【旅日記】鯨ヶ丘商店街の鯨の背中で蕎麦 | お出かけ大好き  みみみのごはん

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前回から、茨城県常陸太田市を訪ねています

今回の旅は、常陸太田にあるとある商店街を訪ねるための旅なんです。

 

では、水郡線の常陸太田駅からスタートです!

 

常陸太田駅を降りると、こんな感じ。

 

今回目指している商店街は、「鯨ヶ丘商店街」。

ちょっとキラキラネームのようにかわいい名前ですが、この地名にはちゃんと由来があるんです。

この先、ポッコリと盛り上がった丘の上に太田城(通称 舞鶴城)がありました。

その丘の姿が「まるで海に浮かんでいる鯨のようだ」というので、いつのころからか「鯨ヶ丘」と呼ばれるようになりました。

鯨ヶ丘商店街はその丘の上にあります。

 

あ、まてよ。

丘の上ってことは、上り坂かー…。

 

常陸太田のマスコットキャラクター じょうづるさんも応援してくれています。

 

このあたりはまだ平らなんだけど…

 

あっちかー。

 

汗が止まりません。

いや、平気です…へいきへいき…。

 

気づいたら、急激にこんなに上がっています。

 

たった数分上がっただけなのに。

鯨ヶ丘恐るべし。

 

 

鯨ヶ丘ふれあい広場

鯨ヶ丘は、このモニュメントみたいな形をしているのかなぁ。

 

2017年、かんぽ生命のテレビCMに使われたそうですよ。

 

大谷石で作られた石窯がありました。

これは、東日本大震災で被災し処分された大谷石を再利用して作られました。

常陸太田市では亡くなられた方や負傷された方もいて、建物やライフラインに大きな被害を受けたんですね。

あまりにも東北3県の被害がひどすぎて、どうしても報道などはそちらが中心になってしまいますが、茨城県もたくさん被害を受けていたんですね。

その事を忘れないように、また、街の元気を取り戻すためのモニュメントとして造られたのだそうです。

 

さあ、先に進みましょう。

 

常陸太田市の市の花は、やまぶきなんですね。

 

茨、茨、茨、茨…(笑)

 

「鯨ヶ丘商店街」は、約600メートルのエリアです。

明治、昭和からの蔵や建物が並び、中には、古民家カフェや雑貨店なども出来ています。

高台から見下ろす坂の風景も素晴らしいのです。

私は、その坂から見下ろす景色が見たくてここを訪ねました。

もちろん、オシャレな雑貨店にも行ってみたいです。

あ、いや、もちろんおいしいものも食べたいです(笑)

 

お醤油屋さん

 

常陸太田市郷土資料館梅津会館です。

 

梅津会館は1936年(昭和11年)、当時の太田町役場として建築されました。

常陸太田市出身で北海道函館で海産物問屋を営んで成功した、梅津福次郎さんからの寄付3万5千円で建てられたそうです。

1978年(昭和53年)まで常陸太田市役所として利用されて、その後は梅津福次郎さんの名前にちなんで「梅津会館」と改称し郷土資料館となりました。

登録有形文化財として指定されています。

 

こちら梅津さん。

 

となりのお米屋さん。

 

バラの看板が素敵。

 

そして、常陸太田駅から15分ほど歩いたところに、目指していたお蕎麦屋さんがありました。

 

 

まるで映画のセットみたい。

 

「鯨荘 塩町館」

 

この建物、すごくモダンで素敵だと思いませんか?

実はここは、旧太田銀行。

銀行といわれると、なるほどと思う建物ですね。

 

暖簾をくぐって中に入ると、天井が高く、お蕎麦屋さんのイメージとはちょっと違った感じでした。

靴を脱ぎ、スリッパに履き替えて、お店の方の案内で席に着きます。

 

 

メニューはこんな感じ。

 

 

【蕎麦】

冷たい蕎麦

・せいろそば 1000円

・とろろそば  1150円

・葱天せいろそば 1600円

・鴨汁せいろそば 1600円

・玉子ぶっ掛けそば 1200円

・納豆ぶっ掛けそば 1200円

・山芋ぶっ掛けそば 1200円

・きのこぶっ掛けそば 1350円

・山菜ぶっ掛けそば 1450円

 

温かい蕎麦

・鴨なん 1600円

・葱天ぷらそば 1600円

・山菜そば 1450円 

 

・焼畑そばがき(焼畑栽培超粗挽き粉使用) 1500円

・そば粉と黒にんにくのポタージュ 1200円

 

【饂飩 うどん】

冷たいうどん

・せいろうどん 800円

・玉子付せいろうどん 900円

・鴨汁せいろうどん 1350円

・ひゃしぶっ掛けうどん 900円

トッピング 玉子、納豆、山芋 各100円

 

温かいうどん

・釜揚げうどん 800円

・玉子汁釜揚げうどん 900円

・鴨汁釜揚げうどん 1350円

・醤油かけ釜揚げうどん 900円

トッピング 玉子、納豆、山芋 各100円

 

【料理】

わさびの茎のおひたし550円、刺身こんにゃく450円、山芋のバルサミコサラダ550円、山うどの三杯酢350円、雑きのこの湯がき450円、温泉地熱黒にんにく550円、超珍味おひしょ 岩魚の卵添え600円、超珍味岩魚のうるか700円、山菜の久慈庵本返し漬け600円、地葱の天ぷら600円、奥久慈やまめ1100円、岩魚の一夜干し900円、本日のデザート550円

 

ほか、常陸太田の地酒など各種飲み物あります。

 

注文を済ませ、店内をぐるりと見渡します。

 

私達が座ったすぐ後ろには、蕎麦打ちなどの道具がありました。

奥には石臼もありますね。

ここで蕎麦やうどんが打たれるんでしょうね。

 

お客さんが少ないように見えますが、このあとどんどん増えてきて、あっという間に満席に。

そのあとも、ご家族連れや女性おひとりとか、地元らしき方がとっかえひっかえやってきて、みんなに愛されているお店なんだなぁと思いました。

 

 

 

 

そして、待つことしばし。

まずはこれがやってきました。

 

焼畑そばがき 1500円

 

外で食べたことが無かったので、シェアして食べてみました。

 

とろっとろのそばがきは、小皿に分けて、お味噌とねぎをのっけて。

 

骨董市で見かけるこの手のお皿。

雰囲気がお店にぴったりです。

 

このそばがきのおいしいこと!

とろふわなんですが、だんだん冷めてくるとモチモチした感じも出てきます。

そして、この味噌と合わせると、甘味も感じます。

ああ、お酒が好きな方ならもっと楽しめるんでしょうねぇ。

 

丼のような結構大きな器でしたが、二人であっという間に食べてしまいました。

美味しかったー!

今でも思い出して、食べたくなります。

 

そしてそこから待つことしばし。

おそばがやってきました!

 

鴨汁せいろそば 1600円

 

葱天せいろそば 1600円

 

葱天が名物というので、注文してみました。

 

写真で見ると、大きなかき揚げみたいに見えるんですが、実際は細長い天ぷらがいくつもある感じ。

おそらく、長ネギを5センチくらいに切って、それを1/4くらいに割って、1本ずつ衣をつけて揚げたような感じです。

ところが、ネギは火を通すとヘロヘロになるので、衣ばかりが残った感じ。

つまりは、ネギ入りの揚げ玉みたいになっていました。

想像とちょっと違って、すごい油っぽいものが山盛りでした。

2人でシェアして食べました。

葱入りの揚げ玉と思って食べると、風味があっておいしかったです。

 

蕎麦は透き通るようで薄くて細い。

とっても上品で、もちろんおいしかったけれど、そばがきのおいしさの衝撃が強すぎて、ちょっと逆に物足りなく感じてしまったくらいです。

 

蕎麦とかラーメンとかお好みもありますから何とも言えませんが、この建物の雰囲気も含めて素敵なお蕎麦屋さんだと思いました。

今度はうどんも食べてみたいなあl。

 

常陸太田では、「慈久庵」というお店がとても人気があるのだそうですが、電車で行くには常陸太田駅からバス40分という道のり。

うーん、ちょっと難しい。

そして、今回訪ねた「鯨荘 塩町館」はそのお弟子さんがされているお店とのこと。

いつか「慈久庵」も訪ねてみたいです。

 

 

ふー、おいしかった!

ごちそうさまでした。

 

上の木の部分、看板なんです。

よく見ると、いろいろな薬などの看板のようで、「ネコイラズ」なんて書いてありました。

殺鼠剤かな?

 

 

「立川醤油店」

 

さっきも見かけたお醤油屋さん。

お店の中に入ってみました。

 

とても明るい感じの女将さんがいらして、説明や味見をさせてくれました。

これから駅まで歩いて帰ることを伝えると、「駅前で今日はお祭りですよ」と教えてくれました。

そしてちょっといたずらっぽく笑って

「私たちも、これからお店を閉めて、シャワーを浴びちゃうの。それで浴衣を着て行くのよ」

ととっても楽しそう。

でもおかみさん、まだ2時前だけど大丈夫かな(笑)

楽しんできてください!

 

なんと4倍濃縮のめんつゆと、青梅を漬けた梅っこしょうゆをお土産に買いました。

今から楽しみです。

 

さて、旅はまだまだ続きます。

いよいよ楽しみにしていた坂の上からの景色や、おいしいデザート、カフェにも寄ります。

次回が完結編になると思いますので、ぜひまたご覧になってくださいね。

 

最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

 

 

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鯨ヶ丘商店会 ⇒ https://www.kujiragaoka.com/shop/

鯨荘塩町舘 ⇒ http://www.jikyuan.co.jp/shiomachi_access.html

合名会社立川醤油店 ⇒ http://ibaraki-syoyu.com/?page_id=149

 

 

 

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