2月26日に、このブログが14周年を迎えました。
応援して下さる皆様のおかげです。
本当にありがとうございます。
14周年記念記事の第一弾は、好評企画「山手線ぜんぶ降りてみた」（略して「山ぜん」）で目黒駅から歩いてみました。
前回は、東京都庭園美術館があまりにモダンで美しく、すっかり楽しくなってしまったのでした。
さて、今回も東京都庭園美術館の続きです。
ここまでの館内の様子は、ぜひ前回のブログをご覧頂けたら嬉しいです。
ここは、重要文化財 旧朝香宮邸です。
殿下居間
急に壁紙の柄が重厚になりましたね。
実はここも2014年に大きく改修されました。
美術館開館当時から無地の壁紙だったそうですが、いろいろな資料を基に復原されました。
なんか、すごい柄だな。
ベランダ
殿下と妃殿下の居室からだけ出入りできる、ご夫婦のベランダ。
この床の感じ、大きな窓。
モダンですよね。
妃殿下寝室
女性のお部屋らしいお花の飾り。
良い夢が見られそうな、やさしい光の照明。
第一浴室
殿下のお部屋は、この噴水の模様がたくさんありました。
殿下寝室
「土の襞」ー白い光景ー 伊藤公象
何かと思ったら、どうやらインスタレーションのようです。
ちょっとびっくりしました。
妃殿下居間
ラジエターカバーだけを見ていてもワクワクしました。
姫宮寝室前廊下
ステンドグラスの光がとってもかわいらしいです。
わぁわぁ、なんてかわいらしい照明。
とってもモダンですね。
姫宮居間
ウインターガーデン
冬に植物たちを保管しておく用の温室。
でもあまり使われていなかったようです。
排水溝の蓋までかわいい。
あんな小さな窓？通気口？も凝った造りです。
うまく誰もいない瞬間を撮りましたが、実際は時間と共にどんどん人がやってきました。
海外の方も多かったです。
大食堂のエッチングガラスの扉。
第二階段
そして、この先の通路から新館へ向かいます。
新館も2014年のリニューアルで改装され、展示室が造られました。
木の下に青いキラキラしたものが。
「ブルーパールの襞」ー碧いそらへ空からー 伊藤公象
新館に向かうガラスの壁の通路がとっても不思議です。
規則的にポチポチとでっぱりの有るガラス。
外を見ると、横の方の椅子がぐにゃぐにゃに曲がっていました。
おもしろい！
あれ？
よーく見たら、影がハートになっていました。
ミュージアムショップがありました。
少しだけ、ミュージアム限定の小物も売っていました。
展示室では、旧朝香宮邸の展示の裏側がわかるような、興味深い展示がありました。
壊れてしまったレリーフ。
余っていた各部屋の壁紙。
各部屋の椅子。
色もデザインも素材もさまざま。
ここに来るまで集めた朝香宮邸AtoZのカード。
ここには、穴を開ける道具、それを留めるためのゴムやリボン、リングなどがありました。
さて、長々と書いてきましたが、そろそろ休憩しましょう。
Cafe TEIEN
結構混んでいて、名前を書き呼ばれるまで10分ほど待ちました。
店内とテラス席があり、まだ空気が冷たいのでテラス席の方はあまり人気が無かったみたいです。
TEIENティラミス800円、和三盆クレームブリュレ750円、抹茶アイスのアッフォガード750円、サンドイッチBENTOセットドリンク付き1400円、オープンサンドタルティーヌセットスープドリンク付き1300円、4種チーズのマカロニグラタンサラダパン付き1400円、ハッシュドビーフライス1400円、ショーケース内ケーキ750円～+450円ドリンクセット、企画展特別デザート900円
テラス席が先に空いたので、少し寒かったけど外に出ました。
日影だったので、やはり少し寒かったですね。
テーブルにはQRコードがあって、それで各自で注文する方法でした。
注文した途端、光の速さで料理がやってきました（笑）
さてはアレだな。
同行者が注文したケーキ プラリネショコラ+ホットコーヒー 750円+450円
サンドイッチBENTO 1400円（ドリンクは和紅茶）
まず、同行者のケーキが750円というのにちょっと驚き（笑）
きっと私たちにはわからない高度な技や高級素材が使われていたのかもしれませんね。
私のサンドイッチBENTOは、ドリンク付きでサンドイッチ、レタス、ハム、カマンベールチーズ、ラタトゥイユ、オレンジ1400円は優雅なブランチという感じでとてもいいと思います。
ただ…作り置き感がすごくて残念でした。
冷蔵庫から出したてのようで、サンドイッチはパサパサに乾燥していたし、ラタトゥイユは凍る一歩手前みたいにものすごく冷えていましたから。
まあ、とても混んでいましたから、それを捌くためには仕方ないんでしょうね。
外の空気を吸ってリラックスできたので良しとします。
横たわる豹 エドゥアール=マルセル・サンド
こんなパラソルの下でした。
気候の良い時なら気持ち良いでしょうね。
松ぼっくりが長細い。
お世話になりました。
庭園から見た旧朝香宮邸
咲き始めの河津桜の向こうに、めじろの幻を見ました（笑）
いや、幻じゃなかったわ。
お茶室がありました。
ピンク色のかわいいアセビです。
きっとまたインスタレーション。
あ、案内がありました。
シリーズ「多軟面体」ー庭園の森の風景ー 伊藤公象
何か話をしているみたい。
重要文化財のお茶室の中も見られました。
1912年にワシントン市の要請を受けて、東京市が寄贈した3000本の桜の苗木が成長し、80年余りの年月を経て、「ふるさと」に里帰りしたという「ワシントンの桜」。
同行者が言いました。
「なんだ、ワシントンが折った桜じゃないのか」
…ちがうわ！
さて、今回で「山手線ぜんぶ降りてみた 目黒」はおしまいです。
いかがでしたか？
目黒を歩いてみて、中目黒や恵比寿が近い事から勝手にオシャレな街を想像していましたが、それだけではなく、また訪ねたくなる街だなあと思いました。
生ハム食べ放題の朝食から始まり、おいしいパン屋さんにも行きました。
東京都庭園美術館は、文字だけで情報を伝えるのではなく、工夫がいっぱいでした。
いろいろな情報からゲーム感覚で楽しくめぐることができました。
そして、こだわりの照明がたくさん見られてとても楽しかったです。
今回は、東京都庭園美術館が中心になりましたが、次の駅に降りて歩くときは、また違った街の様子をご紹介出来たらいいなと思います。
長いブログに最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
オマケ☆
ミュージアムショップでマステを買いました。
何の柄かわからず、お店の方に聞いてしまいました（笑）
青海波はどこかで見た気がするんだけど、黄色い花柄は思い浮かびません。
黄色い花は、ラリックのガラスの扉のふちの柄でした。
青海波は、ラジエターカバーでした。
アトレ目黒に、御門屋を見つけたので買ってみました。
揚げ饅頭 こしあん、胡麻、桜。
食べるのが楽しみです。
ランキングに参加しています。
下の「東京情報」のボタンを押して頂けると、明日からまたがんばれます！
