先日、亀戸へ出かけてきました。
前回は、亀戸のお味噌屋さんで味噌ランチを食べました。
せっかく亀戸まで来たのに、このまま帰るのではもったいない。
その先はノープランだったので、考えながらJR亀戸駅方面へ戻りました。
そこで同行者が、「前に来た時、亀戸水神に行ったよね」と言いました。
そうそう、亀戸天神じゃなくて亀戸水神、あったあった。
久しぶりに行ってみますか。
その場で検索したら、歩いても行けそう。
でも、どうせなら電車で行ってみよう!となりました。
まずはJR亀戸駅へ。
そこからすぐのこちらの駅。
東武鉄道 亀戸駅です。
東武亀戸線は、亀戸から曳舟まで。
2両編成の電車です。
2両編成なので、意外にも結構混んでいました。
乗車から1分で亀戸水神駅に到着です。
この書き方(笑)
相当たくさんの人が間違って降りちゃうんでしょうね。
黄色っ!
突然現れるスカイツリーにまだ慣れず、毎回ドキッとしてしまいます。
亀戸水神
右の白い建物は、交番だったのかな?
ここに水神様が祀られたのは、新田開墾をするために水神様を祀り、水害を免れるための祈願をした為だったそうです。
さて、時刻は13時30分ごろ。
まだ帰るには早い。
でも、この先へ進むにはちょっと遅い。
Googleマップを見ながら検討した結果、ここから行きやすい総武線の駅「平井駅」に向かって歩くことにしました。
新しい発見があるといいな。
Google先生の言う通りにすると、大抵こんな路地に入りこんじゃうんですよね。
でも、この前仙台で先生の言うことを無視したら迷子になったので(笑)、ちゃんと言うことを聞きます。
北十間川と旧中川が合流している場所に来ました。
川沿いを、お散歩している人が結構いました。
気持ちの良い場所ですね。
もう少し旧中川を進むと、有名な河津桜の名所があるそうですね。
残念ながら、まだ早いようです。
たぶんオオバン。
こう見ると、ちょっとカオナシっぽい。
さあ、先に進みましょう。
あ、対岸にあるのは桜の木かな?
江東新橋を渡ります。
橋の上からの眺めも最高です。
そして、無事にJR平井駅へ到着しました。
でも、せっかく初めての平井ですから、コーヒーでも飲んで帰りたいねということになり、その場で検索したら、よさげなコーヒー屋さんが出てきました。
よし、この散歩の終わりは、こだわりのコーヒーで〆ましょう。
平井珈琲
コーヒーについてとても細かく説明があり、メニューを見ただけでそのこだわりを感じます。
おそるおそる扉を開けると、店主さんが「満席なんです、申し訳ありません」と声を…。
それとほぼ同時に、出入り口近くに座っていたマダムが「私たちもう帰るから、席が空くわよ、ちょっと待っててね」と言ってくださいました。
お礼を言って、邪魔にならないように扉を閉め外で待つことにしました。
すると、店主さんがすぐに出てきて、「席は空いたのですが、いま提供に時間がかかっていて…お時間は大丈夫ですか?」と。
ええ、大丈夫ですとも。
店内はコンパクトで、その中でカウンターにもテーブル席にもお客様がいらっしゃいました。
どうやらすべてを店主さん一人でやっているようで、目が回るような忙しさ。これは大変だ。
私たちはコーヒーが好きですが、知識もこだわりもあまりないので、こだわりのコーヒーを飲むとき、いつも申し訳ない気持ちで飲んでいます。
だって、せっかくのこだわりも、その味の違いも、きっとよくわかってないのですから。
メニューはとても丁寧で、コーヒーの味の説明が私たちにもわかりやすく書いてありました。
説明を読んだうえで、「深煎りブラジル」を。
私はチョコレートもコーヒーも酸味のあるものが好きなので、「中煎りケニア」にしました。
同時に、スイーツも注文しましたよ。
ところが、おそらくこの時間がピーク。
初めて訪ねた私が見ても、「こりゃ大変だ」とわかるくらいのてんてこ舞いっぷり。
それでも店主さんの丁寧な接客や、一組ずつお見送りをしたり、まあとにかく大変な事に。
とっても忙しそうなのに、店主さんはいつも笑顔で、見ていても悲壮感が無いのが不思議でした。
同行者と2人、「きっとコーヒーが好きで、人と話したりするのが好きで、ここでの仕事が楽しいんだろうね」と話しながら見ていました。
待つことしばし。
まず来たのがスイーツ。
タルトタタン
リンゴのキャラメリゼはほろ苦く、甘さ控えめ。
米粉とラム酒のチーズケーキ
ラムの香りがしっかりして、米粉だからかどっしりというよりもほろっとする食感のチーズケーキでした。
どちらもコーヒーのお供にぴったりで、邪魔しないところがさすがです。
しばらくすると、店主さんが「遅くなって申し訳ありません」とコーヒーを持ってきてくれました。
クレマチスかな?とっても素敵なカップ。
…と思っていると、店主さんが急に慌てだしました。
「すいません、あれ?深煎りケニアでしたっけ?」と。
いいえ、中煎りケニアですと答えると、「すいません、すぐにいれなおしますのでこれを飲んでいてください」と言いながら、戻ってしまいました。
正直、あまり苦いのは苦手でしたが、あんなに忙しいのにまたいれなおすのは大変だろうなと思い、「これで良いですよ」と言ったのですが、「いやいや申し訳ありません」と入れなおしてくれました。
そのころになると、少し状況は落ち着いてきていて、コーヒーをテーブルに置きながら「先ほどはすみませんでした。てんぱってました…」と頭をかく店主さん。
こちらこそ、こだわりのコーヒーをもう一杯飲ませていただけてうれしかったですよ。
最初にも書いた通り、コーヒーは好きですが、知識もこだわりもあまりないので、こだわりのコーヒーを飲むとき、いつも申し訳ない気持ちで飲んでいるのです。
だって、せっかくのこだわりも、その味の違いも、きっとよくわかってないのですから。
でも、今回はちょっとわかった気がしました。
店主さんがてんぱったおかげで(笑)いただいた「深煎りケニア」。
深煎りというのが、ただ苦いだけじゃないことに気づきました。
そして中煎りケニアを飲んで、そのくっきりとした酸味に驚きました。
今までいくつか飲んだ酸味のあるコーヒーと全然違いました。
どちらも、ミルクも砂糖も無しで、おいしく頂けるコーヒーでした。
ごちそうさまでした。
正直、スイーツの味に関しては普通な感じでしたが、とにかくコーヒーがおいしかったです。
コーヒー好きな方、ぜひ平井珈琲を訪ねて、店主さんのコーヒーを召し上がってみてください。
今回の亀戸の旅はこれで終わりです。
一緒に散策を楽しんで頂けていたらうれしいです。
平井珈琲
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