青春18きっぷの旅で長野県塩尻市を訪ねています。
前回は、ひとつめの目的地「井筒ワイン」までぶどう畑などを見ながら歩いたところでした。
そして今回は、いよいよ井筒ワインで試飲を楽しみます。
扉を開けるとこんな感じ。
奥で試飲ができますよ。
前情報の通り、ここは試飲用のワインが冷蔵庫に入っていて、自分で勝手に出して飲むタイプ。
これは、白とロゼの冷蔵庫。
試飲はもちろん無料です。
飲んでみて、気に入ったワインがあったら、近くの棚から出して離れたレジに持っていきます。
気兼ねなく飲めるのは良いところですが、説明を聞いてから買いたいという方にはちょっと面倒かも。
毎度おなじみの、コーヒーミルクくらいの小さいカップで、ちびちびといただきます。
もちろん赤ワインもあります。
その頃私は。
うわ、これうまっ。
赤ワイン…じゃなくて、コンコードストレートジュース果汁100%。
ジュースはジュースなんですけど、すごく濃くて、なんならちょっと渋みやえぐみがあって、これを飲んだら、そんじょそこらのグレープ100%なんて飲んでられないわって感じのジュース。
野性的と言ったら、言い過ぎかもしれませんが。
お酒の苦手な方やドライバーの方向けにちゃんとジュースも用意してあります。
果汁50%はさらりと飲みやすいけど、やっぱり100%よねー。
ういー。てやんでー…あ、ジュースしか飲んでなかったよ。
あちらでは、まだ試飲会を開催中(笑)
そんなに飲んだら、前の忘れちゃうでしょ(笑)
自分の舌をたよりに、お気に入りの一本を決めて購入。
お店の方はレジにいらっしゃいますので、質問や相談があったら訪ねることが出来ます。
ふー。
休憩ができましたね。
そして実はここからすぐのところにもう一軒のワイナリーがあるんです。
そちらにも行ってみましょう。
井筒ワインを出たら、ほらはす向かいに樽を積んだ看板が見えますよね。
あそこが次に目指す「五一わいん」です。近いね。
この奥に、小さな売店があります。
五一わいんでの試飲は、ここに並んでいるものをお願いして出してもらいます。
スタッフの方と対面式なので、「辛口ですっきりしたものを」などと好みを言うと、おすすめを出してくれます。
アドバイスを聞きながらゆっくり試飲ができるのはいいですが、自分のペースで試飲したい人には向かないかも。
その間に、私はこちらを頂きます。
はい、「ぶどうじゅうす」ありますよー。
塩尻特産のナイヤガラとコンコード100%のジュース。
もちろん砂糖などは一切入っていません。
んー、こっちのジュースもおいしいな。
でも、個人的には、井筒ワインの野性味あふれるぶどうジュースが好きです。
そして、またまた自分の舌にあったものをお買い上げ。
ところで、この五一わいんにこの季節に来たら、ぜひ訪ねてほしい場所があるんです。
それが「ぶどう畑」。
五一わいんの自社農園です。
見学させてくれないところがほとんどなんですが、こちらは地図まで用意されていました。
事務所などの裏側にそのぶどう畑が広がっていました。
ああ、いいなぁ。
こういう景色好きだなぁ。
ん?なんかひと房が大きくないですか?
後で聞いたところ、エジプトのピラミッドを作っていたころからあった種類のぶどうなんですって。
壁画にも描かれているらしいんです。
ぶどう棚の前には、こんなふうにぶどうの説明が書いてありました。
おお、シャルドネ、私でも聞いたことがあるぞ。

カベルネ・ソーヴィニヨン これも聞いたことありますよ。
あ、ここにもかわいい赤い車が。
ぶどう棚の下でも走れるように、笑っちゃうくらい背が低いんです。
それがおもちゃみたいでとってもかわいいの。
色々な種類のぶどうがたくさんなっているのを見て、いい時に来たなーなんて思いながら写真を撮っていると。
奥で仕事をしていたスタッフの方が「いらっしゃいませ!」と叫んでくれました。
私も「こんにちは」って答えました。
そしたら、その人がこっちに向かって歩いてきたんです。
ニコニコとした笑顔のかわいらしい年配の女性でした。
とてもていねいにぶどうの説明をして下さいました。
説明を伺いながら改めてぶどうを見てみると…
あ、確かに一列しかなってない。
枝と枝の間隔もそろえてありますね。
このブドウ園は6人で管理されているのだそうです。
それは大変だ。
五一わいんのぶどうは、他にも契約農園があってそこでも作られているそうです。
いろいろな種類のぶどうがありますが、「これは病気になりやすくてね」とか「これは来週にはもう収穫なんですよ」とか、愛情をこめて育てていることが伝わってきました。
どんどん奥のぶどう棚のところまで連れて行ってくださって、こうやって下から見ると綺麗ですよとかがんで教えてくれました。
ほんとだー!
綺麗に並んでいるんですねぇ。
そして、白い紙の傘をかぶっていますが、これは雨に弱いので濡れないようにかぶせてあるのだそうです。
これをひとつひとつかぶせるのが大変ですねと言ったら、「ちょうど研修にきていた学生さんたちに手伝ってもらったからね」とおちゃめな笑顔で笑っていました。
「まだちょっと早いけどもう食べられるわよ」と、その場で数粒ずつ食べさせてくれました。
わー!!ワイン用のブドウを食べるのは初めて!
最初に頂いたのは、確かにちょっとまだ渋めでしたが、その後も何種類か食べさせてくれまして、それは全部めちゃくちゃ甘かったです。
「ワインのぶどうはそのまま食べてもおいしくないって思われているけど、おいしいでしょ?」
本当に!
私も実は、ワイン用のぶどうは甘くないと思っていました。
でもね、確かに粒は小さいけど、めちゃくちゃ甘いんです。
貴腐ワインについても教えてくれました。
見た目はブドウがしおしおになって、かびてしまったように見えるアレですよね。
貴腐菌というのは土壌に住んでいて、それがブドウを貴腐化させるのだそうです。
私、恥ずかしながら、貴腐ワインのぶどうは「貴腐菌」を人工的に塗っているんだとばかり思っていました…恥。
自然のものということで、貴腐ぶどうを作るのは大変難しいのだということも教えて頂きました。
鳥に食べられないように鳥よけをしたり、収穫量が上がるように植え方を工夫したり、本当に大変なお仕事だなと思いましたよ。
このあたりはぶどうの香りがするでしょ?と言われてくんくん嗅いでみたけど、ぶどうからは別に香らないのね。
でも不思議と、風がさーっと吹くとどこからともなく甘ーいぶどうの香りがしてくるんです。
信州の風にぶどうの香りがついているのかな。
とてもていねいに案内をして下さってありがとうございました。
本当に、旅の楽しさが倍増しました。
買って帰ったワインも大切にいただきます!
名残惜しいけど、そろそろ五一わいんを後にしまして、また塩尻駅へ戻ります。
ここまで読んで頂いて、疑問に思った方もいらしたかもしれません。
最初にも書きましたが、私はワインはちょっと苦手。
じゃあ、何で塩尻に?とお思いでしょう?
ふふふ、実は私自身の目的は別の所にありました。
それは、塩尻のご当地グルメと言われる料理を食べる事。
わー、今から楽しみ!
それは次回…え?なんという料理かって?
んー、ヒントは、私の大好物の進化形ってところでしょうか。
それは次回の完結編で!
またぜひご覧になって下さいね。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
ランキングに参加しています。
下の「東京情報」のボタンを押して頂けると、明日からまたがんばれます!
井筒ワイン ⇒ http://www.izutsuwine.co.jp/
五一わいん ⇒ http://www.goichiwine.co.jp/
番外編ブログ「みみみのおやつ」で弱音を吐いています…
もしよかったらご覧になってください。
「みみみのおやつ」 ⇒ http://ameblo.jp/nanatsunoumidenanami













































