するのが良さそうでした。
当日はざわついたロビーで、案内も口頭がメインだったため、全体的にすこしバタバタしていました。

 

 

  なぜ「人のカタチ」にこだわるのか?

 

最初の展示は、「なぜ人は人の形をしたものを作りたがるのか」という問いかけから始まります。
その空間では、執璧や仏像から文楽人形、そしてアンドロイドまで、人の形を模したさまざまな存在が展示されていました。

 

 

2階に上がると、すこし難解なストーリー体験へと進みます。
時系列もやや複雑で、私も、全部を理解しきれたわけではありません。

 

でも、私なりに受け取ったメッセージは、「肉体という制限から解き放たれたとき、人は本当に“生きる”ことができるのかもしれない」という問いでした。

 

詳細は敢えて書かないことにしますが、感動とはまた違う、胸に重くのしかかるようなものがありました。

 

 

 

  「未来」の先に待っていたのは

 

物語が終わると、次の部屋では「50年後の暮らし」のイメージ展示が登場します。
アンドロイドが会話の相手になり、生活の一部になっているような世界。
 

あの「マツコロイド」にも会えますよ。どうやら70年間その姿を保っている設定のようです(笑)

 

 

そして最後は、「1000年後の人」。
もう人間とは思えないような姿形なんですが、それでも、目が合い、笑みかけてくる瞬間があるんです。

 

…私は正直なところ、少し気味が悪かった。
 

けれど、目をそらせない不思議な魅力もありました。

 

 

  消化しきれない問いが残る体験

 

「こんな未来が来たら素敵!」というワクワクとはちょっと違いました。むしろ、「これは本当に望む未来なのか?」と、自分の価値観をぐらつかせられるような時間。

 

何を見せられたのか、まだうまく整理ができていません。
でも、この「呆然とする体験」こそが、このパビリオンの醍醐味なのかもしれません。

 

 

 

 

  行く価値、あります

 

体験全体でおよそ1時間ほど。
事前予約が必要ですが、一度は見ておく価値があると思います。

想像以上の出会いがありました。